犯人に告ぐ

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 2360
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575234992

感想・レビュー・書評

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  • けっこう長い小説だったけど、いっきに読めた。
    途中、ダラダラしてきたけど、ラストはボロボロと涙がでてきた。
    犯人はちょっとあっけなかった・・・

  • 男児誘拐殺人犯人と捜査責任者の巻島との闘いの他に,過去の事件との闘い、同じ警察内での闘い、世論との闘いなどいろんな視点で楽しめました。
    特に食えない直属上司との駆け引きはどこのカイシャにもいるなと思え、上司のその後も気になりました。
    結末は、一気に物語を終わらせた感はありますが、スピード感命でしょうから、これで良かったと思います。
    ところで過去の事件はどうなった。そこが気になりました。
    全編ハラハラ・ドキドキの連続です。一気読みでした。
    続編もあるので、楽しみです。

  • 主人公の巻島はじめ、登場人物が悪役含め魅力的。次が気になってグングン読んでしまった。けれど、ラストはイマイチ>_<
    でも、警察モノ好きには、なかなか魅力的な一冊でした。すでに映画化されたいるらしく、映画は
    見ていないものの、巻島=トヨエツ以外のイメージが浮かばなかった(笑)

  • 犯人に告ぐ2が発売されたということで、犯人に告ぐを再読しました。
    良く覚えてなかったな~(^_^;)
    でも以前読んだ時の方が面白かった気がするんだよね。

    キャリア組が「クソ」で嫌な気になったな。

  • 面白かったのら二章まで。その後は情景やら人間関係がイメージしにくく非常にわかりにくい内容だった。結局犯人も???まったくスッキリしない。

  • 再読です。1回目とは違う視点から読めました。やっぱりおもしろいです。

  • 犯人に告ぐ2が出版されたので。読みました。面白かった。

  • 「犯人よ、今夜は震えて眠れ」ー。連続児童殺人事件、警察とテレビ局とのタッグ、劇場型捜査など。臨場感はありましたが、通称バッドマンとの対決、長髪の巻島刑事等々の設定が、少しアンバランスな感じでした。the 警察vs犯人!という構図は少し苦手かもしれません。。【第7回大藪春彦賞、2004年週刊文春ミステリーベスト10・1位、2005年本屋大賞7位】

  • 二段だったので、怖気づきましたが展開が気になりイッキ読み!面白かった!巻島さんの髪型を想像しにくかった(笑)。

  • 神奈川県警の警視、巻島史彦は、幼児連続殺人事件の捜査責任者に任命された。

    その数年前、彼は、幼児誘拐犯「ワシ」を取り逃がし、幼児は殺害され、彼は地方に飛ばされていた。
    今回、彼を任命した上司、曽根警視菅は、その時の事件で大きなミスをしているのだが、失敗は全て巻島にかぶせられた。記者会見の席も巻島がすることになり、記者の悪意と、娘いずみの出産後の経過を心配する中で、彼は記者に開き直ってしまったのだった。

    その事件後、一度も切らなかった長い髪と共に、かれは犯人の「劇場型犯罪」にのった形でテレビに出演し、犯人を挑発していく。
    一方、曽根の親戚で彼の直接の上司となった刑事総務課長の植草は、その権限を用いて、私利的な動きをはじめ、結果的に捜査を妨害していく。
    はたして、犯人は巻島の挑発にのってくるのだが…。

    巻島の捨て身の行動と、前の事件でもいっしょだった本田のサポートや、飛ばされた地で彼を助けた津田が助っ人で入ったことで、巻島は、マスコミや世間や警察内部の反発から孤立せずに犯人逮捕の方向へすすんでいく。
    植草の自分勝手な解釈の行動がその動きをぶち壊してしまうのではないか、というハラハラ感が、その動きを強調し、よけいに面白く思えた。

    そして、最後追い詰めた場面で、また前事件の「ワシ」が登場してきて、巻島の孫を誘拐、巻島を誘い出し、事件は大団円の中に。

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著者プロフィール

1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年、第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で小説家デビュー。04年に刊行した『犯人に告ぐ』で第7回大藪春彦賞を受賞。他の作品に、『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『殺気!』『つばさものがたり』『銀色の絆』『途中の一歩』『仮面同窓会』『検察側の罪人』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『望み』などがある。

「2021年 『霧をはらう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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