犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)

著者 : 雫井脩介

• 双葉社 (2007年9月13日発売)

感想・レビュー・書評

[ひらめちゃんさんの感想 · 2021年5月5日]

3.2と読み直し。多分、3回目か4回目のはずなのに、ドキドキしながら読んだ。
私の記憶では、スーパーの立体駐車場から子どもを突き落とす場面があったはずなのに、何と勘違いしてたんだろう⁉️
ベージュではなく、カーキがキーワードだと思ってた。1.2.3と、また何度でも再読したい。


ワシは彼だったのか⁉️

巻島は、豊川悦司がモデルだったのか⁉️
それとも、西城秀樹⁉️

[Yuricoさんの感想 · 2021年1月31日]

犯人＝“バットマン”を名乗る手紙が、捜査本部に届き始めた。巻島史彦は捜査責任者としてニュース番組に定期的に出演し、犯人に「もっと話を聞かせて欲しい」と呼びかけ続ける。その殺人犯寄りの姿勢に、世間および警察内部からも非難の声が上がり、いつしか巻島は孤独な戦いを強いられていた―。犯人に“勝利宣言”するクライマックスは圧巻。「普段ミステリーや警察小説を読まない人をも虜にする」と絶賛された、世紀の快作。

[nattakさんの感想 · 2020年9月9日]

　数年前の子供の誘拐事件で犯人を取り逃がしてしまった刑事が、今度は少年の連続殺人の解決に向けて頑張る、ただ捜査は行き詰ってしまっていたので、ニュース番組で情報を募るという戦略に出る、という設定。捜査現場やテレビ局での問題や争いが描かれる。サスペンス小説中でも、とくに警察小説と言える気がする。警察の内部でのことをが大きな部分を占めているあたりは、「震度0」にも雰囲気は似ているが、それほど複雑ではないので割と読みやすい。

[夜食・中七七三／特殊物書き稼業さんの感想 · 2020年6月26日]

面白いけど、回収していない諸々があるのではないかと思う。気になる人はすっきりしないかも。

[のみのぴこさんの感想 · 2019年10月24日]

今まで読んだ中で一番おもしろかった。
犯人よ。。。今夜は震えて眠れ
のとこは鳥肌たった。
ところどころで登場する、間抜けな刑事の小川巡査長が微笑ましくて、殺伐とした話の中でほっこりさせてくれる。

[midoriさんの感想 · 2019年5月31日]

私事ですが 上巻を二冊買ってしまいやっと下巻を買って読み始めたら…
有賀って誰？？？…で もう一度上巻を読み返し それでも有賀？？のまま、下巻を読みました。あぁ～最後まで読んだときわかるのね。
で、感想ですが おもしろかったです。
植草さんをやっつける所はスカッとしたし、最後の 麻美さんとの話はぐっときました。でも、とっても頭の良さそうなバッドマンが ローラー作戦であんなに簡単に引っ掛かってしまうのはちょっと残念でした。

[andalusia0705さんの感想 · 2019年3月17日]

完全に消化不良な終わり方。散々引っ張った犯人も、誰だ君は？的なやつ。意外性も何もない。内部情報リークの話もそれだけ？な対応。ネタは良いのに、もっと工夫が欲しかった。

[kamitakoさんの感想 · 2019年3月12日]

6年前の未解決事件を引きずりながらも、バッドマンに挑む主人公の心の揺らぎと、それを支える家族の過去からの絆...。正直、植草はもっとコテンパンにしてやってもよかったのでは。
ストーリーの流れはよかったが、犯人の動機やプロファイリングというまでには至らない捜査手法など、細部が気になってしょうがなかった。

[aya1124さんの感想 · 2018年9月5日]

犯人に告ぐの続編ということで
またメディアを使う劇場型かな？
と思ったら違った。特に繋がりがなく、巻島が出てくるシリーズものかと思いきや、事件の雰囲気？特に下巻の小川が続編感出してる。最後の方のスピード感好きだな。

[gosachiさんの感想 · 2018年6月8日]

ラストに向けて...
一気に読んでしまった。
犯人逮捕されてよかった....

著者プロフィール

1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年、第４回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で小説家デビュー。04年に刊行した『犯人に告ぐ』で第７回大藪春彦賞を受賞。他の作品に、『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『殺気！』『つばさものがたり』『銀色の絆』『途中の一歩』『仮面同窓会』『検察側の罪人』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』『犯人に告ぐ２　闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『望み』などがある。

「2021年 『霧をはらう』 で使われていた紹介文から引用しています。」