- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784494019403
作品紹介・あらすじ
1年生からずっと、リレーの選手にえらばれてきた加奈。ことしはアンカーをまかされました。ところが運動会のリレーで、まさかのしっぱいをしてしまい、おちこんでしまいます。そんなとき、おじいちゃんから電話が…。
感想・レビュー・書評
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児童書と侮るなかれ。
失敗も成功の近道だ、のような話と侮るなかれ。
この本に心を打たれた。
運動会の最後の種目でアンカーを任されたおねえちゃん。
大逆転で優勝したと思ったら、バトンミスで失格にされてしまう。
おねえちゃんはショックのあまりご飯も食べられず部屋にひきこもる。
この時点で胸がぎゅー。
気持ちよくゴールテープを切ったのに、一瞬で大失敗に変わってしまう。しかもチームのみんなをがっかりさせることになるし、恥ずかしくもある。
私だったら学校に行かれないと思ってしまいそう。
そんなおねえちゃんを心配した弟と、おじいちゃんやいとこが次々と自分の失敗話を披露し、乾杯していく。
自転車の鍵をなくしてお母さんからネチネチ言われる従姉妹の作文はよくありそうな光景で面白かったし、学校の先生だった大おじさんが子供を廊下に立たせたことを忘れて夜になってしまう話はじーんとした。
失敗しても命にかかわらなければまた次がある!
時間が経てば笑い話に変わったり、人を励ます話にもなる!
大人も子供も失敗するし、失敗したって大丈夫!!
抱えないで話してみてね、ということを読んでいる娘に思った。
本人はそこまで考えていないので、面白かった~の一言だったけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
失敗は成功していくにつれて大切なことということが分かった。
みんなの失敗が見れて、うふふふ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ってなった!とても面白かった!!! -
頑張ったらしっぱいしちゃってもいいんだとわかった!
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よく考えたらいろんなしっぱいがあるんだなと思った。
昔先生をしていたおじいちゃんのしっぱいは、まどガラスをわってしまった子をろうかに立たせたままわすれちゃったしっぱいで、気づいて青くなったり、今だったらニュースになっちゃったと言ったりしたのがおもしろかった。
しかも、立っていたのは、弟の子もりで帰った子にかわってあげた友だちだった。先生早く来ないかな、みがわりやらなきゃよかったって思ったと思う。でも、友だちの弟がだれも見てもらえないとかわいそうだから、かわってあげたんだよね。
おねえちゃんのしっぱいは、リレーのルールを知らなかったからおどろいた。
おっちょこちょいでケーキをなくしたおばあちゃんは、さびしそうだった。ケーキがもどってきてよかった。おいしそうなケーキで目がキラリーンと光っちゃった。
じてん車のかぎをなくしたしっぱいのときに、お母さんが「だからやめなさい」って言いつづけたのは、わらっちゃった。ぼくのお母さんも、そう言うと思う。
ぼくはしっぱいすると「あーあ、またやっちゃった」と思う。ちゃんとなおして行動でしめそうと思う。
ぼくも、しっぱいを大事にして大きくなるんだな。いつもしっぱいしっぱなしだからだめだな。大事にしなきゃな。(小3) -
なるほど。題名だけだっから、なんだろうと思っていました。読んだら、こういう集まり会もいいなあと思いました。
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まとめ
運動会でしっぱいをしてしまったおねえちゃん。
大好物が食べられるとしっておじいちゃんの家にいって、
元気をもらったおねえちゃんは、大きくかんぱいをしました。
感想
しっぱいしても時間がたてば楽しい思い出になるとわかりました。
なのでこの本はしっぱいを最近してしまった人におすすめです。
みんなのしっぱいが面白かったです。
私のしっぱいはなんだっけ...と思ったら、小さなしっぱいがありました。
小学一年生の時、シャトルランで1番初めに失格してしまったこと...
私、ダンスとか以外は運動苦手だから...
でも今では楽しい思い出になっています。
この本のみんなみたいだと私は思っています。 -
自転車の鍵をなくす失敗は、なくすんだろうなと思ってたらやっぱりなくした。
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小学生の頃に図書室で読んだ本で、最近図書館で見つけたので借りてもう一度読んでみました。12年くらい経っていますが、失敗が失敗じゃないことを教えてくれたこの本は私にとって特別です。
失敗したかなと思った時、いつも思い出します。 -
リレーでしっぱいしてしまったお姉ちゃんのためにおじいちゃん達が失敗反省会をしてくれる。
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運動会のリレーのアンカーで失敗してしまったお姉ちゃん。立ち直れない姉を心配する弟。そんな二人を取り巻く大人たちが素敵。失敗が許される世の中であってほしい。