- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532171223
感想・レビュー・書評
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久々に読んだ重松清。意外なほどしみてきた。
355ページの「だってそんなことしたら、間違いをそのまま許すだけじゃないですか」「許さなくていいんです(中略)優しさは間違いを許すことじゃなく、て、認めることなんです。間違いをなかったことにはしない、ということなんです。怒りを持ったまま、悲しみを持ったまま、それをまとめて包み込むことが優しさだと思うんです」を読んで、最近上司にされた説教を思い出した。そういう優しさを持ちたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ファミレスはファミリーレスの略。共感した。家族そろってファミレスなんて行ったことがない。
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2014/6/16 読了
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また読みたい‼︎
読みながら味わうように、没頭しました(。›◡ु‹。)
読んでいるうちに、大切な人に手料理を振る舞いたくなる。
読み終わったあとも、温かくて美味しい湯気が心の中に満ちているような気持ちになれます( ´͈ ω `͈ )੭♡⃛
料理だけでなく、夫婦の在り方も考えさせられるので、自分とパートナーの関係を見つめ直すきっかけにもなりました。 -
料理、友情、夫婦、家族、いろんなことが自分と重なって中身の濃い本だった。でも、今自分にとって1番大事なのは美味しく食べる事。それが大事にされていて勉強にもなった。
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友情、食、家族、夫婦、震災…人生
この本を読んだだけで、自分の中でプラスになったものがたくさんあった気がする
ごちそうさまでした!!(感涙) -
我が家も来年には、下の娘が家を出て、夫婦二人となる。どんな関係になるのかな?
優しさと優しさはぶつからない。確かに…。 -
腹減ったー
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久々の重松清。
なかなか読み応えのある長編小説。
アラフィフの男三人組が考える第二の人生、といった所だろうか。
サバイバルクッキングクラブと名付け、晩御飯をきちんと摂れない中学生たちに自炊を勧める陽一の考えは、斬新だか面白い。
だが、今作は中学生がメインテーマではない。
同じく陽一の家では子供たちが巣立ち、妻との生活を考えていた矢先に、妻が陽一と訣別を考えていることを知る。
子育てや仕事から解放されるがゆえに、もう一度自分自身を見つめなおす機会。その時間が丁寧に描かれている。
物語では正しさよりも優しさを強調する割に、全体としてまるでプチ正子さんのように真っ直ぐ正しい路線を歩んでいるように思うのが、重松作品ならではなのかもしれない。
にしても、タイトル、なぜ。。。?