犯人に告ぐ

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 2360
感想 : 420
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575234992

感想・レビュー・書評

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  • この作者の本はじめて読む。(ドラマのビターブラッドの影響)
    上下巻なのだが、あっという間によめた。
    ということは、好みだったのだろう。
    映画はみてないが、本でもおもしろい。

  • 序盤、姿の見えない誘拐犯を見逃すまでの
    緊張感にはまった。

    犯人とのやりとりは少ないのが意外。

    重きはTVを使いどう発言するか、
    内部の告発者との駆け引きに置かれていてそれもいいな。

    主人公の家族の描写が深さを増して
    一気読み。

  • 映画の宣伝だったかと思うのですが

    「犯人に告ぐ」
    「今夜は震えて眠れ」

    というセリフが印象的でしたね

    作品としても、人間を良く表していると思いますね
    ノッている時は何をやっても上手く行ったりするけど、どこかでしくじる
    しくじったらそこから風向きが変わる
    風向きが変わったらそこからは一気

  • かなりイイ!
    お気に入りの作家さんが増えました。

  • 児童連続殺人事件に何の解決も見いだせない神奈川県警は、ニュース番組を利用した劇場型公開捜査を開始する。その矢面に立たされたのは、過去の誘拐事件で大失態を演じた巻島だった…という警察エンタテイメント。

    落ちぶれた中年刑事が再起するストーリーは面白いですが、中盤のかなり長い間、捜査が思うように進まずフラストレーションがたまります。その点、最終盤は震える展開で一気に心が解放されます。

    内部の敵など、エンタテイメントとしても充実しているので興味のある方はぜひ。

  • これは最高。

  • 図書館にて借りました。

    誘拐事件の公開捜査を扱った事件。
    そしてTV番組の中で取り上げられ、世間へ犯人へ呼びかけ。
    六年前にも誘拐事件の指揮をとり、取り逃した巻島が担当になる。

    その時のスキャンダルが原因で左遷されてしまったわけだけどどっちの気持ちも分かる。
    でも、犯人の気持ちはわからん。

    「被害者に一定の落ち度があると云ってる訳ではない。
    どんな立場の人間にも、その人間なりの言い分があるのだということ。
    ひとつの事件を起こした人の言い分なのだから、私はそれを理解不能なこととして切り捨てるのは間違っていると思う。」

  • 警察とマスコミが手を組んで劇場型捜査を行うという物語。「これは盛り上がるぞ」とわくわくしながら読み進めていきました。

  • とても長い。中盤まではダルかったんてすが後半は引き付けられどんどん進みました。映画も見たいです。

  • 面白かった(^◇^)

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著者プロフィール

1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年、第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で小説家デビュー。04年に刊行した『犯人に告ぐ』で第7回大藪春彦賞を受賞。他の作品に、『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『殺気!』『つばさものがたり』『銀色の絆』『途中の一歩』『仮面同窓会』『検察側の罪人』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『望み』などがある。

「2021年 『霧をはらう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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