ファミレス

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 1127
感想 : 171
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532171223

感想・レビュー・書評

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  • 妻と別居中の雑誌編集長・一博と、息子がいる妻と再婚した惣菜屋の康文は幼なじみ。
    料理を通して友人となった中学教師の陽平は子ども2人が家を巣立ち“新婚”に。
    3・11から1年後のGWを控え、ともに50歳前後で、まさに人生の折り返し地点を迎えたオヤジ3人組を待っていた運命とは?
    夫婦、親子、友人…人と人とのつながりを、メシをつくって食べることを通して、コメディータッチで描き出した最新長篇。

  • アラフィフオヤジへの応援小説。

    重松節全開で、オヤジの悩み、友情、家族が描かれてます。
    本作は食というテーマを混ぜ込んで、大変面白かったです。
    卵に水溶き片栗粉やマヨネーズを入れる作戦は知りませんでした。
    ただ、主人公の陽平には一博や康文のような幼馴染がいない点が納得できないが、物語をシンプルにするためには仕方ないかもしれませんね。

  • これはレシピ本か?!
    そのために買いたいくらい

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“文壇レシピ”で登場。
    http://nestle.jp/entertain/cafe/


    本の中に登場するあの美味しそうな一品を
    実際に再現してみよう!というこのコーナー。

    第61回目に紹介されたのは、「ファミレス」に登場する『ナポリタン』。

    ―タコさんの脚には、表面積を広げることでウィンナーの旨みを出し、
    ソースとも味をからみやすくするという、まことに理知的かつ深遠な効能がひそんでいるのだ。



    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/

  • コミュニティ政策学科 3年
    紙ねこさん

    普段何気なく言っていたファミレスでしたが、この小説の中で『ファミレス』という意味について考えが述べられている部分があり、読んでいて本当にこのような深い意味が込められているのではないかと思い始めました。


    資料ID:W0177714
    請求記号:913.6||Sh 28
    配架場所:本館1F電動書架C

  • 良かった!!
    スッゴい良かった!!
    久しぶりにいい本に出会えた!!

    書き残したい文章がたくさんで、だからまたいつか読み直したい

    主人公世代のアラフィフの人にはもちろん、新婚さんや「家族を作った」人にも読んでもらいたい

    離婚を納得する形でするか
    離婚を勉強として前向きに捉えるか
    離婚を前にして自分と家族と向き合うか

    僕にはまだ縁がないけれども
    結婚した後の甘さに浸るだけではなく
    結婚した苦さを教えてくれる本

    そして、苦さを旨味に変えるアドバイスがたくさんたくさん重松さんが語ってる

    主人公3人の家族だけでなく、ドンの家族やハルカ先生の家族の話まで本当に『あるある』って感じで響いた

    美味しいは幸せってこと

    心から美味しいを感じる大切さ

    たくさん教えてもらった

    いつか読みなおしたい


    ちなみにお腹が減る本でした(笑)

  • 相変わらずの、ほろ苦さとやさしさと救いが混在する世界観。
    久々に読むとやっぱりいいなぁ。

  • やっぱり、「食べる」って大切。

  • 平和すぎて入り込めない。本屋さんにいつ行けるかなと思いながら読んでいる。

  • 迷ったら前に出る。人生はマルもバツもある。そして大人になる。言い回しが上手い。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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