- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591116623
感想・レビュー・書評
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設定が斬新で面白い。父と息子のやり取りがなかなか良かった。また、現代の政治に関する問題も取り上げており、良かったと思う。テレビドラマを観たかった。。
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内閣総理大臣と、その「バカ息子」の頭の中が入れ替わってしまった…!という、突拍子もない設定のお話。
最初はその設定の突飛さに全然入り込めず、むずむずしていましたが、話が進むにつれて面白くなってきました。
若い頃には情熱を胸に正義のために政治家を目指したはずが、いつの間にか保身に走る「オトナ」になってしまっていたことに、息子の生活、想いを通して気付かされる…というよくあるお話なのですが、なんだかんだ面白かったです。
ストーリーも特にヒネリなくまっすぐですが、語り口が私好みでわくわくしました。
結末はある意味近視眼的ではありますが、綺麗だったし。
読んでよかった作品かな、と思います。 -
発想がおもしろい。
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ドラマの方が面白かった
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総理大臣の父親と大学生の息子が入れ替わってしまって、本当の自分を見つけていくという話。よくある設定だけど、総理大臣ってところが面白かった。テンポも良くて◎
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チャラい大学生の息子と首相が入れ替わり?
その裏には製薬会社の工作が、野党とともに行われていた。青春社会派小説 -
ドラマの民王が素晴らし過ぎて、正直、退屈に感じてしまった。
ドラマを観る前に読んでいたら、もう少し純粋に楽しめたとは思う。
でも意外にドラマが原作に忠実に作ってたみたいで、ちょっと驚いた。
再読はない。 -
2015年10月15日読了。政治の混乱の中総理大臣に就任した武藤泰山と、その息子・翔が見舞われる危機とは。最近ドラマ化された?池井戸潤の小説。ありえない(まあ、フィクションの中では「よくある」シチュエーションなのだが)状況に見舞われおろおろする面々が妙にコミカルに描かれるが、政治をめぐる細かい薀蓄描写は著者ならではのものか。主人公がそれぞれ開き直って正論をぶつくだりは「スッキリ爽快」シーンなのだと思うが、やはり事件のそもそもの発端がありえなさ過ぎるのと、内容がコミカル過ぎるのは気にかかる・・・ありえない設定だからこそ、「実際にこれが起きたらどうなるのか」を緻密にシミュレートした小説にしてほしかったなあというのは個人的な願望。
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池井戸潤の作品にしては、安っぽくて残念でした。いや、単純明快、痛快という意味で、もともとこういう作風ですからね。
題材が政治なので、しっかりとした取材に基づく社会派なものを読みたかったけど、そこを期待しちゃいけなかったと思います。
テレビ向きの娯楽作品です。