さあ、才能に目覚めよう: あなたの5つの強みを見出し、活かす
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2001年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532149475
感想・レビュー・書評
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弱みに目を向けるのではなく、自分が生まれ持った資質≒強みを自覚して、資質をよりよく生かしていこう。それこそが、才能に目覚めることであり、人生をよりよく生きるコツ!ってな内容。
本にはIDがついてて、WEB上で自分の資質の上位5がわかるテストを受けることが出来ます(資質は全部で
34種類)。このテストこそが、この本の売りだと思います。
尚、1つのIDで1回しかテスト受けられませんので、中古本を買わないように気をつけましょう!自分は先に中古を買ってしまって、テストを受けたいがために、新品を買いなおしてしまいました(笑)
ちなみに、自分の上位資質は下記の通り。自分では「おー、あたってるなー」と思いましたが、どうでしょう?
①調和性
調和性という資質を持つ人は、意見の一致を求めます。意見の衝突を嫌い、異なる意見でも一致する点を探ります。
②収集心
収集心という資質を持つ人は、より多くの知識を求める知りたがり屋です。ものを集めたり、あらゆる種類の情報を蓄積したりするのが好きな人が、このタイプに多くみられます
③成長促進
成長促進という資質を持つ人は、他人の持つ可能性を認識し、それを伸ばし、目覚めさせます。他人の小さな進歩の兆候を見逃さず、このような進歩を実現することから充足感を得ます
④達成欲
達成欲という資質を持つ人は、並外れたスタミナがあり、旺盛に仕事に取り組みます。自分が多忙で生産的であることに、大きな満足感を得ます。
⑤抱合
包含という資質を持つ人は、他人を受け入れることができます。人の輪から外れている人に注意を払い、そのような人を輪に入れようと努力します
以下、参考になった点、引用、自己解釈含む
・無意識に繰り返される「思考・行動・感情パターン」こそが、各自を特徴づける「強み」であり「才能」である。
・脳科学的に、どんな人でも、思考がスッっと通りやすい神経回路がある。物事を判断する時には、このストレスの少ない神経回路に情報を流すようで、結果として、ストレスの少ない神経回路がどんどん発達し、これが無意識に繰り返される「思考、行動、感情」のパターンになる。
・それ以外の回路は、普段から使われていないので、徐々に廃れていく。多くの人が試みる「弱みの克服」とは、この廃れた回路に無理にスポットを当てているようなもの。廃れた神経回路を無理に使おうとすると、強いストレスがかかるし、不快感もある
・どの回路で判断を繰り返すかは、無意識レベルで起こっているものであり、これをコントロールするのは非常に難しい。
・だからこそ、発達した神経回路≒強み・才能、をより発達させることが、人生をよりよく生き得るコツ。 -
買わないと強みがわからない
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ある人に勧められて読んでみた。
私が疑り深い気質だからだろうが、若干占いに近いものを感じた。
もちろん自分の長所を生かそうという考え方には賛成だし、その長所がなんであるかを知るためにいろんな研究がなされたことも否定はしないのだが、「で?」という思いが頭から抜けない読後感だった。
まあ心理テストには違いないのでやってみるだけやってみたら、面白いっていえば面白いんだけど。 -
自分の仕事に対する、向き合い方がかわりそうな予感がします。5つの強みを知る事(統計上の話ですが)は、今後の自分が仕事緑をのばす事、わくわくしながらできる事につながり、人生もハッピーになりそうです。
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実はウェブサイトで自分の「強み」を診断してみた。「強面」よりも「柔和」が僕の強みと出た。厳しさよりも寛容を出して、僕の場合はそれで人が寄ってくる、という実感があったので、膝を叩いた。読むだけじゃなくて、使って真価を発揮する一冊、だと思う。
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弱点補強に力を注いでもそれは発展には繋がらない。労力の割りに成果は上がらない。ならばいっそ弱点を気にするのは止めて自分の強みを把握し、磨く。そのほうが生産性も良く、その人自身幸せになる。考えたら当たり前の事だけど実践できている人は少ない事。本書では様々なデータを元に強みを活かす事の合理性が説かれている。
一番の特徴は「ストレングス・ファインダー」。このテストで自分の中で優位を占める五つの資質を知ることができる。カバーの裏にIDナンバーが記されていて、購入しないとテストできない仕組み。商売上手です。
資質についての詳しい説明も書かれており、今自分は適職に就けていないと感じる人や客観的に自分を知りたい人にはヒントになるかも。 -
タイトル通り「才能」について書かれた本でした。が、いわゆる自己啓発本と異なっているのは、この本が200万人を対象にインタビューを行い、得た膨大なデータを基に書かれているということです。
この本では「才能」を、「無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターン」と定義して、人の優れた行動パターンをインタビューによって導きだされた「34の資質」に分類して紹介しています。
しかもそれだけで終わらず、180の質問に答えて自分の資質を判断する「ストレングス・ファインダー」という診断テストも行え、自分の生まれ持ったであろう資質を判断することもできます。
あと、その資質毎の活かし方も。
ストレングスファインダーで提示された資質を信じるか信じないか、合ってるのか合っていないのかということは結局自分次第だとは思います。
しかしながら、間違っているという余程の確信がない限り信じてみる価値はある、と思わせるのに十分なくらいの説得力がこの本にはあります。