くらべる東西

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487810338

感想・レビュー・書評

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  • 関東と関西の文化の違いを撮り下ろし写真で紹介。知らなかったこと、気付かなかったことも多くて面白い。高校の寮の風呂は「西の銭湯」タイプだったなとか、東京で食べた讃岐うどんに「東のねぎ」が入っててビックリしたなとか、あれこれ思い出す。カギ尻尾のネコは東に多いのか。「カギ尻尾猫=長崎」だから西に多いイメージ持ってたけど、そういえばこちらではあまり見かけない。あと、「東のぜんざい」にビックリ。

  • 表紙のように写真で一目瞭然となっていて分かりやすく、桜餅やおでんみたいな有名な物から、骨抜きみたいなあまり知らなかったものもあって面白い。
    個人的には「金封」(香典袋やのし袋)の違いは知らなかった。

  • ことばの違いを写真を交え数多く紹介してきたお二方。今回は東西をテーマに、同じものでも地域差があることをご紹介。テレビ番組「秘密のケンミンSHOW」のおかげで色々知っているつもりでしたが、こんなものがあったのかと驚きの連続。期待を裏切らない良作で大変勉強になりました。印象的なものは最後に長々と書こうと思います。ちなみに、先日オフ会でこちらを持っていくと大変盛り上がりました。図書館でタイミング良く順番が回ってきたからと軽い気持ちで持って行ったので、嬉しい反応を貰って気持ち良かったです!購入しようかな。
    印象的なのは「バスの乗車口」「桜餅」「食パンの厚さ」「西の線香花火の遊び方」「ぜんざい」「銭湯」「タクシー」「ちらし寿司」「ひなあられ」「節分の豆」「ひな人形」でしょうか。これでも頑張って厳選したつもりです(笑)バスの乗車なんて、どこも一緒だと思っていました。確かに下車する時は運転手へお礼言うよねえ。桜餅とぜんざいは本当に驚きました。関東風のものが出てきたら注文ミスだと勘違いするよ。ちなみに桜餅の葉は一緒に食べる派です。線香花火は松屋町筋商店街で見たことがあるので知っています。花火を買うならぜひ一度行ってほしいです、1時間なんてあっという間に過ぎるぐらい花火選び楽しいですよ!くわしくは公式サイト(http://www.matuyamati.com/)をご覧ください。ただ遊び方は東の線香花火と同じようにしていたので次に遊ぶ時は気を付けよう。西の銭湯は見たことない、大阪では登録有形文化財に指定されている「源ケ橋温泉」で確認できるそうなので行ってみたいな。タクシーにも地域性があるなんて。冠婚葬祭が関係するかもという推測に感心した。東のちらし寿司は豪華な感じだけれど、海老の食べやすさを考えたらやっぱり西の方が良いなあ。全国的に主流とされる東のひなあられがいわゆるポン菓子と知り衝撃。うーん違和感しかない。また、東北や北海道で節分では落花生なのは面白い。質問への返しも同様です(笑)ひなあられ同様ひな人形にも違いがあるのね。そういえばテレビでゴスロリひな人形があってドン引きしたの思い出したわ。

  • 興味深い。
    そうそう!というものから、へぇ~!というものまで。
    昔の西と東の距離は相当なものだったに違いないと感じられた。
    現代は、だんだんとその差がなくなってしまっているように感じられ
    いいような、残念なような。

  • いなり寿司から、桜餅、そして、銭湯から線香花火まで。
    地域によって異なる風習、食べ物、文化など、形として表れているものを、まず最初の2ページ見開きで写真を並べ、次の2ページで違いと出典について解説するという4ページをセットにして比べて並べた34点。

    京都生まれ、東京の大学進んだおかべしの見てきた世界と、神奈川生まれ、京都の大学に進んだ私が見てきたものは、裏返しだけどきっと同じようなもの。
    それだけに、この比較はとても面白かった。

    でも、おでんの項だけは納得がいかない。
    関東おでんにちくあぶを出してきたのは納得できるが、もうひとつ、関東と関西のおでんの最大の違いは「すじ」だと思うんだけど。

  • あなたは東と西の違いについてわかりますか?
    写真とわかりやすい解説でとってもわかりやすい一冊です。

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 最近は東西の差がなくなりつつあるという。そういう意味で重要な資料本である。

  • おかべさんは西から東へ移った人。私は東から西へ移った人。西と東の文化の違いは、両方に住んでみると本当に顕著に分かります。
    この写真集も「そうそう!」と頷けるものばかり。
    同じ国で新幹線で1時間半。こんなに近いのにどうして違うのか!?それは其々に伝統を守る気持ちがあるからです。
    現代ではこの違いが薄れ、日本どこでも同じ物の囲まれて暮らすようになってきているとか。それはとても残念なことです。
    旅行に行ったらまずスーパーの品揃えを見るのが楽しみな私。いつかどこのスーパーも同じ物を置くようになるんだろうか…。

  • 関東と関西で違うもの、どれだけ思いつきますか?いくつか挙げてから本書を読むと「こんなにあるか!そういえばそうだなぁ」と新鮮な驚きを得ることが出来るでしょう。

  • とにかく、写真をめくるだけで楽しい。絶品。
    七味は、双方を買い揃えてみたい。

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著者プロフィール

1972 年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社勤務後、作家・ライターとして活動。
著書に『目でみることば』『似ていることば』『似ている英語』『目でみる漢字』(東京書籍)、『基礎教養 日本史の英雄』(扶桑社)、『風雲児たちガイドブック解体新書』(リイド社)などがある。個人ブログ「おかべたかしの編集記」。

「2018年 『くらべる世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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