- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488018122
感想・レビュー・書評
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プロットそのものはハチャメチャで奇想天外であるにも関わらず、登場人物自体が常識的な範囲なので、実際にあってもそうなるのではないかと言う感じで現実感がある。特殊能力を持つ特定のヒーローが登場するわけでもないのに、ストーリーが展開していく面白さが印象的。さりげなく散りばめられた人間としての存在意義と自然との関わり合いとの間の矛盾点に考えさせられる。シリーズ物のようなので、次にも期待。
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怪獣災害から人々を守る気象庁のはなし。続きも楽しみ。
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軽めの文体だったのであまり期待せずに読み始めましたが、最終話が終わる頃には「怪獣大国」という設定にも馴染み、続編のチェックまでしてしまうほどに。
エンタメ性とSF的な理屈付けのバランスが良いです。読後、NOVA1で月面ミステリを書いていた著者だと知り、妙に納得しました。
“人間原理”という言葉は初めて目にしたたのですが、最新のSFを読むなら物理学も勉強しなければいけないなあと思いました。 -
自然発生する怪獣に立ち向かうのは気象庁所属の気特対。宇宙物理学者が理論的な肉付けをする。二体目の怪獣が...。こんなのもありか。シリーズ化されてるようなので後の話もたのしみ。
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この本は面白い。面白いが、人に勧める時にちょっと困ってしまう。「怪獣」という単語を使うだけで、「いい年してそんな本を…」と思われてしまいそうな気がするからだ。そうじゃない、そういう本じゃないんだ! でも上手く説明できそうにもなくて口をつぐんでしまう。でも面白いんだよーう。騙されたと思って読んでみていただきたい本。
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最終章に登場する「クトウリュウ」が古典怪奇小説ラヴクラフトの「クトゥルフ」に見えて、気になって仕方なかった。
巻末の参考資料で発見して、、、納得。 -
いわゆる怪獣モノ。基本的には円谷作品のノリ。
ニヤニヤしながら読める。 -
怪獣小説♪
まさか怪獣災害を予測、阻止する部署があるとは!
わくわくして読みました
(特車二課がちらついて懐かしかったり)
これからの展開が楽しみです