銀河英雄伝説〈2〉野望篇 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-2)

著者 :
  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488725020

感想・レビュー・書評

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  • 第二巻。ラインハルトが門閥貴族を倒し、片割れを失ってしまう話。同盟側ではラインハルトの策謀で内乱が起こり、弱体化してしまう。

    あらすじ
    銀河帝国の若き野心家のラインハルトは、皇帝の死を契機に、宇宙を支配せんとする己の野望の第一弾として、彼に反目する貴族たちの勢力を一挙に壊滅せんと図っていた。ところが、気になるのは、自由惑星同盟にあってつねに彼の眼前にたちふさがるヤン・ウェンリーのことであった。ラインハルトは、ヤンの動きを封じるため同盟に内乱を起こすべく計画をたてる。しかし、軍事要塞イゼルローンにいるヤンは、そんなラインハルトの心中を明確に読んでいた。はたしてラインハルトの作戦は成功するか、そしてヤンは!?

  • き キルヒアイス……!!  読みながら思わず「え」だの「うわ」だのつぶやいてしまう程度には動揺した。

  •  とてつもなく大きな事件が連発する2巻。もちろん、最後のが一番ショッキングなわけだけど。

     それにしても、作者のあっさりとした突き放した書き方は、改めて読んでみると驚く。アニメ版の方が、これでもかというくらいウエットなのとは大違いである。いわば「歴史小説的」な重さが、ここから生まれてくるように思う。

     スケールが宇宙であるだけで、描かれているのはたとえばナポレオンとロシアの戦いであったり、宮廷陰謀ものであったりするのは確か。宇宙というスケールであっても、結局トップ対トップの一騎打ち的な会戦で終結するあたり、ほとんどローマ時代のようだ。作品のねらいには、それが一番ぴったりくるのは確かなのだけど。

     天才のくせに、どうしようもないことにばかり頭を悩ませなければ行けないヤンが、本当にかわいそうになる。まあ、こういう人生なのだろう。
    2007/6/29

  • キルヒアイスがいなくなってしまったのがすごくショックでした………。

  • 夏に黎明篇読んでほったらかしてて、再開したらショッキングな展開に… 金髪の彼が痛々しすぎてこれからどうするんかいな、と早くも心配になってしまう。銀英伝読んでると、創竜伝とかの原型はすでにここにあったんだな〜と思います。

  • キルヒアイス…。

    展開が早い。

    こんな調子で10巻持つんでしょうか。

    今回は、帝国、同盟の内乱を描いてます。

    相変わらず面白い。

  • 2003年8月12日

  • まさかキウイアイスさんがお亡くなりになってしまうとは!!!

  • 所持しているのは、初期にカッパノベルズから出版されたもの。1989年にこの小説に出会い、色々な意味で影響を受けました。

  • 1巻と違ってドンパチ(死語?)シーンはあまりないですが、同盟でクーデター発生。ヤンの独創的なアイディアからクーデターに留めをさすシーンは好きなシーンの1つです。
    2巻の最後のほうで出てくる、あの事件が今後の帝国とこの小説の方向性を決めたんじゃないかな?と思ってます。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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