ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1)) (創元推理文庫 523-1)
- 東京創元社 (1974年12月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488523015
感想・レビュー・書評
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2020.5.21 再読
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2巻から4巻を紛失
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言わずと知れたホラーな味付けオカルトファンタジーの古典
マンガでいうと諸星大二郎
想像力がないというよりそれを喚起させる描写に対する好みの問題だが
ホラーは苦手なので
この作品も何が面白いのかさっぱりわからないが
丁度『メガテン』を遊んでいるので
ラブクラフト世界が神話と祭り上げられるのは面白いと思う -
ようやく手にした。この長文は苦手かなと思ったけど、意外とスラスラ読め、楽しめた。
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古書購入
国書刊行会の定本全集持っていたのだけど、
以前、金欠時に処分してしまい後悔…。 -
文体は読みにくいが、クトゥルフ好きにはうってつけかも。
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それぞれ初めて読んだということはないけれど、全集としてとりあえず一通り読もうって企画。
改めて読むと、なんか描写というか文章が下手な人だったのねという印象。(^^;
もしかすると、翻訳のせいかもしれないけれど、たまになにを言っているのかわかりづらい地の文があるんだよね。
読み直して思ったのは、旧神やら、いわゆるクリーチャーとの邂逅がおっかない話という印象があるんだけど、実際は話者の意識の変遷がおっかない話なのねってこと。
その視点で見ると、この本では「闇に蠢くもの」が特異な話なんだよなぁ。
現代のクトゥルフ神話の系列作品では、こっちの方が近い印象なんだけど。 -
独特な世界観を持つ怪奇小説家、ラヴクラフト全集の第1巻です。
短編小説集でそれぞれの話の関連性は希薄ですが、旧支配者の存在や伝説は神話として共通しています。
ハラハラする悍ましい描写が多いのですが、訳者が言うように楽しむためには想像力を必要とするのがラヴクラフトであると思いました。
機械にはできない人間の想像・妄想があって、輝く物語です。
4話全て、頭の中で世界が広がりました。
第2巻にも期待します。 -
中学生時代からラヴクラフトは愛読書でして、
元となった「ラヴクラフト傑作集1」は
ボロボロになるまで読み込んでいました。
で、念願の全9巻の全集となり、この本も再読の再読。
・インスマウスの影・・・安上がりの旅行のはずが、
ヘンに興味を持っちゃったために、とんでもない事件に
巻き込まれてしまう。名状し難き者から追いかけられる
恐怖。風景の描写が良い分、怖さが増す。
クライマックスの後で、驚愕の事実が!
・壁の中の鼠・・・ご先祖のルーツ建物で起こった事件。
禍々しい先祖の血は現代の人間にも・・・。
地下での状況がめちゃ怖い。
・死体安置所にて・・・そんなことやっちゃあ亡霊に
恨まれるよなぁ~な、怪談。
・闇に囁くもの・・・洪水で起きたある事件をきっかけに、
遣り取りされる手紙の内容の変貌にゾクゾク。
得体の知れないものの正体とは!?最後の3行が驚愕。 -
ラブクラフトという名を知ったのはオカルト映画だったか、菊地秀行の小説だったか??高校生ぐらいまで、クトゥルー神話というのもギリシャ神話や古事記と同じ類だと思っていたような気もする…(^^;)
ホームズやブラウン神父といったミステリの王道を再読してたので、ホラーの常識も今一度。