「おもてなし」のIT革命―エクスペリエンス・テクノロジーがビジネスを変える

著者 :
  • 東洋経済新報社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492580844

感想・レビュー・書評

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  • 会社のIT事業部長がすすめてくれた本。ITと「おもてなし」という一見相容れなさそうな2つの要素を融合させることで、きめ細やかなサービスが提供できるという趣旨に非常に共感。ITの最新技術を使って五感に訴えることができ、新しいビジネス展開ができるという点には、今後の可能性も感じ、一方、自分が遅れていることを実感し、焦ってしまった。この種の最新技術関連の本を読むと、いつも感じることだけれども、今後、社会ではITリテラシーの格差がますます増えていってしまいそうという危機感だ。ITユーザーになることで、便利な生活を得られる可能性が高い層がITに近づけず、その恩恵を受けずに終わってしまう世の中ではあってほしくない。ITの世界もバリアフリー的な感じで、格差をなくす方策を見つけられれば良いのに・・・とそんなことを感じながら読み進めた。

  • ITをつかってサービスへのアクセスをもっと便利にしたいと思うときに30分程度目を通すのにおすすめの書籍。分析手法なども軽く触れられているが、専門ではない。幅広くなんとなく色々掲載されている。

    製品のUIなどにも言えるのだが、この15年、キーボードにマウスでぐりぐりやる。もっといい方法ないのか?直感的なインタラクションはないのか?

    書籍の中で、おおお!と思ったのは、
    Siri というサービス(Appleが買収したそうだが)秘書のようなサービスで、 明日の夜8時からサンノゼのxxレストランで二人で予約 って話しかけると、実際に予約をしてくれるそうな・・・
    http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1002/08/news027.html

    ニューロスカイのMindSetや感情を読み取るブレスレット「ラショナライザー」なんてのも掲載されていたが、興味深い。

  • 本書の主旨は、企業の接客を、IT技術を用いることによって、温泉の女将さんのような極め細やかなものに近づけるかということです。
    お客さまの情報(定性的・定量的)を収集し解析、それらをWeb、リアルに反映していくこと技術事例をまとめています。
    今後の急速に進歩すると思われるこれらの技術をイメージしておくのに一読しておくとよい本。

  • インターネット上での顧客経験価値の想像に対して浮かび上がる先端技術と取り扱う人間の思考に関するお話

  • 会社の営業の都合で、読んだ一冊。主にウェブ・サイトのユーザ・エクスペリエンスに注目して、どのようなユーザ・エクスペリエンスを作り出すべきかという分析手法(ペルソナ、エスノグラフィーなど)と、データ分析技術(レコメンデーション・エンジン、サイト最適化エンジン、リスニング・プラットフォームなど)、ユーザ・インターフェース(主に仮想現実系のゲテモノ)を紹介している。

    分析手法はもともとあまり興味が無かったし、データ分析技術に関しては「集合知プログラミング」を二回読んだ方がマシ。ユーザ・インターフェースについては、仮想現実系のゲテモノ(失礼)インターフェースを集めたカタログとして読めばよく整理されていて非常に面白いものの、ユーザ・エクスペリエンスという観点から言うとちょっと地に足が着いていない印象だ。

  • ITでもおもてなしの心を伝えようという一冊。
    ITに携わる人だと、機能重視になってしまうので、おもてなしの考えを取り入れようと言うのは新鮮だった。

  • いちIT屋として参考になつた。

  • エクスペリエンステクノロジー。
    ユーザーの五感に訴えかける製品やWebページは、購買意欲を上昇させる。

    ミラーニューロンにより人は感情移入のような、他人へ共感する気持ちをもつ。

    レコメンドエンジン、サイト最適化エンジン、オンサイト最適化エンジン、リスニングエンジン。
    Webサイトはどんどん進化し、現在は一人一人にあったサイトを表示してくれる。

    Webサイト管理者は、必須の本である。

  • 「おもてなし」をIT技術を通して活用していく事例が大半です。技術的説明と事例。もう少しITでのおもてなしについて深く書かれていると良かった。

  • 【概要】
    「居心地のよいwebページって?」を考えます。

    【活かせる点】
    本全体としては、すごすぎる技術(ホログラムどーん!PCから香りがほわ~ん)の事例が多く、やや実用には欠ける印象です。

    ○通常の対面方式で物を買うように、自然なコミュニケーションが出来るウェブ作りを心がける。

    ○ソエテック・マーカー:消費者の経験。これをプラスの感情の方に記憶してもらうことで、ブランドイメージが良い方向に結びつき、結果愛着がわく。

    ○ペルソナを用いて、ウェブをデザインする際に顧客目線を持つ。(例:ネクストの高木裕子さん、など。)

    (あっき)

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著者プロフィール

田中 達雄(タナカ タツオ)
野村総合研究所 上級研究員
コンピューターメーカー、広告系ベンチャー持ち株会社を経て、2001年野村総合研究所入社。専門はカスタマー・エクスペリエンス/顧客チャネル戦略、デザイン思考、CLO/ロボ・アドバイザー/PFMなどのFinTech、APIエコノミー、Webサービス、セマンティックWebなどの統合技術、経営とIT、アジャイル、DevOpsなどの開発技術/開発方法論など。著書に『「おもてなし」のIT革命』『ITロードマップ』(共著、いずれも東洋経済新報社)などがある。

「2018年 『CX(カスタマー・エクスペリエンス)戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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