- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480804778
感想・レビュー・書評
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短編集。どの人も肯定してくれる。大丈夫、間違ってない、そのままでいいって。
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ほっこりした短編が8つ.あまり波風が立つ話はないが、どれもほっとした読後感を得られる.「孫係」で本音を語り合うおじいちゃんとすみれのやり取りが面白かった.表に出す態度と実際の思いを上手に絡め合って生活していく術を会得したすみれの晴れやかさが嬉しかった.アラスカが舞台の「オーロラ」も、現地の人々との何気ない会話の中に、楽しさをつかみ取って行動するケイとトーラが羨ましく感じた.
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当たり前だけど、100人人がいたら、100通りの人生があって、生き方がある。
環境によって、性格によって、自分の考え方が形作られて、でもこれでいいのかなて悩んで、自分てなんだろうなと思うことは、誰しもが経験することだから、なんか共感してしまうのだ。
いろんな人の人生を垣間見させてもらって、なんともいえない複雑な気持ちを与えてくれて、ありがとうという気持ちになる本だった。
特に、孫係、あねごの話が好き。 -
久々の西加奈子さん。
自分に自信無くなったときにはこの人に戻ってくる。
ああ、西加奈子さんだなと思ってまた現実世界に帰る。
この本だけでなく他の作品も是非読んでほしい。
西加奈子さん作品かなり読破した者より -
3.0さまざまな女性の生き方の肯定の物語。生きていくのは、男でも女でもしんどい。なにかを肯定して明日につなげるのは、誰も同じ。そんな短編集。
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むちゃくちゃ読みやすいけど、面白くはなかった。唯一、孫係は印象に残った。係やと思えば何でも楽しくやり過ごせるのはほんまにそうやし参考にしたい。
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いろんなものが辛さが積み重なって号泣してしまった日、彼がこの本を渡してくれました
初めての西加奈子作品だったけれど
自然と心があったまってまた少し泣いてしまった
立ち直れるように、
本当におまじないをかけてくれるみたいな本でした
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8つの作品からなる短編集。
「言葉」が「一人の存在」が日常でもがいている人の救いとなることがある。
どの作品も温かくて、西加奈子氏の優しさが滲みでています。