いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 367
感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488027278

感想・レビュー・書評

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  • お蔦さんシリーズ第2弾。
    上手いですね。お蔦さんも相変わらず粋なおばあちゃんだし。ノゾミ君も相変わらず料理上手。
    料理やお茶・お酒を給仕するシーンがある小説はたくさんあるけど、それが美味しく見えるものもあれば、あざとく見えるものもありますね。
    これはどちらかといえば美味しく見える方かな。

    カバーイラスト / こころ 美保子
    カバーデザイン / 大野 リサ
    初出 / 『ミステリーズ!』Vol.42(2010年8月)・44(2010年12月)・46(2011年4月)・48(2011年8月)・50(2011年12月)・52(2012年4月)・54(2012年8月)・56(2012年12月)

  • 前の本は短編だったのだけれど今回は一冊丸々のお話
    変わらず主人公の作るごはんはおいしそうだし、お蔦さんはピシッとかっこいい
    人が産み出すものは全て人の世の理の中で巡る
    次回作出ないかな~

  • お蔦さんの物語がまた読めるなんて嬉しいけど、これ読むと望君のご飯が食べたくなるよね。

  •  日常が変異するという物語は数多くあれど、その、日常=いつもが何で出来ているのかを示されることは少ないな、と思う。
     失われた日常は良い物だとなると、懐古でしかない。ただ、再びそこに立って生きようとするならば、日常の土台に目を向けなくてはならない。
     読んでいて胸が痛くなると言うか、切なくなる物語なのだが、人間の強さを示される気がする。

  • 男性が料理すべき、という家風はいい。

  • なんとも非日常の出だしに比べてなんとも軽すぎる描写がなんともアンバランスで。意図したわけじゃないけど中に出でてくるレシピがリアルで参考になったw

  • お蔦さんの神楽日記第二弾。人物描写は私好みなのだけど、ミステリー仕立てなので、その肝心の筋立てが今いちだったのでマイナス点。第一弾のように、短編仕立てで、小気味よく終わる方が、登場人物たちには合ってるように思うなぁ。

  • シリーズ第2弾、今回はかなりシビアな話というか、個人的な好みの問題だがこわかった。

  • 子供が主人公のわりに重い話だった
    全員が有斗大絶賛なのもちょっと違和感

  • いなせなおばあちゃんと、優しい孫の男子中学生のミステリ。
    料理上手で優しいって、もてるンだろうなぁ。

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著者プロフィール

1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。12年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞、15年『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞、21年『心淋し川』で第164回直木賞を受賞。著書に『九十九藤』『ごんたくれ』『猫の傀儡』『銀杏手ならい』『無暁の鈴』『曲亭の家』『秋葉原先留交番ゆうれい付き』『隠居すごろく』など多数。

「2023年 『隠居おてだま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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