世界級キャリアのつくり方―20代、30代からの“国際派"プロフェッショナルのすすめ

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492555590

感想・レビュー・書評

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  • 世界を知り、過去から未来を予測すること
    緒方貞子
    広い歴史観・世界観・人間観を養うこと。
    よいコミュニティを持つこと。

  • アマゾンのレコメンド機能でたまたま買ってしまった本です。

    本書を読んで、個人的なことですが、
    雲の上のような話と感じつつも、学んできた知識はどんなこともゆるやかに結びついていくのだなと改めて感じました。

    教科書の中でしかでてこなかったマイケルポーターや野中郁次郎等の名がより身近に感じられたり、新たな気づきとして、日本が経済発展を遂げた背景として、冷戦と朝鮮戦争特需という機会(Opportunity)により日本が成長したということ。

    悪い点としては他の書籍でもよく見受けられる「難しいことを難しく書くのは簡単。
    いかに平易に書くかが優秀である」としつつも、常用でない漢字が散見されたり、カタカナ英語がでてきたり、読み手のレベルが低いだけだとは思いますが、「難しい」と感じる矛盾点がありました。

    後半、プロに必要な5つの力としてまとめられている

    時感力
    当事者力
    表現力
    行動力
    現場力

    さらに、基礎体力とプラス思考

    これらは
    言葉にすれば簡単ですが実行するのがいかに困難であるかは、
    共著者の二人の経歴をみれば、いわずもがな。

    高すぎる次元の話で、おいてけぼりにされてしまうこともありましたが、
    人は知らず知らずのうちに自分の世界を狭めてしまうので、
    海外、世界といわず、一歩外から、客観的に自分をみつめる、ということ
    を気づかせてもくれ、学ぶことも多くありました。

    ━━レビューを2種類書いてみる━━━━━━

    極めて人材の流動性の高い経営コンサルタント、
    そして医者という、個の知識・スキルで生き抜く孤高なる
    職務を持つ2人。

    「大企業・集団の中の個」からの内容が多い
    佐々木常夫氏の著書を数冊読んだ後では、
    非常に孤独で厳しい感覚をうけました。

    世界級キャリアをもつ二人からすれば
    日本にはプロと感じる人は非常に少ないそうだ。

    私個人としては「プロ」とは1円でもお金を
    貰って働く以上、バイトでもパートでもプロだと考えている。

    もちろん、本書に書いてある通りどこの組織にも属さず
    孤高でストイック、、、その人個人が評価されており、その人個人に依頼がまいこまなければ、
    プロとは呼べないという点も重々理解できる。

    (「プロ」という言葉(文字)に対しての考え方/捉え方の違いなので
    取り立てて書くことでもないかもしれないが。)

    しかしどんなに優秀な人間でも一人でやれることには限界がある。
    本書内で適時適材適所を否定しているワケではいが、
    とくに言及はされていない。

    (個人的に信じたくはないが)
    よくいわれるパレートの法則や普通6-優秀2-ダメ2の割合は、ちょっとした環境や状況により、立場が入れ替わる。
    ある部署やある仕事では2割の優秀に入る人も、部署や環境、業務あるいは、体調や健康状態、家族の状況が変われば途端にほかの8割になるという可能性もある。

    そういった意味で、助け合い・協力、ワークライフバランスの
    言及が少なく、
    「公私混同しない」というのを賞礼していたのも、「古い考えなのでは?」
    と、、、厳しく感じました。

    著者も若くてなりふり構わない若者へ!
    というようなターゲットに向けた本なわけではないと思うので、

    そういった家庭や子供、プライベートのことを考慮したうえでのキャリア形成なども
    書かれていればなおよかった。

  • 大先輩からリファレンス。折角ダボス会議に呼ばれても、間違った英語や内容のない話したらイヤなので黙ってる日本人‥、じゃあ、もったいないんじゃない!?間違ったっていいじゃない、素直に☆ユックリ話せばいいじゃない。
    議論ができる日本になろうという趣旨に紹介されていた、感想戦(スキルを磨くために棋士が試合後に行う検証)のお話、あと、石倉先生が大前研一氏とケジメつける話がツボでした。

  • 著者の石倉洋子さんからの情報です!2006年に出たこの本がこのたび11刷発行となりました!勝間和代さんのことを教えてくださったのも洋子さん!NATO(No Action Talk Only)ではダメ!と叱咤激励してくださる黒川清先生は今となっては「お父さん!」これからも、この本をバイブルに人生をデザインしよう!どんなにつまらない日常も「世界級キャリア」につながるから、前に進もう!といつも枕元の本棚の一番手が届きやすい場所にある愛読書です♡若い人はもちろん、同世代以上の働く方にはぜひ読んでいただきたい本です

    何だったら、次にBennieに会うまでに読んでいただく課題図書にしたくなるほどです

    きっと、この本を読んで、私に会ってくださるとなぜ私がこんなにもストイック(?)なのかがご理解いただけるはず!

    なので、よろしくお願いしますね

  • 石倉洋子の本は他に読んだことがあり、そちらで既出の話題が多いです。
    2人とも普通の人では得難い経験をしてきている方なので、もうちょい具体的に、「どういう経験をしてきて、このときこういうことをした」というような細かい話があると、類書との違いが明確になるのになぁ。

  • 国際的な2人から見るプロの捉え方。シンプルな要件ではあるが、非常に高いレベルでそれが求められてることが1人ではなく2人から言われることで強く認識される。ふとした時にもう一度読んで見たい。

  • 逗子図書館

  • 30代の生き方について という項目が、とても為になった。
    結婚し、家族ができたら、自分のキャリアにつぎ込める時間が減ってしまう。

    しかし、それが決して自分のキャリアを狭めるものではないということが、
    石倉さんの経験談を織り込みながら説明されており、
    とても印象的であった。

  • 覚え書きメモ。
    「国際派プロフェッショナル」になるためには
    ・自分の殻の外の「場」に出て自分を試すこと
    ・色々なコンテキストに交わって自分のスキーマを広げること
    ・歴史観・人間観・世界観・大局観に基づく自分の考え

    「国際派プロフェッショナル」に必要な力
    ・フィールドワーク、自分の目で見る、耳で聞く
    ・オーディエンスを意識する
    ・時間配分
    ・直感力(複雑な状況、限られた時間の中で押さえるべきポイントのみを押さえる)

  • 黒川清氏と石倉洋子氏による、世界に通用するビジネスマンとそのキャリアに関するお話。言ってることはもっともだし二人の経験を交えてなので説得力はあるんだけど、二人とも既に積んできたキャリアが凄すぎて、俺みたいなプー太郎学生が読むとリアリティは無いかも。

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著者プロフィール

1936年生まれ。東京大学医学部卒業。1969年に渡米、1979年UCLA内科教授。1983年帰国後、東京大学内科教授、東海大学医学部長、日本学術会議会長、内閣府総合科学技術会議議員(2003-06年)、内閣特別顧問(2006-08年)、WHOコミッショナー(2005-08年)などを歴任。国際科学者連合体、国内外の学会および大学の理事、役員など幅広い分野で活躍。国会福島原発事故調査委員会委員長(2011年12月‐2012年7月)で AAAS Award for Scientific Freedom and Responsibility 受賞(2012年)、Foreign Policy 紙の100 Top Global Thinkers of 2012に選出。現在、MITメディアラボ、コロンビア大学客員研究員、GHIT(公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金)、日本医療政策機構などの代表理事・会長、政策研究大学院大学客員教授、東京大学名誉教授など。

「2016年 『規制の虜 グループシンクが日本を滅ぼす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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