不思議島 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488460013

感想・レビュー・書評

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  • 二之浦ゆり子は青年医師・里見に誘われ、瀬戸内海の小島巡りに同行するが、その際、ひとつの無人島を目にしたことで、過去の悪夢が甦る。彼女は十五年前誘拐され、その島に放置されたことがあるのだ。里見と交際を始めたゆり子は、彼とともに過去の謎と向き合う決意を固めるが、浮かび上がってきたのは驚愕の真実だった。『症例A』の著者が贈る、ドラマとトリックが融合した傑作。

    伊予大島の中学教師・二之浦ゆり子は、島の診療所に赴任してきた青年医師・里見了司に無人島めぐりに誘われ、十五年前の悪夢が蘇ってきた。当時十二歳のゆり子は何者かに誘拐され、夜の孤島に置き去りにされたのだ。身代金を支払った父親は無事ゆり子を救出したのだが、結局、犯人不明のまま時効となっていた。なぜかこの過去の事件に拘る里見の意図は?そして、驚くべき事件の真相とは?傑作長篇推理。

  • 本の世界全体に漂う雰囲気が何とも言えず不思議な本。 島がどんな風に見えるのか、実際にこの地へ行って、確かめてみたくなります。 メインの2人があんまり好きになれなかったのですが(苦笑)ラストシーンは良かったです。

  • この人の本はほとんど読みましたがどれをとってもクオリティ高いです、一番有名な症例Aもいいけど、実は瀬戸内海を舞台にした作品が多くて、そっちの方が傑作ぞろいだと個人的におもう。といっても絶版ばっかでしたがいよいよ復刊も近いみたいでよかった〜

  • 10日間ジェットコースターのような交際!男性不信になる……

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著者プロフィール

1948年大阪生まれ。広告代理店に勤務。1982年、小説現代新人賞を受賞し作家デビュー。主な作品に、『海賊モア船長の遍歴』『クリスマス黙示録』『仏蘭西シネマ』『不思議島』『症例A』などがある。

「2021年 『多島斗志之裏ベスト1  クリスマス黙示録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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