- Amazon.co.jp ・本 (571ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575508796
作品紹介・あらすじ
裕司と幸司、幸司と裕司。裕司は幸司を殴る。幸司は裕司に嘘をつく。二十年、そうやってきた。うんざりだった。ふたりを繋ぐ鎖を断ち切りたかった-断ち切った。そう思っていた。間違いだった。裕司はおれに取り憑いた悪霊だ。おれが死ぬまで消えることはない。戦慄の長編暗黒小説。
感想・レビュー・書評
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最高!
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まぁ~なんと言う・・・お話しでしょうか(笑) たった1億(2億?)の為に あっちも死に、こっちも死に
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憎しみ合う二人の絆が凄い。
人の汚い内面の描写が凄い。
しっかりと主人公たちの生い立ちや心理描写がされているため、一気に感情移入してしまいました。
多かれ少なかれ皆が持っている汚い面。
ここまでストレートに描かれると逆に綺麗です。 -
馳星周。なんか、苦手。好きじゃない。
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北海道・根室を舞台に似た境遇を持つ幼なじみが大金を奪い合うストーリー。現実から逃げようと試み続けるも、最後には戻って来る展開は、ありきたりとも真理とも言える。数ページおきに出てくる「はんかくさい」はどんなこだわりだったんだろう。
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読んでいるだけで北海道 根室の寒さが伝わってきます。
ラストはさすが馳さんですね。 -
根室などを舞台とした作品です。
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相変わらずドロドロしてますね。国内のヤクザばかりが活躍した作品というのは馳作品にしては珍しい。