節約の王道

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 108
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532260576

感想・レビュー・書評

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  • (2010年7月8日より読書開始)
     タイトルに惹かれて購入したが、あまり世の中には受容されるとは言い難い自己の行動を正当化する物言いに辟易する内容であった。
     部分部分にはよい事(井原西鶴の「長者丸」の話など)が書いてあるものの、それを上回る自己中心的な記述で帳消し。
     厳しいコメントが多いamazonの書評に目を通してから購入すればよかった。

  • [ 内容 ]
    「家計簿はつけない」「スーパーには虚心坦懐で赴く」「小銭入れは持ち歩かない」「プレゼントはしない・もらわない」等、40年間みずから実践してきた節約生活の極意と、その哲学をはじめて語り下ろす。
    一読すれば節約が愉しくなる、生活防衛時代の必読書。

    [ 目次 ]
    序章 節約は楽しい
    第1章 食―節約食とはすなわち健康食である
    第2章 お金の管理―万札は、崩さない
    第3章 交際費―虚礼に金を費やすな
    第4章 衣服と車―見栄ほど醜いものはない
    第5章 旅行、趣味―金はなくとも余暇は楽しめる
    第6章 教育―人生最大の投資と捉えよ
    第7章 住まい―自分の軸を揺るがすな
    終章 節約と人生

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • これはリッチな人向けの節約の本です。これは節約の本ではないと批判する方もおられますが、私もちまちました節約は苦手です。でも必要のない所でお金を使うのはかっこ悪いと思うので、著者の考えにほとんど同意できました。ほとんどというのは、服はユニクロでいいというところに同意しかねたのです。

  • ・食材を買ったら、使い切る喜びを。
     -知恵を総動員し、工夫して美味を生みだす。
    ・3万4千円おろせ
     -4千円の端数のうちは、万冊を崩したくない意識が働くため。
    ・お金は地道に働き得るからこそ価値がある。
    ・プレゼントはしない、もらわない
     -こんな高いもんもらっちゃってお返しどうしようとかがうっとうしい。
    ・奢る時はスマートに。勘定はいつのまにかやっておく。
    ・銀座で酒をおごるより、めっちゃ美味しい蕎麦を振舞う方が安いし格好いい。
    ・イギリスでは、波長を合わせてみんなで飲む、日本みたいに1人がガブガブ飲んだりするとかしない。



    参考になる点も確かにある。ただ、
    なんかすげーつまんない生き方してるように見えるのは僕だけなんでしょうかね。この人にとっては、この節約が楽しいんだろうけどね。
    経済学とかそういう費用対効果から考えると、とんでもなく不効率な気がしますね。昔っぽいのかな。あんま賛同出来なかった。

  • この時代だからこそってかんじで、何かの紹介文を読んで。
    まずこの方の奥さんになったら、冷蔵庫の中身がなくなるまで買わないとか、大変だろうなと思ってしまった。でもけっこう節約の基本的なことで、自分の中での決まりを作ってしまえばいいかんじ。心まで貧しくならない程度に。車好きかな。面白い。

  • 新聞や雑誌で気になっていたリンボウ先生の節約に関する本。

    私のとっては時間の使い方について賛同する点が多かったですね。

    大根1本使い切るは、まるで今のわが暮らし。

    誰かの節約の実践をまねするのでなく自分なりの暮らしの流儀を、はっきりさせるというのが強く残った印象であります。

    ずぼらで意思の強くない私向きかな~~?!

  • 日ごろから周囲の人としっかりとした人間関係を築いておくことが必要。約束は必ず守るとか、人に絶対迷惑をかけないとか、そういう自分なりのモラルを守って、周囲の人からの信頼を得ておく。より親密に、より丁寧に付き合っておくのです。

    ここだけだな…

  • いいですね.リンボウ先生の価値観,好きです.
    ・ユニクロでいい
    ・車でどこでもいく
    ・骨董屋で土産を買う
    ・地元の店に入る
    ・繰り上げ返済する
    ・プレゼントはしない
    ・和室はいらない
    ・自分の北極星を持つ

  • 「お金をおろすなら3万4千円」というフレーズに興味をひかれて買ってみたが、著者のこだわりが本当にへそまがってて、ちょっとうんざり。途中で読む気が失せて投げ出してたのを、今、ざっと読んだ。この人にとってのこだわりなんだと思う。正直、世代が違うんでしょう、という感じだった。

  • 「子どもにはアルバイトをさせない」「車を持て」など新鮮でした。

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著者プロフィール

1949年東京生。作家・国文学者。

慶應義塾大学文学部卒、同大学院博士課程満期退学(国文学専攻)。東横学園短大助教授、ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(平凡社・文春文庫)で91年日本エッセイスト・クラブ賞。『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(Pコーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で、国際交流奨励賞。学術論文、エッセイ、小説の他、歌曲の詩作、能作・能評論等著書多数。『謹訳源氏物語』全十巻(祥伝社)で2013年毎日出版文化賞特別賞受賞。2019年『(改訂新修)謹訳源氏物語』(祥伝社文庫)全十巻。ほかに、『往生の物語』(集英社新書)『恋の歌、恋の物語』(岩波ジュニア新書)等古典の評解書を多く執筆。『旬菜膳語』(岩波書店・文春文庫)『リンボウ先生のうふふ枕草子』(祥伝社)、『謹訳平家物語』全四巻(祥伝社)『謹訳世阿弥能楽集』(檜書店)『謹訳徒然草』(祥伝社)等著書多数。

「2021年 『古典の効能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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