- Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562045419
感想・レビュー・書評
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舞台である四つの村と水にまつわる神事の絡みがとてもよい。神事の説明が登場人物との掛け合いで読みやすいのもあるし、発展の歴史が興味深く、殺人事件が起こらなくても満足できそうな読み応え。
しかし事件発生から警察を介入させない捜査への流れがスピーディーでハラハラさせるような展開。シリーズものなのにこれだけの質を維持できるのはすごい。 -
刀城言耶シリーズ6作目。全体的にみるとシリーズの中では面白さもトリックもやや落ちる方かと思った。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file4/naiyou14506.html
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はぁーこれは一気に読んでしまいました。偲さんはあの場面のために今回加えられたのかな。どちらにせよ言耶とはくっつかないほうが断然面白いね。
神饌は怖いなあ…
もっと言耶自身に怖い目にあってほしいな、なんて。まあ言耶の怪異に対する姿勢を貫かせるためには、今回の正一君とかのような体験を、言耶にはあまりさせるわけにはいかないのでしょうかね。
五月夜村と二重山の名前の意味に思い至らなかったのが悔しいな! -
シリーズものみたいだね(^◇^)
ホラー描写が怖かった。夜中には読めない( ;∀;)半分くらい読み進むまでは長くかったるく感じるけど後半は一気に読めるほど展開が面白かった。
ただ最後スッキリしないから苦手なパターンではある。せっかくここまで読んだのにモヤモヤ終わらせなくたって(;_q)って思ってしまう小市民(笑) -
刀城言耶シリーズ第5長編。
これまでの集大成的な題目がつけられたりもしているらしい本作ですが・・・たしかに面白かったです。古い因習とホラーっぽい雰囲気とそれに伴うミステリ展開がうまく融合できてなんともいえない読み応えが。いいですね。こういうのが読みたかった。
ちょっとご都合主義な側面もあるかもですが、だんだんシリーズを重ねてシリーズ登場人物のキャラみたいなものも確立してきた感もありますし、なによりいつものあの「雰囲気」が好きな方には是非とも変わらずおすすめしたい。 -
刀城言耶シリーズ長編。
悪役がまた憎らしい…いつもと違い?最後が爽やかだった。游魔はいいキャラだったな。蔵の中の何かの描写は相変わらず嫌な感じでした。 -
はぁ・・面白かったぁ。
けど、今までとはちょっと違う感じ。
心霊色が強い?
結界とか呪術とか、今まであんまりはっきり出てこなかったものが
今回は普通に機能していた。
4つの神社と雨乞いの儀式。
神男、宮司が殺される連続殺人事件。
りゅうまが面白かった。
彼と言耶の陋屋でのやり取りが微笑ましかった。
ていうかちょっと笑った。 -
三津田作品はちょっと遊び人系のキャラが魅力的だなぁと思った一作。少年とお兄ちゃんとの組み合わせが美味しい。
最後の一行でぞっとするのが三津田流、と思ってたんですけど、これは最後の一ページで切なくなる作品でした。