踊るジョーカー (名探偵音野順の事件簿 ) (創元推理文庫)

著者 : 北山猛邦

• 東京創元社 (2011年6月30日発売)

感想・レビュー・書評

[likelifeさんの感想 · 2012年4月3日]

キャラで読むにもネタで読むにもどっちもちょっと物足りない。主人公名探偵の心情がもっと読みたいと思うんで、次も文庫化待ちます。

[ribさんの感想 · 2012年3月22日]

お兄さんハイパー

引きこもりのはずだけど、ひとりで材料揃えに行ってるよ…？
犯人の人生を壊すことを気にしてるのが面白かった。

[bunko17さんの感想 · 2012年3月5日]

５話連作になってます。
なかなか面白い探偵像が出来上がってますね。
音野は性格的には充分ひきこもりです。
事件現場に行く時は必ずお弁当を自作して持っていくという、
周囲の人の言動や行動にびくつく臆病っぷりにもかかわらず、
マイペースというか空気を読んでないというか。
そんな音野を毎度小突き回す岩飛警部の存在も楽しい。
白瀬はこの作品の中でワトソン役にあたり、
小説家として音野をモデルにして書いているという設定です。
でも学生時代からの友人にしても音野に入れ込みすぎな気がします。
そのあたりが音野の人格形成と共にもう少し分かると、
人物像にもっと厚みがでて心に残る気がします。
さらっと読めて楽しかったのですが、
読後少し時間を置いて書いている所為か、
トリックも含めてあまり印象に残っていないことに気が付きました。
ちょっと残念です。

次回作も出ているようですね。
文庫になったら読もうと思います。

[Ｋさんの感想 · 2012年3月4日]

ゆるい。楽しく軽く読めた。解説ページはいらない。

[みみさんの感想 · 2012年2月28日]

おもいもしないトリックが多い。
奥ゆかしい名探偵音野順が読んでるこっちがやりきれない気持ちになるくらい引っ込み思案　笑
名探偵ものとしては珍しい主人公。

[miyakawaaaさんの感想 · 2012年2月15日]

主人公二人のやりとりが目の前に浮かび上がるような、素敵な空気感を
創り上げている作品。

ミステリなのに、笑えてほっこりできて、
かなり好みの作品。

北山さんの別の本も読もう。

[りよさんの感想 · 2012年2月14日]

片山さんの画集から流れてきて読もうかと。
内容はかなり軽めな感じでした。軽すぎる?どうだろう。ファンタジィと思えばまぁ…。

坂木司さんとは違って、主人公のひきこもり原因とかは明かされない感じでたんたんと進むのかな??

[mirutanさんの感想 · 2012年2月14日]

微妙。

ニートのひきこもりがちで気弱な名探偵と、
ワトソン役の主人公（小説家）が殺人事件や時計喪失の謎を解決する短編集。

この作家は時空を超えたり、トンデモ屋敷で人を惨殺したりするのだと思っていたから、
こんな柔らかい設定で書くとは意外だった。

でもひじょーーにいまいち。

主人公はまあごく普通。
気弱な名探偵という設定はいいけど、
ひたすらおどおど押しが弱くて、ギャップがないからただ気弱な軟弱者。
鮮やかに解決する謎もなんだかよく理解できなかった現国のテストの答えみたいに、
ご都合主義。

絡んでくる刑事はキャラが作り物過ぎて、作中での役割（からかいながらも二人の力を借りる）が明確すぎてわざとらしい。

そう、すべてがわざとらしい。

更には謎解き以外にアドオンされる魅力がないから余計にいまいちさが引き立つ。
しかしながら致命的に面白くないわけでもなく、もうすべてが中途半端。

なんだかなー微妙。

[leopoldさんの感想 · 2012年2月6日]

名探偵が気弱でカッコつけられないという設定が素敵だ。

[mai1225さんの感想 · 2012年1月13日]

世界一気弱な名探偵と、名探偵より堂々としてる小説家のミステリ。
表題作のトリックに少し納得が行かなかったけど、楽しめました。
スタンドライトのくだりが好き。

著者プロフィール

2002年、『『クロック城』殺人事件』（講談社ノベルス）で第24回メフィスト賞を受賞しデビュー。代表作として、デビュー作に端を発する一連の〈城〉シリーズなどがある。

「2022年 『月灯館殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」