わすれられないおくりもの (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

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  • Amazon.co.jp ・本 (26ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566002647

感想・レビュー・書評

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  • 20年近く前の学会で紹介されていた絵本です。ながらく忘れていましたけれど、久しぶりに読みかえしてみて、ここにはナラティブメディシンとかオープンダイアローグに通じるものがすでに描かれていたということに気づきました。
    母親の葬儀を終えて。

  • 絵と文の作者であるスーザン・バーレイさん、なんと23歳の時に出版。
    人も動物もよく観察しなければこんなにも生き生きと描けないし、こんなにもやさしいお話が書ける人を生み出すイギリスという国の底知れぬ懐の深さも感じる。

  • 『感想』
    〇子どもに死について考えさせるのに最適な1冊だと思う。

    〇アナグマは死に対する準備ができていた。自分は最後の時どうだろう。やっぱり生きていることも死んでいくことも分からない状態より、最後に残す家族にありがとうと伝えたいな。もちろん精一杯生きた後にだけれど。

    〇アナグマは死んでからだがなくなっても、友だちの心には残った。これはアナグマの人(動)格であって、友だちに無理やり押し付けたわけではなく、友だちそれぞれが受け入れてくれた。そう友だちから思ってもらえる人生をこれから歩んでいこう。

    『フレーズ』
    ・アナグマは、死ぬことをおそれてはいません。死んで、からだがなくなっても、心は残ることを知っていたからです。(p.2)

  • 幼いこどもに”死”を教えるのって難しい。

    この本はそのメッセージ性をうまく描いているので、
    「死ぬってなぁに?」と聞かれたときに差し出してあげたい絵本です。

    聞かれなくても、触れておいてもらうことって
    逆に「生きること」を教えることにもなるから
    いずれにしても、良書です。

    こころではずっと生きていてくれることを
    あたたかく教えてくれます。
    死別をテーマにしている絵本って、
    ありそうでないですね。
    (書いてから、”100万回生きたねこ”を思い出しました)

    ちいさなえほんや”ひだまり”さんの
    「10才までに読みたい こころがゆたかになる100冊」より

    3・11から10年目の日に。

  • アナグマさんみたいな人間になれたらいいけど。

  • 保育園のときに涙をこらえながら読んだ記憶があります。この本によって人生で初めて、死という概念に触れ、物語に感情を揺さぶられる経験をしました。

  • 義理の父を亡くした。本当に優しくて素敵な人でした。家内の古い友達が喪中欠礼の葉書を出したのに対して、短い手紙と共にこの絵本を送ってくれた。その優しさに驚いた。そんな友達を持つ家内を尊敬した。穴熊に義理の父の面影が重なった。

  • アナグマのような人になりたい。
    私が死んだとき、残された家族や友達の心に残ることを、生きているうちにしていきたい。

  • お別れの淋しさ悲しさは昔も今も全然変わらないけど
    おとなになるにつれて、時が徐々に薄めてくれること、そして
    その経験も自分を成長させる大事なことであるとわかります。

    そういうことがまだわからない、子ども達にお薦めしたい。

    そして、人生の半分以上過ぎてしまったおとなのかたに

    これから残りの人生をどのように過ごしていくか
    何かしらヒントが得られるのではないでしょうか。

  • 魂が生き続けるってこういうことなんだろうな。絵本なんだけど、大人にもピッタリな一冊。

    子どもにも「死」が、淋しさや悲しさだけじゃないことを解りやすく、切なく、暖かく伝えられると思う。

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