知識創造企業

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492520819

感想・レビュー・書評

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  • なぜ評価されているのか理解に苦しむ。

  • 授業でこの本を扱った。
    少し難しかったが、大変ためになる本だった。読み終わっても、この本で得た知識は役に立ってると思う。

  • 図書館から借りたが…時間切れ。ちょっと長め。また後日…。

  • 積み上げ式に議論が展開され、例も豊富のため理解はし易い。
    SECIモデルのキレは言うまでもない。ミドル・アップダウン・マネジメントという誰かが先に思い付いていそうな概念も、知識創造という文脈で用いることで、より説得力のある議論になっている。
    ただ、ハイパーテキスト型組織は疑問・・・。
    本書の価値は従来より意思決定や実行面ばかりにフォーカスがされていた組織論において知識創造のモデル化を行い、知識創造こそ競争優位の源泉であると認識させたことにある。

  • 学術過ぎて、実際の事業運営に役立ちにくい。成功事例を理論的に並べられただげで、その時の臨場感や失敗からの学びもない為、経営には活かされにくい。

  • 形式知・暗黙知を定義。
    知識創造企業では、形式知・暗黙知を繰り返し業績が向上していく様を学問的に指摘している。
    暗黙知は、日本の師弟関係に見られる、見て盗む知識形態である。
    形式知は、知識・ルールを明文化し全員共通化し定着する形態と定義した。
    知識創造がうまく回っている企業は、この理論通り形式知・暗黙知の循環によりさらに上のレベルに向かっていくことができるであろう。

  • 日本企業の知識創造の特徴は、せんじつめれば、暗黙知から形式知への変換にある。ホンダのシティはある個人の主観的な勘が形式知に変換されて組織知になった。。。1996年発行で少し古いが、個人のヒラメキをいかに言語化し、組織の戦略に開花させるか?ということか。

    再読

    暗黙知を形式知に変換するプロセスは知識創造の一番重要な部分。例えば書くという行為は暗黙知を形式知に変換する行為。言語表現は完璧ではないが、イメージと表現のギャップや不一致がさらなる思考を促す。

  • ナレッジマネジメントにおけるベースとなる理論

  • マーケティングの傾倒本。
    経営とは商品開発と組織開発の両輪であることを教えてくれた本。
    良い企画、再現性はチームレベルで発揮されないと意味がない。

  • 年齢,性別,職業,地位を問わずにオススメ.
    誰が読んでも得るものは多く,大きいとおもう.
    分厚く,400ページもあるがそれほど苦にならずに読める.
    内容は,日本企業がなぜここまで強いのかということを理論と実例を使って見事に説明したものである.
    そんなものがなぜ年齢や職業を問わずにオススメできるのか?
    それはタイトルにもあるようにこの本が「知識を創造する」ダイナミズムを初めて扱った本だから.
    従来の自然科学的方法論では扱いきれなかった「暗黙知」に焦点を当て,社会科学的手法を用いて見事に分析していることを私は非常に高く評価したいと思う.
    私のいる心理学の世界にも,このような流れは明白で,「拡張による学習」「状況論的アプローチ」「状況的行為」「グループダイナミクス」といったキーワードの重要性が増してきている.パラダイムシフトの中にあるといってもいい.15年後サイモン型の人間-情報処理システムを追求する心理学はどうなっていることだろう.

    ちなみにこの本は日本人によって英語で書かれたもの(しかも初出はあのハーバード・ビジネス・レビュー)を別の日本人が翻訳した物であって,まずはじめに海外で評価された本である.日本での発売は1996年で,ずいぶん前だが,全く色あせることはない.名著.

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著者プロフィール

野中郁次郎
一九三五(昭和一〇)年、東京に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造株式会社勤務ののち、カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてPh.D.取得。南山大学経営学部教授、防衛大学校社会科学教室教授、北陸先端科学技術大学院大学教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授などを歴任。一橋大学名誉教授。著書に『組織と市場』、『失敗の本質』(共著)『知識創造の経営』『アメリカ海兵隊』『戦略論の名著』(編著)などがある。

「2023年 『知的機動力の本質』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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