仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

著者 :
  • 東洋経済新報社
3.80
  • (411)
  • (722)
  • (587)
  • (68)
  • (18)
本棚登録 : 7267
感想 : 605
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492555552

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 仮説思考を学ぶにはとっておきの一冊。
    仮説思考という言葉が多く飛び交っているが、正しい意味で仮説思考を捉えられていなかったと感じた。
    具体的な実践例も記載されているので、実際の業務に使いつつ、本に戻っていくということを繰り返す中で思考が深まっていく。

  • 仮説を持って物事を進める
    分析は仮説があってるのかを確認すること
    仮説はコミュニケーションやディスカッションから生まれる

  • コンサルの仕事を効率よく行うためには、仮説を立ててから課題に取り組む、ということを徹底すべき、というのが本書の内容。これに尽きるが、仮説の立て方とか、その効果、具体例等を交えながら仮説を立てることの重要性が語られるので、納得できた。

  • 仕事、特に企画系(現状分析や対策立案、実行をおこなう)に関わっている人には大切な考え方の名著。

    何かを始める時に、できる限りデータを集めてからすすめようとすると、
    いろんなデータがノイズとなって、なかなか進まない。

    一定のデータが集まった段階で「こうだろう」という仮説をもって、
    PDCAを回してくことが大切。

  • 鬼速PDCAより

  • 仮説思考については大体のことは知っていたが、この本は具体的な活用法やその効果について深く解説している。普段の生活で意識することや心構えについても解説している。

  • 情報が多くてもいよい意思決定にはならない。
    早い段階で仮説を持つほうが、うまくいく。
    仮説を持てば、問題解決のスピードが格段に速くなる。
    先見性、決断力、実行力の3つが必要。
    情報が多いほど正しい決断ができる、ということはない。

    「実験する前に論文をかけ」仕事が軌道に乗ったとき競争に勝てる。
    アイデアは、名刺一枚に書けるもの。
    ディスカッション中に思いつく。

    セブンイレブン=200円の高級おにぎりの仮説。
    ソニー=音楽プレーヤーの価格帯と機能のレベルでどれが売れるか。5~6種類をいっぺんに出した。テストマーケティングをする。
    はじめに仮説ありき、次に結果を分析する。仮説を立てることで、仕事が早くなり質が上がる。
    気持ち悪くても結論から考える。

    2023/10/11再読
    早い段階で仮説を持つ。
    仮説とは、まだ証明されていないが、最も確からしい答え。
    先見性、決断力、実行力、の3つが大切。
    網羅思考は非効率。すべてを網羅するのは時間がかかる。
    実験する前に論文を書け。=仮説を先に立てて論文を書く。実験で違う結果がでたら修正する。
    分析=網羅思考、よりも仮説が立てられれば通用する。
    セブンイレブンの仮説検証システム=毎日が仮説、実験、検証。

    ヒラメキを意図的に生む方法。
    反対側から見る=視点を変える、
    両極端に振って考える、
    ゼロベースで考える、
    直感、勘を磨く=SOWHATを繰り返す習慣、
    相手のメガネをかけて物を見る、
    結論から考える。

    テストマーケッティングは有効な手段。できるものとできないものがある。
    できないものは、仮説を掘り下げる、分析が必要。ただ分析するのではなく、仮説を分析する。

  • コンサルタントの仕事の進め方として証拠を網羅することより、仮説(結論を含む)を立てて、その証明をすることだけに労力を割くことで効率よく課題設定及び確からしい解とそのストーリーを作りましょう、というコンセプト。著者の経験を交えて納得いく内容が多く、読み応えがある。

  • 何事も取り掛かる前に『これって〜なるんじゃないか?』と仮説を立てて取り組むことの大切さを解いた本

    仮説思考に関する書籍を読んだ事のない人にとっては入門書的で読みやすい。そうじゃない人にとっては既知の内容のみではいはいって感じ。

  • 「3C分析やロジックツリー、MECEなどのフレームワークが一般化している世の中で、コンサルタントの価値はどこにあるのか」という問いを明確にさせてくれる内容でした。
    「思考力・思考体力」が大切であるとざっくり理解はしていますが、もう一歩踏み込んで考える事でコンサルタントとしての在り方、働き方が見えてきます。
    仮説思考という概念は一般的ですが、それを知識から思考法へと昇華させてくれる本です。

全605件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

早稲田大学名誉教授。東京大学工学部卒業後、日本航空入社。在職中に慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。その後、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)入社。同社のパートナー、シニア・ヴァイス・プレジデントを経て、2000 年から2004年までBCG日本代表を務める。
この間ハイテク、情報通信サービス、自動車業界を中心にマーケティング戦略、新規事業戦略、グローバル戦略の策定、実行支援を数多く経験。2006年度には「世界の有力コンサルタント、トップ25人」に選出。
2006年、早稲田大学教授に就任。早稲田大学ビジネススクールでは競争戦略やリーダーシップを教えるかたわら、エグゼクティブプログラムに力を入れる。早稲田会議創設。早稲田大学ビジネススクールと日本経済新聞のコラボレーション企画『MBAエッセンシャルズ』創設。
著書に『仮説思考』『論点思考』『右脳思考』『イノベーションの競争戦略』(以上、東洋経済新報社)、『異業種競争戦略』『ゲームチェンジャーの競争戦略』『リーダーの戦い方』(日本経済新聞出版)、『意思決定入門』(日経BP)など多数。

「2023年 『アウトプット思考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

内田和成の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×