あずかりやさん (ポプラ文庫 お 15-1)

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  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591145272

感想・レビュー・書評

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  • 美しくて優しくてあたたかいお話。面白くて一気に読んでしまってなんだかもったいない気持ち。

  • ただただ預かってほしいことってあるかもしれない。
    捨てる、は忍びないから、少しの間手放す。結果、永遠に離れることになっても、捨てることとは心持ちが違うはず。

    石鹸さん、つらい…。
    オルゴールの話は好き。正体は分かりやすかった。

  • 続編が出るたびに購入する大ファンです!
    机やのれん、黒電話など様々な"モノ"たちの独り言にそってお話が進んでいき、みんな店主が大好き。
    店主の静かな優しさに読者も惚れます!絶対。

  • 明日町こんぺいとう商店街
    和菓子屋桐島→あずかり屋へ
    主人の苗字は「桐島」
    暖簾には「菓子処・桐島」ではなく「さとう」
    初代の時代に「砂糖」が貴重だからと文字って「さとう」と暖簾に入れたとのこと
    父2代目だが和菓子屋を嫌がりサラリーマンとなる
    母2代目、喘息持ち
    3代目桐島透は7歳の時に全盲になった
    両親失踪後1人暮らし
    透17歳の時に「あずかり屋」開店
    心暖まる5つの連作短編集。
    1話目
    語手:あずかり屋の暖簾
    あずかり屋開店当時の話
    来店者
    柿沼奈美(小学生):紙(書類?)
    相沢さん:あずかり屋に通う点訳ボランティア
    真田幸太郎:新聞紙に包まれた物
    男の子(中学生?):赤い服を着た咳をする女性からの鞄
    相沢さん:タイプライター

    2話目
    来店者・語手:高校生笹本つよしが毎日預ける自転車
    笹本つよしは1話目の男の子
    父からの自転車ミスタークリスティ
    母からの自転車
    高校の駐輪場での隣りの荒井さんのママチャリ

    3話目
    語手:あずかり屋内のガラスケース
    来店者
    企業の社長、息子、執事
    遺書、オルゴール
    白猫→のちに社長と名付ける

    4話目
    来店者・語手:1話で登場する10歳の女の子の17年後の女性:柿沼奈美
    2話目の笹本つよし:腕時計
    本「星の王子さま」

    5話目
    語手:あずかり屋で預かっている白猫
    来店者
    石鹸の匂いのする女性(名前を聞き忘れる):木箱に入った本「星の王子さま」

    エピローグ
    老猫
    次作期待のプロローグ

    特別収録:ひだりてさん

  • この物語では店主目線は語られない、だからこそ語り手から店主の人物像がえがかれるのだがこの時何を思っていたのか、何を感じていたのかは本当のことは誰も知らないだからこそ想像し語り手と同じように見守るような気持ちで読みました。読むと優しくなれるおススメの小説です!

  • 初めましての大山淳子さん。
    1日100円で、何でも預かってくれる「あずかりやさん」が舞台。
    語り手が「のれん」や「自転車」「ガラスケース」など生き物ではないものも多く、それがとても面白かったです。
    引き続き、続編も読みたいと思います❁⃘*.゚

  • 猫弁シリーズが好きでこちらも。
    語り手さんの正体に初め戸惑ったが、ほほぉ~となり読み進め、章ごとに語り手さんも代わり面白く読ませていただきました。

  • 読むのは2周目。自転車の話がすごく印象に残っている。心温まるお話の中に、たまに飛び込んでくる事件性のあるエピソード。それでも物語のペースが変わらないのは、店主の人柄のおかげ。何年も積読している続編を読むぞ。

  • 店主の恋と、エピローグは猫好きには耐え難い感情が…
    色々ダメ…耐えられない…最後救われたということなんだろうけど、その時点で猫の社長は…あの状態に我が子(猫)がなったらと…私は救われませんでした…。
    最後の特別収録で少し癒やされましたが、最後まで苦しい感情のままとなってしまいました。
    最初はほんわかした気持ちにしてもらえたのですが…猫が絡んだあとダメになってしまいました。猫飼いさんは注意かもですね。

  • かわいいブックカバーに惹かれて手に取ったら、あずかりやさんというなんとも気になるタイトル。
    いろんな人間模様が描かれるほっこり温かいお話で、店主の誠実な人柄がなんとも気持ち良くて。
    1話目、2話目と読み進むうちにどんどんハマって、あっという間に読んでしまった。

    勢いで3冊目まで買っていて良かった。
    次を読むのも楽しみ♪

    かわいいブックカバーにして素敵な本に出会わせてくれた、栃木の本屋さん「うさぎや」さん(店名もかわいい!)に感謝(*^^*)

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著者プロフィール

東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年、『猫弁~死体の身代金~』にて第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー、TBSでドラマ化もされた。著書に『赤い靴』、『通夜女』などがあり、「猫弁」「あずかりやさん」など発行部数が数十万部を超える人気シリーズを持つ。

「2022年 『犬小屋アットホーム!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大山淳子の作品

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