まもなく電車が出現します (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.65
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本棚登録 : 988
感想 : 123
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488473044

感想・レビュー・書評

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  • シリーズの途中から読んでしまったのかしら・・・。
    キャラ同士の掛け合いが可愛い小説です。

  • 題名の付け方が秀逸な短編集。有名な作品の題名をもじって付けたとのこと。軽い感じの日常の謎ミステリーと言う基本は変わらないが、前作と違って自由度が上がったことによる奔放さが功奏しているのは間違いない。突然密室に持ち込まれた鉄道模型、じゃがいもの取り分け方、無人の校舎から落とされた植木鉢、突然彼女ができる主人公など学園青春ミステリーらしい謎が目白押し。出版社お約束の英語の題名に悩んでいますというあとがきがついていたが、これが本編に劣らず印象的。外の喧騒の結末とラーメンを啜る幽霊と言う絵がどうも気になって仕方ない。

  • 久々に葉山くんに会うといい人ってこんな人なんだろうなと思ってしまう。文庫で4冊めということでシリーズものととしては初の短編集。時系列がわかりにくいがいつものメンバーが出てきて日常にあるミステリー的なものを解決して行く。シチュー皿の底は並行宇宙に繋がるか?と今日から彼氏については今まで読んだ人ならなおさら面白いと思いました。あとがきも楽しく読めてつい英題が気になって本扉の次のページをめくってみました。

  • (収録作品)まもなく電車が出現します/シチュー皿の底は並行宇宙に繋がるか?/頭上の惨劇にご注意ください/嫁と竜のどちらをとるか?/今日から彼氏

  • 日常系ミステリのシリーズ4作目。
    「今日から彼氏」のクライマックスで「本当に起きていたこと」がだんだんと明らかになるシーンにドキドキさせられた。
    ただ、そのための伏線が丁寧過ぎてあからさまではあった。
    英語のタイトル結構オシャレ。

  • 今までで一番しっくり馴染んだ。
    既刊、読みなおそうかな。

  • ガチガチのミステリの合間にデザートとして読むのに適した緩い学園ミステリ。
    ミステリ部分は多少ムリがある時もあるが、キャラクタがそれをしっかりカバーしている。
    バランスのとれた良作。

  • 葉山くんと柳瀬さんとのコンビは、相変わらずいい!
    伊神さんとも卒業してもちょくちょく会っているようで、変わらぬ高校生活を過ごしている姿に再開できたのが嬉しかった。

    次は、長編で活躍する姿に再開できるといいな。

  • 同著者の「理由あって冬に出る」の続編短編集。
    なんだか短編のほうがテンポがよくておもしろいですね。
    個人的にはちょっと甘酸っぱい五本目が好み

  • 芸術棟が封鎖され、困ったクラブや同好会が新たな棲処を探し始めた。美術部の僕は美術室に移動して、無事作品に取り掛かれるかと思いきや、美術部の領地と思しき開かずの間をめぐる鉄研と映研の争いに、否応なく巻き込まれてしまう。しかし翌日、その開かずの間に突如異様な鉄道模型が出現!?表題作を含む五編収録の、山あり谷ありで事件に満ちたコミカルな学園ミステリ短編集(「BOOK」データベースより)

    開かずの間に現れた鉄道模型の謎・・・「まもなく電車が出現します」
    調理実習中のシチューからじゃがいもが消えた訳・・・「シチュー皿の底は並行宇宙に繋がるか?」
    園芸部が育てている花の植木鉢が落ちてきて・・・「頭上の惨劇にご注意下さい」
    夫が妻に内緒で買ったマニアックな品のお値段は・・・「嫁と竜のどちらをとるか?」
    葉山君にひょんなことから初の彼女が!・・・「今日から彼氏」

    の5編からなる短編集(ちなみにあとがきも一つの作品並みに面白かった)。
    アンソロジーの『放課後探偵団』を読んで面白かったので借りて観たのだけれど、これシリーズもので、前作もあったのね。
    葉山君のアネゴ的存在の柳瀬さんや、名推理をいつも繰り広げてくれる伊神さんのキャラも素敵なので、最初から順番に読んでみようと思います~。

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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