犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575511567

感想・レビュー・書評

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  • マスコミを使った展開は
    ちょっと半沢直樹的な感じで
    バッシングされてからの反転に
    期待してもうた。

    しかし、意外と現実的な展開で
    その分ちょっと肩すかし感はあるが
    それでもめっちゃ面白かったよ。

    犯人のミスもね~
    それちょっとアリか~ってのあった。
    いろいろと突っ込みどころはあるんだよ。

    それでも、やっぱ面白い。

    マスコミを使った操作の狙いや
    なるほどと思わせる捜査目的なんかは
    へ~~って感じでリアルだし

    臨場感はたっぷりあった(^^)/

    さ~次は
    録画してる映画を観よう(^^)/

  • 刑事は一つひとつの事件について、被害者の無念の思いや被害者家族の苦しみを一生背負い続けるという。未解決事件ではなおさらだ。この物語はそんな刑事が主役。最後の最後に本当の巻島刑事の思いがみえ、こみ上げるものがあった。ただテレビ局のスクープ合戦の裏側、というかリークの生まれる構造は、ちょっとくどい気がした。

  • 事件の重さ、犯罪の重さを感じた。
    犯罪に関わる人の背負うものの重さ。
    大きさ、刑事さんの大変さを少し想像できた気がします。

    • nori-blueさん
      同じこと感じたよ♪嬉しいな
      同じこと感じたよ♪嬉しいな
      2013/10/07
  • ストーリー展開は良かった。
    しかし、犯人像が最後までしっくりこなかった。
    主人公をはじめその周囲の人たちのキャラクターは立っていて魅力的だったので残念。

  • 上巻で盛り上がって「これから面白くなってくるぞ!!」と、期待してしまった分、オチがあんまりにもあっさりしていて残念だった。
    上巻の初めであれほど6年前のことを細かく書いていたわりには…という感じ。納得がいかないラストだった。

    でも巻島さんや、本田、津田長といった魅力的で素敵な彼らは好きになった。

  • 『クローズド・ノート』から雫井さんの本を読み始めたから、ミステリー作家だとは知らなかった。

    下巻では、巻島刑事の「劇場型捜査」がやまを迎えつつ、内部の功名心にかられた刑事との対決や犯人との対決が描かれており、非常にスリリングで面白かった。

    最後の巻島刑事の犯人への一言には思わずニヤリとしてしまった。

  • 雫井さん「火の粉」に引き続き、また読みたくなったので
    この作品を行ってみました。
    あいかわらずの雫井さん独特のきめ細かい表現での書き方でした。
    今回の作品も楽しめました。

    それにしても、
    つ、つ、津田長!
    主人公をサポートする人間味の深いじつにイイ人だーー

  • 上に続く展開。様々な人の思惑が重なり、最後へと向かっていく展開は映画のようで面白かった。犯人を捕まえる展開は意外性はそこまでなく、淡々と読み進められた。

  • ついに犯人を捕まえた。それもスマートにではなく、泥くさいローラー作戦で。犯人の犯したミスを見逃さずに最後の大博打で見事に成し遂げた。ワシ事件から6年雌伏の時は終わり、再び表舞台に見事に返り咲けてよかった
    孫が拐われた時はどうなるかと思いましたが、無事で良かったけど、このエピソードは蛇足かな
    それにしても植草を見事に嵌めた時はまさに痛快でした

    しかし最後の大手柄をチョンボが掴むとは

  • 最終的に事件については結構あっさり解決するが
    その後の話でこの物語の主軸は犯人探しではなく、その背後にある被害者や犯人を追う刑事達の心の話なんだと感じた。
    巻島が何度も健治くんの名前を呼んでしまったり、最後に涙ながらに謝罪するところにグッときた。

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著者プロフィール

1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年、第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で小説家デビュー。04年に刊行した『犯人に告ぐ』で第7回大藪春彦賞を受賞。他の作品に、『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『殺気!』『つばさものがたり』『銀色の絆』『途中の一歩』『仮面同窓会』『検察側の罪人』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『望み』などがある。

「2021年 『霧をはらう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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