仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492555552

感想・レビュー・書評

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  • 【文章】
    とても読み易い
    【ハマり】
     ★★★・・
    【共感度】
     ★★★★・
    【気付き】
     ★★★★・

    情報を集めてから結論を出す(ボトムアップ)のではなく、仮説を立ててからそれを検証する(トップダウン)ための情報を集める方が効率が良い。

    経験を積む事によって、仮説の精度が高まっていく。

    分析は仮説を検証するために行う。

  • ・まだ十分な材料が集まっていない段階、あるいは分析が進んでいない段階で、自分なりの答えをもつ。
    ・ビジネスパーソンにとって大切な能力は、先見性、決断力、実行力の3つである
    ・判断のための情報が増えるほど正しい決断ができるようになるかというと、必ずしもそうはいかない
    ・メリットは、情報洪水に溺れない、問題解決に役立つ、大局観を持って仕事ができる
    ・意思決定をするときは、いますでにある選択肢を狭めてくれる情報だけが役に立つ
    ・与えられた期間の半分くらいのところで大まかに全体を結論づけてしまう
    ・最初に行うべきは問題の発見
    ・五回のなぜを繰り返すと問題が見えてくる


    この本を読むまで(キュービックに入社するまで)網羅思考が良いことの様な気がしてしまっていたが、仮説思考ができるようになると、今までの何分の一かの時間で仕事ができるようになる。残業時間の減少にもつながる。

  • 単に仮説を立てることで選択肢の枝狩りをするだけではなく、パラメータの多い状況で全てを一度に解決するよりも、一つに絞ることで偏微分的に物事を解決していった方が、前進できるという考え方もあると説かれている。
    常々、調査や情報集めよりも、ロジックが大切だと説いてきたが、仮説先行で情報を集めることで、間違っていた場合にも軌道修正ができるという理由づけができることに気づくことができた。
    冒頭でとにかく経験ではなく、仮説思考のアプローチが大切だと説かれているが、最終章では結局、「よい仮説は経験に裏打ちされた直感から生まれる」とされている。直感は無意識に依存しており、無意識は訓練に依存しているという考えを持っており、思ったとおりだった。

  • 長い間の積ん読を消化できた、やったー。ケース解説部分多くてだるいです。エッセンスは少なめかと

  • 何度も読み返し、内容をものにしたい本

  • ビジネスにおいて、仮説をもってものごとに取り組む重要さを説いた一冊。

    仮説の重要さを理解できるとともに、私のように「そうは言っても仮説ってどうたてるの?」という疑問に対するヒントも多々あり有益です。
    反対側から見る/両極端に振って考える/ゼロベースで考える。といった考え方のコツも事例をもとに紹介されています。

    また仮説以外にも、筆者のコンサルタント経験に裏打ちされた、話術(?)などにも言及されており、自身の許容性を高めていかなければよい仕事はできないな、と考えさせられました。

    仮説はディスカッションをすることで、精度があがっていくとのことで、ディスカッションできる仲間に恵まれた環境に感謝しつつ、活かしていきたい。と思います。

    最後に、「IQが多少低くても、何度でも何度でも挑戦して、そこから学び取れる人間の方が成功している。何百人というコンサルタントを見てきた私がいうのだから間違いない。」というところが、心強いです。私も「知的タフネス」を身につけていきたいな、と。

    「マネジャーは足元を見つめ、リーダーは地平線を見つめる」(ウォーレン・ベニス)

  • 何となく「仮説思考」というものが流行りなので、読んでみました。

    BCGの日本代表だった人が書いた本ですが、内容はそれほど濃くない。非常にさらっと読めてしまいました。読後の自分なりの結論は、仮説思考(結論からまず入って検証は後)はそれなりに意識して実行することで、仕事の効率が上がることがよくある (すでに意識せずにやっている場合もある)。ただし、仮説思考を有効なものにするためには、そこに至るまでの経験含めた仕事上の「当て勘」を持っていることが必要。その当て勘を養うにはやっぱり近道はない(と思う)、というところでしょうか。結局できるようになった人はツールを身に付けることでさらにできる、ということ?

    著者も昔は、細かいことをやりすぎるという評価だったらしいですが、もしかしたら、一度泥臭く突き詰めて仕事をする時期を持つ必要はあるのかもしれませんね。

    有益度からは星3つ、ということで。

  • 学び

  • 仮設思考に関する基本的なマインドセットと具体的な実践法がまとまった本。とてもわかりやすかったのですぐ実践できる。
    またそれが大事な理由も口酸っぱく書かれてるので「本当にやらないと」という気になる。

  • 仮説の立て方のコツと練習方が分かった。
    知らないことばかりでとてもタメになった

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著者プロフィール

早稲田大学名誉教授。東京大学工学部卒業後、日本航空入社。在職中に慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。その後、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)入社。同社のパートナー、シニア・ヴァイス・プレジデントを経て、2000 年から2004年までBCG日本代表を務める。
この間ハイテク、情報通信サービス、自動車業界を中心にマーケティング戦略、新規事業戦略、グローバル戦略の策定、実行支援を数多く経験。2006年度には「世界の有力コンサルタント、トップ25人」に選出。
2006年、早稲田大学教授に就任。早稲田大学ビジネススクールでは競争戦略やリーダーシップを教えるかたわら、エグゼクティブプログラムに力を入れる。早稲田会議創設。早稲田大学ビジネススクールと日本経済新聞のコラボレーション企画『MBAエッセンシャルズ』創設。
著書に『仮説思考』『論点思考』『右脳思考』『イノベーションの競争戦略』(以上、東洋経済新報社)、『異業種競争戦略』『ゲームチェンジャーの競争戦略』『リーダーの戦い方』(日本経済新聞出版)、『意思決定入門』(日経BP)など多数。

「2023年 『アウトプット思考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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