死と砂時計 (創元クライム・クラブ)

著者 :
  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488025434

感想・レビュー・書評

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  • 死刑。推理。各国の死刑囚が集められた終末監獄。そこで起こる事件を解決する死刑囚のシュルツ老。その片腕となる若きアラン。いろいろ難しいけど、最終的には都合よくすーっと流れていっちゃう。

  • 監獄の中のミステリー。

  • 刑務所内でこんなに自由に動けるかな

  • 最後の最後でそうくるか!

  • 途中までは、かなり面白かったです。

  • 【収録作品】魔王シャヴォ・ドルマヤンの密室/英雄チェン・ウェイツの失踪/監察官ジェマイヤ・カーレッドの韜晦/墓守ラクバ・ギャルボの誉れ/女囚マリア・スコフィールドの懐胎/確定囚アラン・イシダの真実
     老シュルツの狂気に戦慄する。

  • 癖の強い話が多い鳥飼作品だが、この作品は比較的読みやすかった。

    舞台設定が興味を惹かれるし、1つ1つの話もあまり長くなくて分かりやすかったので良かった。最後のアラン・イシダの話がもう少し短くまとまっていたら最高の出来だったと思う。

    1番好きな話は『墓守ラクパ・ギャルポの誉れ』

  • 死刑囚のみを収監する終末監獄内で起こる事件を牢名主の老人と語り部の青年が解決していく連作ミステリ。外の世界と隔絶された獄中でしかあり得ない異質な論理と状況が、事件の内容とその解決をより面白くしています。前半4篇と後半戦ではやや趣が異なるも、海外ドラマさながらなSF展開を盛り込んでのフィニッシング・ストロークには、やはり本格ミステリであることを再実感させられました。

  • 世界各国の死刑囚が集められた終末監獄で起こる不可解な事件を、主人公死刑囚と最年長死刑囚が解決していく連作短編集。

    それぞれに設定された謎が魅力的ですし、手掛かりや伏線の張り方も丁寧です。ホワイダニットものとしてはなかなか良作だと思います。
    ただ、最終話とエピローグが違うテイストなので、連作短編集としては纏まりに欠ける印象です。
    ベストは【墓守ラクパ・ギャルポの誉れ】。特異な動機が際立っています。

  • 2015/01/19読了

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著者プロフィール

1960年福岡県生まれ。九州大学理学部卒業。2001年『中空』で第21回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しデビュー。主な著作に「観察者」シリーズ、「綾鹿市」シリーズなど。碇卯人名義でテレビドラマ「相棒」シリーズのノベライズも執筆。2016年『死と砂時計』で第16回本格ミステリ大賞【小説部門】を受賞。

「2021年 『指切りパズル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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