民王

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 1566
感想 : 306
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591116623

感想・レビュー・書評

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  • 設定が斬新で面白い。父と息子のやり取りがなかなか良かった。また、現代の政治に関する問題も取り上げており、良かったと思う。テレビドラマを観たかった。。

  • 内閣総理大臣と、その「バカ息子」の頭の中が入れ替わってしまった…!という、突拍子もない設定のお話。

    最初はその設定の突飛さに全然入り込めず、むずむずしていましたが、話が進むにつれて面白くなってきました。
    若い頃には情熱を胸に正義のために政治家を目指したはずが、いつの間にか保身に走る「オトナ」になってしまっていたことに、息子の生活、想いを通して気付かされる…というよくあるお話なのですが、なんだかんだ面白かったです。
    ストーリーも特にヒネリなくまっすぐですが、語り口が私好みでわくわくしました。

    結末はある意味近視眼的ではありますが、綺麗だったし。
    読んでよかった作品かな、と思います。

  • 首相の父と大学生の息子が入れ替わることで互いの本音や気持ちが少しずつわかり、父は政治家の初心、息子は父の背中を見て自分は将来どうするかを考えていく話。クスッと笑える部分も多く、気楽に読める一冊。

  • 発想がおもしろい。

  • ドラマの方が面白かった

  • 総理大臣の父親と大学生の息子が入れ替わってしまって、本当の自分を見つけていくという話。よくある設定だけど、総理大臣ってところが面白かった。テンポも良くて◎

  • チャラい大学生の息子と首相が入れ替わり?
    その裏には製薬会社の工作が、野党とともに行われていた。青春社会派小説

  • ドラマの民王が素晴らし過ぎて、正直、退屈に感じてしまった。
    ドラマを観る前に読んでいたら、もう少し純粋に楽しめたとは思う。
    でも意外にドラマが原作に忠実に作ってたみたいで、ちょっと驚いた。

    再読はない。

  • 2015年10月15日読了。政治の混乱の中総理大臣に就任した武藤泰山と、その息子・翔が見舞われる危機とは。最近ドラマ化された?池井戸潤の小説。ありえない(まあ、フィクションの中では「よくある」シチュエーションなのだが)状況に見舞われおろおろする面々が妙にコミカルに描かれるが、政治をめぐる細かい薀蓄描写は著者ならではのものか。主人公がそれぞれ開き直って正論をぶつくだりは「スッキリ爽快」シーンなのだと思うが、やはり事件のそもそもの発端がありえなさ過ぎるのと、内容がコミカル過ぎるのは気にかかる・・・ありえない設定だからこそ、「実際にこれが起きたらどうなるのか」を緻密にシミュレートした小説にしてほしかったなあというのは個人的な願望。

  • 池井戸潤の作品にしては、安っぽくて残念でした。いや、単純明快、痛快という意味で、もともとこういう作風ですからね。
    題材が政治なので、しっかりとした取材に基づく社会派なものを読みたかったけど、そこを期待しちゃいけなかったと思います。
    テレビ向きの娯楽作品です。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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