ナイフをひねれば (創元推理文庫)

  • 東京創元社
4.06
  • (93)
  • (152)
  • (67)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 1493
感想 : 113
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488265144

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今回も良すぎたよね〜!
    毎回進化進化だよね(σ•̀ᴗ•́)σ笑
    伏線すごいし〜
    そんなの分からんって〜ヾ(=д= ;)
    参りました/(;-_-)でした笑
    ホーソーンの過去が
    少しづつ分かってきて
    次回が待ちきれない!

  • ちょっと演劇に関する前振りが長くて疲れた

  • ・あらすじ
    ホーソーン&ホロヴィッツシリーズ第4弾

    ホロヴィッツ作の舞台をこき下ろした評論家が殺害された。数ある証拠はホロヴィッツ関与を示しており逮捕されるのも時間の問題…
    ホーソーンに依頼し真犯人を見つけ出す!

    ・感想
    相変わらずの2人のやり取りが面白かった!
    ホロヴィッツのコミカルな場面ではきちんと作者の意図通りに笑ったし、ホロヴィッツの信念というか昨今問題にあげられる事柄へのスタンスが書かれていて興味深かった。
    謝辞まで含めての本編なので、そこがまたメタ的にみると面白い。
    早く続き読みたいー。

  • 「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。その翌週、ロンドンで脚本を手がけた戯曲の公演が始まる。いきなり酷評する劇評を目にして意気消沈するわたし。ところがその劇評家が殺害されてしまう。凶器はあろうことかわたしの短剣。逮捕されたわたしには分かっていた。自分を救えるのは、あの男だけだと。〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズの新たな傑作登場!

    事件を追いかける側だったトニーがまさかの容疑者になってしまい拘留されるという事態に。パニックに陥るトニーは、今回も心配してるんだかしていないんだか、相変わらずのホーソーンに振り回される。いいコンビになりつつあるけれど、本当の意味では自己開示しておらず謎に包まれたままのホーソーンには少し焦れったい気持ちも。謎解き自体は最後までわくわくしながら読みました。過去の事件が関連して遡るというのはクリスティをモチーフにしていたりするのかな?

  • 安定の面白さ!
    間違いないし、多分今後も間違わないシリーズ。
    作中のホロヴィッツは若干頼りない奴に描かれているけれど、実際の作家としては実力充分の技巧派だ。

    ただ、不謹慎ながら今回の被害者には全くもって100%同情の余地を感じなかった。
    大概、冒頭から嫌なヤツって、話が進むにつれて『実は!』みたいに…異なった一面が見られるのが王道だったりするものが、コイツはただただ終始嫌な女のままだった。

    一時期、『ワンピース』など人気の漫画を考察した攻略本的なモノが結構出回っていたが、何でも商売になるんだなぁと思うと同時に、他人様が心血注いで作った作品をはたが好き勝手言う事で自分の懐を潤そうなんざ、やってることは寄生虫と変わらないんじゃないかと思った。

    本に限らず、今作のように舞台や音楽、絵画など、兎角表現を批評し、それを生業とする者達には、その内容を斟酌したり改竄する必要性は皆無だけれど、そのお陰様で飯が食えるのだと言う敬意はあって然るべきだとも思う。

    何せ批判や揶揄なんて簡単で誰にでも出来る割に俯瞰で物を見られている様な神様的錯覚に陥りがちで、けれどもその実、自分は何も生み出してはいないのだから。

    とまぁ、ここまで綴って考えたのは、
    今これを記している自分も、これでお金を頂くでもなく、あくまで読書感想文ではあるものの、あんまり辛辣に書いていると、いつかナイフをひねられかねない…のでは?

  • ホーソーン&ホロヴィッツシリーズ4作目。

  • 今回は、作家ホロヴィッツが脚本を書いた演劇を酷評した劇評家が殺される。警察が捕まえた容疑者は何とホロヴィッツ。身に覚えがないのに不利な証拠まで出てきて、やむなく彼はホーソーンに救ってくれるよう依頼する。
    演劇がどのように成り立ってるのかとか、俳優たちやプロデューサーの振る舞いとかが実に楽しい。殺人の被害者があまりにも悪人過ぎて、周囲の者全員に動機があるのも笑える。さりげなく散りばめられた伏線もきっちり回収されるしお見事といった感じ。
    相変わらずホロヴィッツにあまり好感持てなくてイラッとするけどまあそこは好みの問題なんだろう。あと、真犯人はそんなに身バレを怖がってたならそもそもその職業に就くかなあと思った。

  • よくできたお話だと思います。いつも読者をワクワクさせます。ぜひお勧めしたい作品です。

  • 非常にテンポよく話が進みます。
    これまでのホロビィツのシリーズの中でスピード感があって、1番好きかも。
    話が順序よく進んでいくので、ストーリーに乗って読み進められます。
    しかし、ホーソーンの過去について、語り手のホロビィツが気になるのはわかるけど、あんまり嗅ぎ回るのは下品だわぁとちょっとツッコミをいれたくなりました。

  • テンポの良いストーリー展開と、魅力的な登場人物たち。ホロヴィッツとホーソーンの、微妙な?絶妙な?関係は相変わらずで、今回も面白く読んだ。
    ホーソーンの秘密が少しずつ明かされていくのも、興味深い。次回作も楽しみ。

全113件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

Anthony Horowitz
イギリスの作家。1979年、冒険小説『Enter Frederick K. Bower』でデビューし、YA(ヤングアダルト)作品「女王陛下の少年スパイ!アレックス」シリーズ(集英社)がベストセラーとなる。ドラマ『刑事フォイル』の脚本、コナン・ドイル財団公認の「シャーロック・ホームズ」シリーズの新作『シャーロック・ホームズ 絹の家』(KADOKAWA)なども手掛ける。アガサ・クリスティへのオマージュ作『カササギ殺人事件』は、日本でも「このミステリーがすごい!」「本屋大賞〈翻訳小説部門〉」の1位に選ばれるなど、史上初の7冠に輝く。続く『メインテーマは殺人』『その裁きは死』『ヨルガオ殺人事件』(以上、東京創元社)も主要ミステリランキングで首位を取り、4年連続制覇を達成した。


「2022年 『ホロヴィッツ ホラー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アンソニー・ホロヴィッツの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
呉 勝浩
塩田 武士
米澤 穂信
夕木 春央
アンソニー・ホロ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×