無花果の実のなるころに

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 477
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488024710

感想・レビュー・書評

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  • 神楽坂に住む元芸者の祖母と中2の望が、身近で起きる事件を解き明かすライトミステリー。
    神楽坂の空気感や凛とした祖母のキャラが良い。
    中高生向けかな。

    【図書館・初読・1/19読了】

  • 少年少女小説ミステリ。
    途中までは評価普通でしたが、最後の話面白かった。

    中高一貫の学校って、中三の時期本当に楽ですよねえ。
    と、どうでもいいことに思いを馳せる。

    というか。
    もっとレシピを、詳しいレシピを…!

  • 神楽坂を舞台にしたほのぼのとした作品。たまたま神楽坂が舞台の作品を続けて読んだが、こちらのほうが土地の雰囲気や住民たちがよかった。祖母と孫の関係が信頼しあっていながら、甘ったるくない。ぴしっと背筋が伸びたおばあさんは憧れる。

  • 何気なく読んでみたけれど、面白かったです。

    青春ミステリーか日常の謎系に分類されるかな?

    帯に「粋で人情味あふれる下町ミステリー」

    とあったのですが、

    その通りだと思います。

    粋なお蔦さんと近所のおば様方が素敵です。

    そして望ちゃんの料理の美味しそうなこと・・・。

    望ちゃんは絶対いい男になると思います。

  • 西條さん初現代物?神楽坂に住む、元・芸者で女優もしていたしゃっきりなお蔦さんと、両親の転勤に同行せずにお蔦さんと暮らすことに決めた、中学二年生の望くん。
    日常ミステリー系?望くんの料理美味しそう…v続編出たらいいな!

  • 神楽坂の祖母と暮らすことになった中学2年生の望。

    祖母は、元は芸者、そしれ、女優として映画に出たこともある。料理は全く出来ず、けっこう面倒くさがりや、気も強くて、世話好きには見えないのに「お蔦さん」と慕われ、人が集まってくる。そんな祖母との二人暮らし。日々起こる数々の問題を、「お蔦さん」の知恵と機転に助けられ、解決していく中学生 望くんの物語。



    ハートフルな短編集です。

    「罪かぶりの夜」

    「シナガワ戦争」他

  • 西條さんの作品はデビュー作から好きで全部読んでいる。
    この本は主人公が中学二年生。そして料理上手なのがツボw
    包丁を握ることすらしなくて、唯一作れるのが梅干し(好みの梅干しを買おうと思ったら強烈に高いため、必要に迫られて作れるようになったとのこと)だが、グルメな祖母と二人暮らしというのも味わい深くていいカンジのシチュエーション。

    ミステリというにはわりにわかりやすい謎ときだったりするのでミステリ風小説、ということでいいのかな。
    大人ではないけれど、自分なりにいろいろ考えて行動することができる
    そんな主人公の年齢やキャラクター設定、祖母とのコンビや下町の近所付き合いの賑やかさなど、もろもろ含めて楽しめる作品。

    続編出ても面白く読めそうです^^

  • 元芸者のおばあちゃんのおつたさん、カッコいい。
    こんなおばあちゃんになりたいもんだ。

  • 元芸者で凛としたいなせなお祖母ちゃんと、料理上手で心優しい男子中学生の青春ミステリ。やっぱこの作家さんの文章は読みやすくていいですね^^でもやはり時代物の方がしっくりくるというか…ちょっと浮世離れした感じがしたのは何だろう?望くんの通う学校が、私学の中高一貫校という設定ゆえか?(笑)彼の料理はホントに一度食べてみたいですv特にタルトーっ!(><)b

  • 西條さんの現代物。サックリと読めます。
    料理はできないけれど粋でシャンとした祖母(神楽坂という舞台にぴったり)と、料理上手の孫、望。
    二人の周囲で起こる問題を一つ一つ解決していきながら、望も成長していく。
    料理上手な孫っていいなぁ。(内容よりそちらに気をとられている私って・・・)

    • じゅんさん
      今日は!(*^_^*)
      じゅんです。
      こちらでもご一緒できそうで嬉しいです。
      どうぞこれからもよろしくお願いします!
      今日は!(*^_^*)
      じゅんです。
      こちらでもご一緒できそうで嬉しいです。
      どうぞこれからもよろしくお願いします!
      2011/07/18
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著者プロフィール

1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。12年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞、15年『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞、21年『心淋し川』で第164回直木賞を受賞。著書に『九十九藤』『ごんたくれ』『猫の傀儡』『銀杏手ならい』『無暁の鈴』『曲亭の家』『秋葉原先留交番ゆうれい付き』『隠居すごろく』など多数。

「2023年 『隠居おてだま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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