仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492555552

感想・レビュー・書評

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  • 仕事のやり方を180度変えてくれた1冊

    こんな考え方があるのか!と本書を読んだ時のあの衝撃は忘れられない。
    積み上げ式の仕事で労働時間は長いのに成果が出ない。
    どんな風に仕事をしたら良いのか分からなかったとき、上司に紹介された書籍。
    貪るように読み、見様見真似でやってみた。

    もちろん最初は分からないことも多かったが、分からないながらも最初から全体像を描くことで仕事のスピードが今までの1/3程になったのではないかと思うくらい早くなった。

    ビジネスパーソンは1度は読んで欲しい1冊

  • 私にはあまり役に立ちそうにありませんでした。

  • 実践あるのみって感じの内容だった。
    結局は経験がものを言うみたいなことでまとめられていてちょっと残念。でもまぁ仮説思考自体はトレーニングだから仕方ないのかも。

    分析の基本はクイック&ダーティー。
    分析をやる前にまず目的と分析結果をある程度予想して取り組むと良い。

  • 仮説構築や何かを仮説立てて動くことが苦手な方は、必読だと思います。
    広告の仕事を再開したタイミングで今一度読みたいなと思います。
    ちなみにこの著者の本は偶然にも、読みたい本によく登場するので不思議です。

    以下読書メモなので。

    まずは全体を見通して仮説を立てること、いきなり目の前の作業を始めないこと

    ①間違っていてもいいから 仮説 → 実行 → 検証をする
    必要な情報を集める中でその仮説が間違っていれば早期に気が付く
    そしてこれを修正していくほうが圧倒的に早い
    先に論文を作ってしまうという荒技は結構有効


    ②情報は網羅的に集めないこと
    ひとまずは手元にある情報と最低限の情報収集で仮説を立てること
    網羅的に集めても情報の海に埋もれるだけ
    ③so what? だからなに?
    トヨタ式なぜなぜ分析はとても大事、掘り下げましょう

  • 実務に当てはまるかどうかは置いておいて、具体例例が記載されていたのは良かった。
    必要な箇所に付箋を貼り、また繰り返して読みたい本。

  • もはや古典になっている内田さんの仮説思考。戦略コンサルの仕事の進め方が詰まっている。
    ・問題をイシューツリーで整理し仮説を立てる
    ー原因仮説はふわっと書くのではなく掘り下げる。Whyを5回
    ・結論に至るまでのストーリーを仮説で書く
    ー枝葉末節にとらわれず大きな幹が見えていることが重要
    ー今手元にある情報をベースに書き切る
    ・ストーリーを検証するためのアプローチを考える
    ーどこで定量分析や事例調査・インタビューを実施するのか
    ・この仮説に違和感がないのかを社内・クライアントとディスカッション

    言葉で書くと簡単だけれど、なかなか身につけることは難しい。何度も繰り返し実践して定着化させたい。時間を置いてまた読み直したい名著。


  • ■総括
    ・仮説思考することの意義は凄く腹落ちするものがあり、重要性を痛感した
    ・思考する上でのノウハウや具体例も多数記載されており、読みやすい一冊だと感じた

    ■要約
    1. 仮説思考のメリット
      ・仕事のスピードが上がる
      ・仕事の質が上がる
        └ 仮説思考により、意思決定の質が高まる
        └ 仮説思考は繰り返すうちに精度が上がり、質が高まる
        └ ものごとの真因を見つけやすくなったり、全体→枝葉に落とす考えが身に付く

    2. 仮説の使い方
      ・できる限り結論から考える(気持ち悪さは残る)
        └ 情報集めて過ぎると非効率になる
        └ 情報集めきって立てた仮説と、一定の情報から立てた仮説は意外と変わらない

    3. 仮説の立て方
      ・立て方は人それぞれなので、状況やその人の特徴に応じて立てる
        └ 多いのは、インタビュー/ディスカッション/分析/じっくり考える/急にひらめく など
      ・ひらめきを生むコツ
        └ 反対側からものごとを見る(顧客・消費者の視点/現場の視点/競争相手の視点)
        └ 両極端に振って考える(インフレ時に売価を下げるのではなく、上げるとどうなるか)
        └ 0ベースで考える
      ・物事を構造化して考えると、仮設が立てやすくなる(幹から枝葉に細かく考えていく)

    4. 仮説の検証方法
       ・実験/ディスカッション/分析/定量分析などを活用
       ・特にディスカッションにおいては
         └ 必ず仮説を持っていく
         └ 否定せずに進化を目指す(間違っててもいい)
         └ 議論に負けて実を取る
         └ メンバーはバラエティ豊かに(色んな観点から意見もらう)

    5. 仮説思考の鍛え方
       ・とにかく考える
         └ だからなに?(So what?)
         └ なぜ?(Why so?)
       ・色んな場面で試す
         └ ニュースや出勤時、家族や上司

  • 対人の仕事では意識せずともそうやってかなければ仕事にならない。
    新しいこと(考え方のヒント)を得られるかともったら、ちょっとわたしには合わなかったようだー

  • 課題に取り組む時まずはデータ集め…ではなく、結論となる仮説を組むことで作業の筋道が立ち、解決速度が上がるという本。
    概ね「イシューからはじめよ」と同内容だけどより平易に書かれていて、仮説組みから動き始めるのに忌避感を持つ人にはいいかも。

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著者プロフィール

早稲田大学名誉教授。東京大学工学部卒業後、日本航空入社。在職中に慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。その後、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)入社。同社のパートナー、シニア・ヴァイス・プレジデントを経て、2000 年から2004年までBCG日本代表を務める。
この間ハイテク、情報通信サービス、自動車業界を中心にマーケティング戦略、新規事業戦略、グローバル戦略の策定、実行支援を数多く経験。2006年度には「世界の有力コンサルタント、トップ25人」に選出。
2006年、早稲田大学教授に就任。早稲田大学ビジネススクールでは競争戦略やリーダーシップを教えるかたわら、エグゼクティブプログラムに力を入れる。早稲田会議創設。早稲田大学ビジネススクールと日本経済新聞のコラボレーション企画『MBAエッセンシャルズ』創設。
著書に『仮説思考』『論点思考』『右脳思考』『イノベーションの競争戦略』(以上、東洋経済新報社)、『異業種競争戦略』『ゲームチェンジャーの競争戦略』『リーダーの戦い方』(日本経済新聞出版)、『意思決定入門』(日経BP)など多数。

「2023年 『アウトプット思考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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