- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488012151
感想・レビュー・書評
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歌野晶午「玉川上死」、黒田研二「水底の連鎖」、大倉崇裕「捜索者」、佳多山大地「この世でいちばん珍しい水死人」、綾辻行人「悪霊憑き」、有栖川有栖「桜川のオフィーリア」
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「玉川上死」歌野晶午
「水底の連鎖」黒田研二
「捜索者」大倉崇裕
「この世でいちばん珍しい水死人」佳多山大地
「悪霊憑き」綾辻行人
「桜川のオフィーリア」有栖川有栖
読みやすかったのは「玉川上死」。
話として一番素直だったのは「この世でいちばん珍しい水死人」だった。 -
歌野さんの作品が、一番好きでした。
やっぱりね、と自分で思いました。 -
歌野晶午、黒田研二、大倉崇裕、佳多山大地
綾辻行人、有栖川有栖の6人による「川にある死体」
をテーマにしたアンソロジー。
テーマ自体の捉え方が各作家さんによって異なる様を
楽しみと各ストーリーをそれぞれ楽しむという2度
美味しいのが編集本のよいところですね。
今作は割とざっくりとしたテーマが良い方向に作用し
それぞれが短編として非常に面白かったス。
個人的にはもの凄く久しぶりに読んだ綾辻作品が
逆に新鮮でした。これを機にまた読み始めようかなー。
全くの主観による今作のベストは意外にも...歌野晶午でした。 -
2006年読了。
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川と死体がテーマの6人の作家によるアンソロジー
こういうテーマものも、それぞれの作家さんの味があって
結構楽しめます -
江神さんが出てるから安易に★4つけてる訳じゃないのです。川をテーマにした競作短編集。日本の川から海外の川まで、設定がかなりバラバラで面白いです。お勧め。(桐切)
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アンソロジー短編集。個人的によかったなぁと思うのは綾辻行人さんと有栖川有栖さん。
2007/12/20 -
「玉川上死」 歌野晶午著
やっぱり面白いです、歌野作品。あんな“ゲーム”を思い付く、その発想が好き。そして珍しくあとがきがあります!普段、あとがきを書かれない歌野氏だけに、ファンとしてはこれだけで満足かも(笑)?
「水底の連鎖」 黒田研二著
事件の謎、不可解さが良いですね。真相には若干、首を傾げる箇所もありましたが、その辺りはまぁ、とりあえず納得しておきます。
「捜索者」 大倉祟裕著
これは…「川」というより「山」のイメージです。あとがきで著者ご自身も仰っていましたが。二時間ドラマにしても面白そうな作品でした。
「この世でいちばん珍しい水死人」 佳多山大地著
うーん、舞台が南米コロンビアというところがちょっと…この本の中では微妙かな。でもこの事件はまず日本では無理ですもんね。
「悪霊憑き」 綾辻行人著
おお!冒頭のこれは京極堂(中禅寺さん)の、かの有名な台詞ですね!?(京極堂シリーズは未読ですが、これだけは知ってる!)怪談系かと思いきや、現実的なラストでしたが面白かったです。ゾクッとする怖さもありましたし。あぁ、何だか無性に京極堂シリーズを読んでみたくなって来ました(笑)
「桜川のオフィーリア」 有栖川有栖著
キレイな物語でした。「川と死体」というテーマでこんなにも美しい物語を書けるなんて、さすが大御所。この作品は江神二郎シリーズの番外編的なものになっています。シリーズファンの方には嬉しい作品かも。 -
作家ごとの個性が面白い。個人的には歌野晶午が一番気に入りました。