坂の上の坂

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591126578

感想・レビュー・書評

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  • 「テレビ寺子屋」を見て読んでみたが、本の内容は目新しいことはなかった。

  • 55歳までにやっておきたい55のこと ― http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=80007760 , http://www.yononaka.net/

  • 55歳までにやっておきたい55のこと

  • 「日露戦争を戦った約100年前、「坂の上の雲」世代の平均寿命は今の半分だった・・・。一人前になり夢中で仕事をして「雲」を眺めて走り続けたら・・・あっさり死を迎えられた。(まえがきより)」と著者は明治時代をいう。
    現在は寿命も延び、坂の上を上りきったら、まだ坂がある時代。概ね45-55歳の間に、55才から30年間の過ぎし方を考え準備しようという趣旨の本。

    (メモ)
    1.消費の作法
    ・消費から投資へ
    ・投資家目線の消費
    ・投じるのは資本でなく気持ち
    *ex) 被災地支援の消費など。

  • この本を読んでまず感じたのは、「僕は藤原さんを誤解していた」ということでした。僕の中の藤原さんのイメージは、「自分にベクトルが向いている人」でした。またパフォーマンスやテクニック論についての話が多く、あまり人間として尊敬はしていませんでした。しかし私が見ていた藤原さんは、大衆に合わせた1側面でしかないのだと、感じました。家族を大事にする姿勢、震災への貢献の姿勢、次の世代をどう支援していくかという想い。もちろんテクニック論的な話も多く入っているのですが、これまで藤原さんの話の中で感じることのできなかった"愛に満ちた話"も多く書かれており、随所随所で共感を覚えました。

    この本の一番すごいところは、人間の生き方の一つのモデルを提示している点だと思います。先日読んだ『暇と退屈の倫理学』ではマルクスとルソーが、本来的な人間像という形ではない人間の生き方のモデルを創作し、当時の社会と比較をし社会のブラッシュアップに努めた点を功績として称えていますが、僕はこの藤原さんの本にも近いことが言えるのではないか、と思いました。本来人間があるべき姿ではなく、あくまでも時代に合わせた生き方としての「坂の上の坂」の生き方を提示し、それと今の社会の人々の生き方と照らし合わせることで、今の社会の問題点を指摘する。これは全く同じ構造だと、読みながら思いました。

    本を読み終わった後感じたのは、この方は、自分経営(早稲田の名物授業)的に言えば素ダコとタコツボのレベルがとても高い次元でバランスの取れている方なのだと、思いました。

    自信の将来について考える上でとてもヒントになる一冊だと、思います。

  • 【読書その14】リクルート出身で都内で義務養育初の民間校長として杉並区立和田中学校校長を務めた藤原和博氏の著書。自分自身の生き方について、長いスパンで考え方の棚卸をする必要があると痛感。

  • No.534
    やっぱり幅広く活躍してる人は違うな。

  • まさに私達世代へのメッセージ。子育てが終わり、自分の生き方を見直しつつ世の中とのかかわりを考えなきゃ~。

  • 坂の上の坂

    元リクルートフェロー、元杉並区立和田中学校校長の藤原さんの本。
    過去あった「老後」という「坂の上の雲」が、
    高齢化や医療の進歩でまだまだ時間は長く、走り続ける必要のある「坂の上の坂」になると説く。

    藤原さんの主張は講演、諸本でも一貫していて、
    ・「正解のない時代」→「納得解」を紡ぎだす能力
    ・相手と自分の間に「リンク」を張る
    ・「ナナメ」の関係を作り出す
    「正解」のあった過去の思考様式を自分自身、子供世代、孫世代に紡いでゆくか。



    以下読書メモ。
    ーーーーーーーーーーーーーー
    ・SSK(接待・査定・会議)に人生をスポイルされることはこれからは逆にリスク
    ・自ら危機を演出することで「入射角」を急にすると「反射角」も急になる
    ・正解主義・前例主義・事なかれ主義を捨て、各人の「幸福論」を編集する
    ・投じるのは「資本」でなく「気持ち」。自分の「思い」を加えることで無価値のものに価値を与える
    ・タダでやっておいた方がいい仕事がある

  • キーワードメモ

    「会社内自営業者」
    「自分の居場所・疎開先・コミュニティへの参加」
    「パートナーとの関係」
    「本を出す。講演ができるレベルになる」

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著者プロフィール

藤原和博(ふじはら・かずひろ)
「朝礼だけの学校」校長。1955年東京生まれ。1978年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。メディアファクトリーの創業も手がける。1993年よりヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。2003~08年、杉並区立和田中学校で義務教育初の民間校長を務める。2008~11年、橋下大阪府知事の特別顧問。2014年から佐賀県武雄市特別顧問。2016~18年、奈良市立一条高等学校校長を務める。

「2021年 『「人生の教科書」コレクション全10冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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