ぼおるぺん古事記 (一)天の巻

著者 :
  • 平凡社
4.13
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本棚登録 : 1168
感想 : 136
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (130ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582287462

感想・レビュー・書評

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  • 古事記の原文とともに漫画が流れていく画期的な本。古事記を触れるのに最適な1冊。

  • (No.12-53) 一応マンガです。

    以前「超訳 古事記」を読んだとき、もう古事記はこれでいいかな、少なくとも逐語訳は読まないだろうと思ったのですが・・・・。
    なんとこれは読み下し文ではありますが、原文!
    しかも最初には、読み下してもいないそのままの文が手書きでびっしりと。これを見て(読んでない・・・)感動しました。

    ぼおるぺん古事記とは、これ全部をボールペンで書いてるから。ボールペンを使ったのは、こうのさんのこだわりのようです。

    文は原文なんですが、こうのさんのほっこりした絵と親切な注でとても分かりやすいです。

    葦船に入れて流したひるこのことが気になっていたのは私だけじゃなかった。
    さりげなくひるこが描きこまれているところを見て、あら~こうのさんも気になってたのね!と嬉しく思いました。

    古事記が気になる方は是非読んでください。超お勧め!!!
    これは天の巻、秋には地の巻と海の巻が発売予定です。ものすごく楽しみだわ。

    評判が良いんだけど実物を見たいと思って書店で探したら。
    一冊見本があって、シュリンク包装されたのが山積みになってました。
    見本を眺めたあとすぐに一冊手に取り、レジへ直行しました!

    • tokiwahimeさん
      nyancomaruさん、コメントありがとう。こうのさんがお好きですか?
      一気読みもいいですね。私も完結したら最初から読み直すと思います。
      nyancomaruさん、コメントありがとう。こうのさんがお好きですか?
      一気読みもいいですね。私も完結したら最初から読み直すと思います。
      2012/09/13
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「こうのさんがお好きですか?」
      はい。
      角川から近藤ようこの「恋スル古事記」って言うのも出るみたい(比較するような内容かどうか不明ですが)。...
      「こうのさんがお好きですか?」
      はい。
      角川から近藤ようこの「恋スル古事記」って言うのも出るみたい(比較するような内容かどうか不明ですが)。。。
      2012/09/18
    • tokiwahimeさん
      私はあまりマンガに詳しくないので、こうのさんは知っていましたが、近藤ようこさんのことは知りませんでした。古事記関連本は最近多く出版されてます...
      私はあまりマンガに詳しくないので、こうのさんは知っていましたが、近藤ようこさんのことは知りませんでした。古事記関連本は最近多く出版されてますね~。
      本屋さんで見かけたらチェックしてみます。
      2012/09/19
  • シンプルだけど、精密。
    軽いようで重い。
    作者の独特の雰囲気が漂っていると思った。

    個人的に一番いいなと思ったのは、アマテラスである。
    今まで読んできた古事記をモチーフにした漫画のアマテラスといえば、そのほとんどが、男装の似合うすらっとした美人として描かれていた気がするのだが。
    この作品に出てくるアマテラスの顔は、それでこそ、太陽のように真ん丸。
    これはこれで、愛嬌があっていいなと思った。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「太陽のように真ん丸」
      ナルホド~
      完結したら読もうと思っているのですが、楽しみです!
      「太陽のように真ん丸」
      ナルホド~
      完結したら読もうと思っているのですが、楽しみです!
      2012/06/25
  • こうの史代さんは、どこへ行くのだろう?
    前作・平凡倶楽部(エッセイ・短編など)を読んでいたら、
    アイヌのことを作品にするのかなと期待していた。

    古事記をこうの史代さんの手によると、
    こうなるんだ。
    ほんとに、ボールペンで描いたのかな、
    作中に何本も使われたボールペンが登場する。
    その中の一本に『がんばろう東北』というロゴ入りのボールペンも出てくる。
    震災以降のこうのさんの作品だとわかる。
    この国は、どこに行くのだろう?

  • 古事記が漫画でわかりやすい。
    文章だけよりも絵になると入って来やすいですね。

    古事記1では
    天地創世から八岐大蛇までの話し。
    古事記2も読みたい。

  • 現代語訳ではない、原文のままなので、現代語訳で話をつかんでから読み始めるのがいいかも?

    「驚くほどに愛らしく、自由で、残酷で、わがままな物語――。
    日本最古の神話・古事記が、ロマンあふれる絵物語になってよみがえる!
    日本誕生の歴史をたどる、こうの史代最新作。」

    「漫画になるのを待っている!と感じました。だって、漫画にはサイレントという絵のみで展開させる手法があるのです。文字を使わず意味を伝えられるのだから、古文が付いたからといって読めなくなる筈がないのです」(あとがきより) なんという発想・・天才か!!(三宅香帆)

    ・おもしろかった。こんだけの神様よくイメージ出来たなぁ!人間くさい神様たちがこの漫画でますます人間くさく感じられた。イザナミとイザナギが夫婦になるところはくすぐったく、別れは心が痛い、痛い。。

  • 元々別の本で読んであらすじは知っていたが、漫画だともっとわかりやすいかと思い購入。

    ボールペンで書いたのはすごいとは思うが絵も文字も手書きで見にくく、絵のタッチも好みでなかった。

    実際内容もわかりにくかった。古文の文体を損なわないように書いているからなんだろうけど。
    やけに神様の名前だけは羅列されているけれど、肝心の物語の方があまり頭に入ってこない。

    因幡の白兎の話が好きなので読みたがったがこちらには入っておらず、かと言って続刊を読む気にもならなかった。

    好みなのかな、私には合わなかった。

  • 古語文体と
    こうの史代さん独特の表現方法で
    ちょっと分かりづらい所もあるが
    それも味わいといった感じ
    それゆえに何度も読もうかな
    という気になる

    ブックオフ武蔵新城店にて購入

  • 再度読み直しました。
    古事記は好きだけれど、名前が変わると頭がついていかないことがありました。
    ですが、絵で読むものなので、文章が現代語訳ではなくても、するすると読めてしまいます。
    古代日本の漢字の使い方も学べて、とてもわかりやすい導入書です。

    是非読んでいただきたいのは、小さく書かれた注釈です。
    堅苦しくなく、補助的な注釈が書かれていて面白いです。

  • 作者の画風が好き! カバーはふくよかな天照大御神。このシリーズを知って3巻同時購入。ボールペンで描かれた驚き。漢文で綴られた古事記が袋とじで製本されているのも、神代の物語への期待を持たせる。天之御中主神から始まる八百万の神々の誕生を、漫画だからこそ、こうのさんだからこそ神々に個性的なキャラを与え、ヤマタノオロチ退治まで息もつかせない読み物に仕上がった。一柱の神に亦の名があるのは、大和政権が各地の有力部族と信仰を併合していったからなのだろう。

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著者プロフィール

こうの史代:1995年デビュー。広島市生まれ。代表作は「さんさん録」や、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞作「夕凪の街 桜の国」、アニメーション映画のヒットも記憶に新しい「この世界の片隅に」など。

「2022年 『ぴっぴら帳【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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