春霞ノ乱-居眠り磐音江戸双紙(40) (双葉文庫)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575665833

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  • 居眠り磐音江戸双紙40~平和な暮らしを小梅村で取り戻した磐音一家に女児・睦月が生まれたが,幕府御鉄砲御箪笥奉行で起倒流の遣い手・鈴木清兵衛が道場に現れ不穏な空気が流れる。義弟の遼二郎が関前藩留守居役から預かった伝言で佃島に向かうと小舟に母の姿を見て仰天しつつ,磐音は小梅村で孫に引き合わせる。父・坂崎正睦も国許を離れ微行したとの話。聞くと,関前藩の商いは順調で,長崎口の品も扱って巨大な利益を挙げる一方,禁制品も扱っているという。幕府に知られれば藩主・福坂実高は切腹を命じられるかも知れない。江戸家老・鑓兼参右衛門が黒幕であるらしいが,藩主不在の上屋敷に向かった筈の正睦が拉致されて行方知れずとなった。豊前から同行した陰監察が目黒の下屋敷近くで心臓を背後から一突きされた遺体で見つかった。関前6万石の江戸下屋敷も中屋敷もそれらしい様子はなく,紀州藩の協力で江戸家老が田沼意次の意を汲んで関前藩に乗り込んだ者と知れ,上屋敷近くの尚武館跡が田沼の手先の邸に変わっている場所こそが囚われの場と隣邸から探ると,果たして正睦はかつて磐音とおこんが新婚生活を過ごした離れの座敷牢に閉じこめられていた。弥助・霧子の手引きで正睦を救出し,藩下の物産を下ろした後の長崎口の荷は江戸家老が差配して積み下ろすという。奉行所与力・笹塚に阿片を渡す手筈を整え,現場を抑えると,起倒流を鈴木から学んだ船方の関前藩士の喉元を斬り割った~あらあら40冊ですかぁ。表紙は,磐音と竿を操る霧子,母の照埜,迎えるのは磐音の息子の空也と守り役の早苗。明確な続きものは久し振りだね

  • 子どもも2人目。我が家もリンク。

  • まだまだ続く、磐音さまの活躍…
    少々飽きてきた感もありますが、人生とはそんなもの。
    飽きても続いていくのが、人生じゃん。

  • 磐音シリーズ 40巻

    新たな戦いが始まりました
    最初の頃のようなのどかな空気もあります
    赤ちゃんは戦いの中でも癒しですなぁ

  • 「居眠り磐音 江戸双紙 40 春霞ノ乱」(佐伯泰英)を読んだ。そろそろ潮時かなとも思うんだが、新刊が出ればやっぱり読んでしまうのである。

  • 今回はいまいちですね……

  • 今回はミステリー仕立て。最近ちょっとマンネリ化してものなあ。シリーズ初期を思い出した。

  • 豊後関前藩にまた呼び出され、まだ、この藩は相も変わらず、ごちゃごちゃしているのかと思ったら、後ろでそんな人が糸を引いていましたか。
    その点は意外でした。
    ただ、このシリーズは最近ちょっと、磐音やおこんの魅力が生かされていない気がしてもったいない気がします。

  • 居眠り磐音江戸双紙シリーズの第40弾。放浪の旅から江戸に戻って、どんな展開が待っているのかと思えば、またもや旧藩の内紛に巻き込まれることに。更に、あの老中が絡む気配もあり、複雑な様相。次巻が楽しみ。

  • ひさびさに明るいスタート!と思ったら磐音父拐かし事件。状況が複雑になって参りました。
    一時期の重苦しさはないので(やっぱ江戸は味方が多いからか)安心して読んでるけど、どういう結末を迎えるのかしら関前藩密輸騒動。


    ところでよしなが版「大奥」であの田沼見ちゃったら、ついこっちでも今まで想像してた田沼親子イメージと両方思い浮かべちゃってどうしたら(笑)

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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