卵一個ぶんのお祝い。 (東京日記)

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 164
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  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582832822

感想・レビュー・書評

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  • この方のおはなしは
    不思議と現実がいい具合に混じっていて好き。



    でもこれは五分の四ほどは本当日記。
    大福おじさんはきっと五分の一の住人だと思うのだが。



    都のたつみにはわたしもくらくら。笑

  • ほぼ日記。
    なんとはなしにボヤボヤ読める。
    川上弘美さんの文章の中で一番右から左に流れていく文章でした。そこがいいねー。

  • これもフォローさんの本棚で見かけて借りてみました。川上弘美さんの本はあまり。。のが多いので期待せず読んだのだが。。めちゃくちゃ笑いました。この間読んだ、アンソロジーに書いてたのと同じの書いた人?とは思えないほど。普通の文のが断然面白いこの方。(失礼)

    『だから嫌いなんだ』には共感。心身冷やすと運は低調に。肝に銘じておこう。。。。

  • 日常の中のいびつな出来事と気持ちを描いた本。二割のフィクションがスパイスのように利いている。

  • 装丁がとてもきれいな本。中のイラストも好みでした。
    図書館からでしたが、手元において何回も読み直したい。
    某日でくくられた、著者の日記集。
    言葉の韻の踏み方や、著者の好奇心の方向がとても楽しめました。
    著者の等身大の楽しみ方が知れてよかったです。

  • 嫌いじゃないけど…。

    作風は小説と変わらない。
    でも穂村さんのを読んだ後だったので、逆の方が良かったか?
    そういう問題じゃないか。

    奇をてらった感というか、こう書いた方が落ち着くんじゃないかとか、受けるじゃないか、とか、5分の4が事実とあるので、ここが5分の1かと思ってしまい、楽しめなかった。

    装丁がいいんだけど、図書館で借りたため、カバー(透明フィルム)が貼られていて、そのせいで気持悪かった。(笑)

    こういう日常を描いたものは人気作家さんのだから面白いんだと思った。
    一般人が似たような生活を送って、文章にしてもただの受け狙い日記になる。

  • 日記。
    一日の様子が分かるだけだけど、かっこいい毎日。

  • このシリーズはみんな好きです。
    マンガみたいに、
    なんにも考えずにぱらぱら読めて、
    大事にちょっとずつ読みたいのに、
    ついついイッキ読みしてしまう。

  • ぼんやりした日記だった.
    私も日記をつけたくなった.

  • 初・川上弘美でした。この東京日記は月刊「東京人」に掲載していたものをまとめたそう。 いや〜何がどうってことのない日記なんだけど、いや〜良い。言葉の使い方がシンプルでうまい。洗練されている。短歌などに通ずる言葉遣いな気がするの。 この方の小説もこんな感じなのでしょうか?読んでみようか・・・。

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著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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