川に死体のある風景 (創元クライム・クラブ)

  • 東京創元社
3.10
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本棚登録 : 210
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488012151

感想・レビュー・書評

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  • 歌野晶午「玉川上死」、黒田研二「水底の連鎖」、大倉崇裕「捜索者」、佳多山大地「この世でいちばん珍しい水死人」、綾辻行人「悪霊憑き」、有栖川有栖「桜川のオフィーリア」

  • 「玉川上死」歌野晶午
    「水底の連鎖」黒田研二
    「捜索者」大倉崇裕
    「この世でいちばん珍しい水死人」佳多山大地
    「悪霊憑き」綾辻行人
    「桜川のオフィーリア」有栖川有栖

    読みやすかったのは「玉川上死」。
    話として一番素直だったのは「この世でいちばん珍しい水死人」だった。

  • 歌野さんの作品が、一番好きでした。
    やっぱりね、と自分で思いました。

  • 歌野晶午、黒田研二、大倉崇裕、佳多山大地
    綾辻行人、有栖川有栖の6人による「川にある死体」
    をテーマにしたアンソロジー。

    テーマ自体の捉え方が各作家さんによって異なる様を
    楽しみと各ストーリーをそれぞれ楽しむという2度
    美味しいのが編集本のよいところですね。
    今作は割とざっくりとしたテーマが良い方向に作用し
    それぞれが短編として非常に面白かったス。
    個人的にはもの凄く久しぶりに読んだ綾辻作品が
    逆に新鮮でした。これを機にまた読み始めようかなー。

    全くの主観による今作のベストは意外にも...歌野晶午でした。

  • 2006年読了。

  • 川と死体がテーマの6人の作家によるアンソロジー
    こういうテーマものも、それぞれの作家さんの味があって
    結構楽しめます

  • 江神さんが出てるから安易に★4つけてる訳じゃないのです。川をテーマにした競作短編集。日本の川から海外の川まで、設定がかなりバラバラで面白いです。お勧め。(桐切)

  • アンソロジー短編集。個人的によかったなぁと思うのは綾辻行人さんと有栖川有栖さん。
    2007/12/20

  • 「玉川上死」 歌野晶午著
    やっぱり面白いです、歌野作品。あんな“ゲーム”を思い付く、その発想が好き。そして珍しくあとがきがあります!普段、あとがきを書かれない歌野氏だけに、ファンとしてはこれだけで満足かも(笑)?

    「水底の連鎖」 黒田研二著
    事件の謎、不可解さが良いですね。真相には若干、首を傾げる箇所もありましたが、その辺りはまぁ、とりあえず納得しておきます。

    「捜索者」 大倉祟裕著
    これは…「川」というより「山」のイメージです。あとがきで著者ご自身も仰っていましたが。二時間ドラマにしても面白そうな作品でした。

    「この世でいちばん珍しい水死人」 佳多山大地著
    うーん、舞台が南米コロンビアというところがちょっと…この本の中では微妙かな。でもこの事件はまず日本では無理ですもんね。

    「悪霊憑き」 綾辻行人著
    おお!冒頭のこれは京極堂(中禅寺さん)の、かの有名な台詞ですね!?(京極堂シリーズは未読ですが、これだけは知ってる!)怪談系かと思いきや、現実的なラストでしたが面白かったです。ゾクッとする怖さもありましたし。あぁ、何だか無性に京極堂シリーズを読んでみたくなって来ました(笑)

    「桜川のオフィーリア」 有栖川有栖著
    キレイな物語でした。「川と死体」というテーマでこんなにも美しい物語を書けるなんて、さすが大御所。この作品は江神二郎シリーズの番外編的なものになっています。シリーズファンの方には嬉しい作品かも。

  • 作家ごとの個性が面白い。個人的には歌野晶午が一番気に入りました。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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