ぼおるぺん古事記 (一)天の巻

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 1169
感想 : 136
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (130ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582287462

感想・レビュー・書評

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  • 大大大スペクタクルをこんなにもキュートポップでわかりやすく、しかも原文で!
    興奮のあまり文章もおかしくなるくらい素敵だった。

    イザナキとイザナミを隔てる大岩、の構図が、かつてふたりを結びつけた柱、の構図とシンクロしているところとか。
    表現力にくらくらする。

  • こうの 史代
    平凡社

    (一)天の巻
    (2012/5/27)

    (二): 地の巻
    (2012/9/27)

    三: 海の巻
    (2013/2/26)

    「昔からずっと、古事記を絵にしたいと思っていました。
    魅力的な登場人物、ストーリーはもちろん、原文の味わいも楽しいですよ!!」
    ――こうの史代

    すごいです!このコミック
    古事記のあのすごいキャラクターを絵でみごとに表現してるし
    原文(よく分からないけれど)読んだ気にさせてくれる
    いや~すごい
    細かな絵 ボールペンだって
    歌のやり取りのカラーの絵もいいなあ

    ≪ この国の ねっこの風土 ほらここに ≫

  • 全てボールペンで描かれた古事記の世界。古事記の原文の解釈もとてもユーモラスでおもしろく、表情やしぐさで、原文だけではわからなかった微妙なニュアンスが伝わってくる。何よりもキャラクターたちがみんなかわいく、こうのさんが世界に注ぐまなざしがやさしい。

  • かなりヤバい。完成されすぎている。
    こうの流のアレンジが本当にわかりやすくて読みやすかった。

    自分がどれだけ古事記を知らなかったか、
    また一部の話しか知らなかったか思い知らされた。
    古典の教科書にしても良いと思う(笑)

  • 現代語訳でないところが特に良い。

  • すごい!
    古事記面白い!

    そしてボールペンてすごい!

  • せりふが原文なのでちょっとわかりづらい所も
    ありましたが絵の力で一気に読めました。
    続きも読んでみたいです。

  • これなら現代語訳でなくても読める。というか、「マンガによる逐語訳」といった趣きである。古事記は、神の名前がやたらと列挙されることが多く、そこでいつも挫けてしまうのだが、今回は読めた。そして神の名の列挙が、実は世界の成り立ちを、詩的にイメージ豊かに描く手段となっていることを、はじめて実感できた。すべて作者の上品な絵のおかげである。感謝。

  • いい!
    まさにイメージどおり。

    立ち上る雲がみえる。
    音楽が聞こえてくる。

  • ベタもトーンも使わず、全編ボールペンで書かれた漫画。
    1巻は「天地の初めて発くる時」で始まる天地開闢から、スサノオの天下りまで。

    著者は時に鮮烈に、時にしっとりと古事記の行間を見せてくれる。
    ――神産み・国生みの課程で溢れていく豊かさ、イザナギがイザナミの墓前を離れ子を殺すまでの緊迫、黄泉比良坂での別離の悲哀、スサノオの憎めない荒々しさ、ヤマタノオロチ退治の勇壮――
    物語としての古事記の魅力を、こんなに実感できた本はない。

    古事記には神々の名前が山のように出て来るが、それを素朴で可愛らしい姿で見られるのもこの本の魅力のひとつだ。

    文章は読下し文で、脚注は最低限。
    古事記の持つ雰囲気を失わず、漫画を見ながら意味を推し量る事ができる。
    古文が苦手な人でも、さらっと読めるだろう。取っ付きやすい本だと思う。

    なお、巻頭には古事記原文が和綴じで付いている。著者の手書きらしく、驚いた。

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著者プロフィール

こうの史代:1995年デビュー。広島市生まれ。代表作は「さんさん録」や、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞作「夕凪の街 桜の国」、アニメーション映画のヒットも記憶に新しい「この世界の片隅に」など。

「2022年 『ぴっぴら帳【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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