- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532110239
感想・レビュー・書評
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組織には様々な課題が発生するが、組織体系の観点からその解決法を提言するのが本書の役割である。
シンプルに言えば「提携業務の調整は標準化で」「突発事項に関してはヒエラルキーによる解決と担当者同士が話し合う水平関係の醸成で」となり、それにまつわる様々な提言がなされている。製造業をはじめとした定型業務をメインとする業態に関する記述が多いが、ヒエラルキーや調整などの項目は、非定型業務に関わる人が読んでも役に立つ。
主に事業部・機能別部門といった大きな組織に関する視点が多く、その意味では経営者向けであるとも言えるが、部・課といった小さなグループといった組織づくりを考える際にも本書の考え方は生かすことができるように思う。長年定番本として挙げられていることも納得できる一冊である。 -
今年のベストヒット。組織デザインの原理原則は普遍的で、それを知るべき時に知る必要がある。
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納得でき、スラスラ読めた。
終章p293
「理想の民主的な企業組織という幻想を追うのを放棄して、冷静に考えてみれば、むしろヒエラルキーを単純なものに維持しておくこと、また重要なポストに決断のできる人材を配置することの方がずっと重要ようだということが自ずと明らかになるはずである」 -
知識がないまま組織運営をしてしまっていたため、組織デザインの基本を学ぶために読んだ。
組織の型や分業の型、ヒエラルキーの役割など必要な知識が網羅されている。製造業をベースにした例示が多い。
普段、自身が意識せずに行っていた分業(役割分担)なども、並行、機能別、垂直など型が提示されており検討の際に役立つ。ヒエラルキーについては管理のための仕組みと捉えていたが、例外処理のための機能と捉えると使い方も変わってくる。
ある程度の人数をマネジメントして業務遂行する人には一度は読んで欲しい本
組織
why:個人では成し遂げられない成果を挙げる
HOW:分業化
what:標準化(IPOそれぞれで)、集団とヒエラルキーの構築 -
336.3
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斜め読み程度でしたが、組織設計の考え方が纏まってる良書と思います
必要なタイミングで再読したい
古いのでアップデート版があると良いなと期待 -
【こんな方におすすめ】
・業務改革やBPR推進の新任担当者
・製造業や事務組織生産プロセスの管理者
・金融機関のバックオフィス業務企画担当者
【知っていたこと】
・組織デザインという言葉のイメージがない
・組織とオペレーションのマネジメントが大切
・明確な答えはない
【知りたかったこと】
・オペレーションと要員の最適化概念
・組織のクセ
・自社の目指すべき事務組織体制
【知ったこと】
・事業戦略のフェーズによって目指す組織とオペレーションは異なり
・組織体制のメリットデメリットがあるため環境変化により見直し必要がある
【率直な感想】
・会社という組織の認識が改まった
・機能別分担のメリットが明確に理解できた
・並列処理がベストだという考えが変わった
・明日から仕事に使えるか、という観点だと、最近読んだ本の中で最も刺さった。
・会社の上司や同僚にすすめたい一冊
・現状の組織設計の背景が理解できたし、仮説立てができた
・さっそく明日からアウトプットしていきたい -
分業、調整に注目して組織デザインを整理して述べている。なんとなく感じていたことが言語化されていて、個人的には思考や知識の整理に役立った