あずかりやさん (ポプラ文庫 お 15-1)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 2978
感想 : 236
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591145272

感想・レビュー・書評

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  • 大山淳子さんの本には穏やかで優しく寄り添ってくれる人が出てきます。現実の世界で、こんな人に出会えたらと思ってしまいます。

  • つくも神からヒントを絵のかな?

  • 目の見えない店主が一日100円でものを預かる『あずかりやさん』というお店で起こる物語。

    一人称が物(自転車だったり暖簾だったり)というのが面白いなあと思いました。そしてあずかりやさんの一貫したお話ですが、その中で短編のようになっており読みやすい本でした。それぞれの内容もおもしろく読み進めることができました。

    ですが、他の作品を続けて読む気にもなりませんでした。またいつか読みたいと思ったら他の作品も読みたいなと思います。

  • 3.2

  • 盲目の店主が、1日100円でなんでも預かるというあずかりやさん。1人称でお話が進むのですが、それがのれんだったり自転車だったりというのがおもしろいと思いました。あずかりやさんに来るお客さんたちはそれぞれに事情を抱えて物を預けに来る。店主は余計な詮索はしないけど、心を込めて預かる。そして、お客が語ればその話に耳を傾ける。
    5つのお話にエピローグで構成されていますが、私は「トロイメライ」が良かったです。

  • 目の見えない店主が営むあずかりやさん。
    何かに悩んだり行き詰まってる人が預けものをし、ちょっとだけ心の重荷も下ろして行く。
    登場人物がゆるくリレーしていて、なぜか心を持つモノたちが進行役となり物語が進む。
    連作のようなので、続きも楽しみ!

  • 図書館で気になったので手に取ってみた。
    目の不自由な主人公が営む「あずかりやさん」での心温まる物語の数々。こういうほのぼのした本ってふと読みたくなることがあるよねー。続編もあるみたいだし、読んでみようかなぁ

  • 2022.6.9(図書館)

  • 読みやすいし、色んな角度から話を進めていて心もあったかくなる

  • ○読み終わって感じたこと
    普段よりやさしい気持ちになりました。ハラハラする展開やドキドキする場面もあったけれど、最初から最後まで、悪意が無くて。もしかしたら悪意を持っている人もいたのかもしれないけれど、店主が淡々としているからか、読者が余計な詮索をする必要がなくて、負担なく読み進められました。この本に出会えて良かったと思いました。
    ○おもしろいと思ったシーン
    物語の語り手は人間じゃないところから、すごくわくわくしました。ミスタークリスティの最後のシーンがとても好きです。クリスティが不器用な自転車屋の愛に気づくシーン。あずかりやの店主と比較して描かれていた自転車屋が、クリスティにたくさんの愛を注いでいたことに気づく、その瞬間を切り取った言葉が、本当に綺麗でした。

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著者プロフィール

東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年、『猫弁~死体の身代金~』にて第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー、TBSでドラマ化もされた。著書に『赤い靴』、『通夜女』などがあり、「猫弁」「あずかりやさん」など発行部数が数十万部を超える人気シリーズを持つ。

「2022年 『犬小屋アットホーム!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大山淳子の作品

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