陽だまりの偽り

著者 :
  • 双葉社
3.14
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本棚登録 : 88
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575235302

作品紹介・あらすじ

最近、物忘れがはげしいことを気にしている郁造。息子の嫁から預かった現金を落としてしまったが、どこで落としたのかも覚えていない。ボケ老人のレッテルを貼られることを恐れ、郁造はある行為に踏み切る。果たして、その先に待ち受けていたものは…(表題作「陽だまりの偽り」)。5つの心模様を端正に描いたミステリー短編集。小説推理新人賞作家、注目のデビュー作。

感想・レビュー・書評

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  • ライトな横山秀夫。
    失礼ながら本作品でもそう思いました。

    でも、逆境に陥ったときに、支えてくれる人(家族)が
    いるから、人は何とか生きていけるんだと思います。

  • 傍聞を読んで、はまった作者。
    これが、デビュー作。

    人間の迷いを秀悦に捉えてはいるけれど、傍聞以上の満足度は得られず。
    まあ、デビュー作だから、仕方ないのかな?

  • 心温まる日常の謎

  • 2014/12/19 読了

  • 人は嘘をつくと思う。話の大部分を占める心理の流れは実によく理解できる。そして最後の解決部分の展開はお見事。そこに惹かれてる。

  • 心模様を端正に描く5つの短編集
    息子の嫁から預かった現金を紛失。最近物忘れが激しい郁造はボケ老人と言われたくない。ひったくりにあったと嘘をつくが…

  • 5つの短編からなる、どの話も引き込まれるものがあって、あっという間に読んでしまった~!!

  • 傍聞きのほうが、完成度が高いな。

  • かたえぎきの方が良かった。

  • 短編集。日常から一歩ふと踏み外してしまったような話を切り取ったミステリー。何作か続けてこの長岡さんの作品を読んでますが、これがデビュー作なんですね。十分楽しめる一冊です。日常生活の中で魔が差す瞬間の極端な例を見ている感じ。もしかしたら自分も?と思わなくはないけれど、どことなくそこまでは思えないあたりが惜しいのかも。

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著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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