不思議島 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.25
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488460013

感想・レビュー・書評

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  • 静かなミステリー。
    やや盛り上がりに欠けるけど、上手くまとまってると思う。

  • 「火曜サスペンス」の感想を述べられていた方がおられたが、核心をついていると思う。
    悪くはないのだが、人に薦めるほどでもない。
    父方の実家が設定舞台に登場することを加味すると、あまり感心できない出来なのかもしれない。

  • 小さい島で生まれ育った少女は、小さい頃に誘拐され無人島で発見された。
    やがて大人になり、島にやってきた若い医師と共に、その誘拐の謎を探る。

    雰囲気としては閉鎖的な島の雰囲気とかが好みでした。
    いつも接している人も、薄皮一枚で豹変しそうな感じ。

    ただ、トリック自体はすごく地味で「そうだったのか」という感じはあまりしませんでした。
    正確にはトリックに使えそうな小道具(というか地形)が一個しかないから
    「たぶんここを使うんだろうな」と読めてしまいました。

    特にどう、と言うことは無かった一作です。

  • 上手い。入れ子の作り方とか

  • 直木賞候補にもなった、作者の代表的長編。
    直木賞候補になってはいるが、登場人物に感情移入しにくく、小説としてはやや雑な印象。
    しかし、読み進めていくにつれて、15年前の誘拐事件の真相が見えてくる中で、タイトルが存在感を持ってくるのが上手い。
    実在の島を用いてここまでの話を書けるのは作者の力量の為せる技だろう。

  • 【失踪中の多島斗志之さんの息子さんが情報提供を呼びかけ中】
    身長170cm位痩せ身、
    ぐるりとツバのあるサファリ帽・眼鏡着用の可能性高、
    黒髪、ヒゲ(あご髭は白)
    目撃情報などは息子さん(Twitterで @suzilard 宛 or ブログ<http://ameblo.jp/suzilard/>)か、
    伏見警察署 生活安全課  0756020110 へ

  • 瀬戸内海の描写がすばらしい。<br />ドラマとトリックが融合して、最後まではらはらさせる。

  • なんとなく手にとってみた一冊。
    火曜サスペンスっぽい。

  • 瀬戸内海に眠っていた過去の犯罪が甦る。結末はもっと詩情があってもよかったような…とはいえ物語作りが上手い。

  • ちょっと盛り上がりに欠ける。瀬戸内気質はよくわからないけども。

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著者プロフィール

1948年大阪生まれ。広告代理店に勤務。1982年、小説現代新人賞を受賞し作家デビュー。主な作品に、『海賊モア船長の遍歴』『クリスマス黙示録』『仏蘭西シネマ』『不思議島』『症例A』などがある。

「2021年 『多島斗志之裏ベスト1  クリスマス黙示録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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