ナイフをひねれば (創元推理文庫)

著者 : アンソニー・ホロヴィッツ 山田蘭

• 東京創元社 (2023年9月11日発売)

感想・レビュー・書評

[ひさんの感想 · 2023年9月26日]

いつもの名（迷）コンビの推理だけでなく、タイムリミットというオマケまでついていて、ハラハラドキドキ。

[MISERYさんの感想 · 2023年9月24日]

〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ第四弾。ホロヴィッツが戯曲を描いた舞台を酷評した批評家が殺害される。証拠はホロヴィッツが犯人を示している。警察に追われつつホーソーンと共に真相を探り始めるのだけど、数々の伏線とユーモアとで本当に面白い。前三作とはまた違う空気感が感じられるのもいい。

[ジェンディーさんの感想 · 2023年9月23日]

個人的にはシリーズ最高傑作！
前作にノレなかっただけに、今作が面白くて嬉しい

相変わらず伏線の隠し方が超巧妙！！
数々の疑問の答えが順に明かされる終盤は
悔しくもあり爽快でもあり…笑

主役二人の関係性にも徐々に変化が見られる中で、
ホーソーンがホロヴィッツを助けるという今作の
展開にはついつい引き込まれたし、いつもダメダメなワトソン役のホロヴィッツが、シリーズ通して
挑む最大の謎が、ホーソーンその人だというのも、このシリーズに引きこまれる理由だよなぁと改めて思うなど。

[シラクーザさんの感想 · 2023年9月21日]

今回も楽しめました。
アンソニーを助けるついでに軽口言うホーソーンが面白い。

[りとさんの感想 · 2023年9月18日]

自分は政治とは距離を置きたいとしつつも、犯罪を犯した少年達の更生について疑問を呈したり、今回の犯人である青年が仮釈放中であったり、特権階級の友の為に被った被害であったり、今の社会について問題を提起していると思う。そういった点でも今回はこれまででも特に好きな回だった。
事件としてはホーソーンが言うようにいつも以上に問題がややこしく絡まっていたというか蛇足が多かった気もするが、実際物語の中の全てが事件の本筋に必ず関わってくるなんて事はないのだろうし、情報が多すぎた所もそういう意味では良かったのかと思う。
解説から全10巻程度のシリーズであること、次回作のタイトル等や描く事柄も知れてまだまだ先の楽しみが多くて嬉しい。

[なぎさんの感想 · 2023年9月18日]

　ホロヴィッツが脚本を手がけた『マインドゲーム』のロンドン公演初日。関係者が劇評を気にする中、舞台を酷評した劇評家が何者かに殺された。現場に残された凶器からホロヴィッツが犯人と疑われて……

　契約切れを機に、それぞれの道をとホーソーンの申し出を跳ね除けたホロヴィッツだったが、殺人犯の疑いをかけられ、頼る相手は彼しかなくて……。絶体絶命のピンチをどう切り抜けるのか、ホーソーンを信じていいのか、最後まで目が離せない展開です。回が進むにつれ、深まるホーソーンの謎。まだまだ続くということで、次回をのんびり待つとします。

[まーうーさんの感想 · 2023年9月16日]

まー無難な仕上がり。

[ショーンさんの感想 · 2024年5月18日]

シリーズ4作目。
これまでも踏んだり蹴ったりな散々な目に会ってきたホロヴィッツが今回は殺人容疑で逮捕されてしまうということで、裏表紙の触りのあらすじだけでもう面白い(笑)。シリーズ最高を軽く更新。
相変わらず虚構と現実の狭間があいまいで、海外ドラマや映画が好きだと尚楽しめる。
流石に逮捕までいくとこれ以上はなさそうなので次回作からはホーソーンの掘り下げが本格的に始まることを期待。次回作も楽しみ。


（備忘録）
ローランド・ホーソーン　　兄
モートンという人の元で働いている
養子

[名無しさんの感想 · 2024年5月17日]

なんか冗長だけれど、面白かった
物語も半分すぎてから本筋の話が見えてくる
トリック？は酷くねじれていて
なぜ作者(ホロウィッツ)が罪を擦り付けられたか？
も明らかになるけれど
タバコの箱の使い方などは、やはり？？？
シリーズ4作目

[ゆうかさんの感想 · 2024年4月23日]

サクッと読めた。
面白かったが、設定や推理パートは陳腐でこれまでの作品のようなワクワクする面白さはなく、その裁きは死と似たような読後感。
チリアンのように一度過ちを犯した人間が社会復帰するには相当な努力と運が必要なのだと思う。どの国でもこれは重要な課題だなぁ、としみじみ思う。
どうでも良いけど、これも社会派ミステリーと呼ぶのだろうか…

著者プロフィール

Anthony Horowitz
イギリスの作家。1979年、冒険小説『Enter Frederick K. Bower』でデビューし、YA（ヤングアダルト）作品「女王陛下の少年スパイ！アレックス」シリーズ（集英社）がベストセラーとなる。ドラマ『刑事フォイル』の脚本、コナン・ドイル財団公認の「シャーロック・ホームズ」シリーズの新作『シャーロック・ホームズ 絹の家』（KADOKAWA）なども手掛ける。アガサ・クリスティへのオマージュ作『カササギ殺人事件』は、日本でも「このミステリーがすごい！」「本屋大賞〈翻訳小説部門〉」の１位に選ばれるなど、史上初の７冠に輝く。続く『メインテーマは殺人』『その裁きは死』『ヨルガオ殺人事件』（以上、東京創元社）も主要ミステリランキングで首位を取り、4年連続制覇を達成した。


「2022年 『ホロヴィッツ　ホラー』 で使われていた紹介文から引用しています。」