イスラーム: 知の営み (イスラームを知る 1)

著者 :
  • 山川出版社
3.58
  • (1)
  • (5)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 58
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634474611

作品紹介・あらすじ

固有で共通の特徴がある一方、地域的な差異も大きいイスラームの"統一性と多様性"に視点を定め、ムスリムによる知の営みの諸相をたどり、イスラームとは何かを解き明かす。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • <シラバス掲載参考図書一覧は、図書館HPから確認できます>https://libipu.iwate-pu.ac.jp/drupal/ja/node/190

  • http://naokis.doorblog.jp/archives/primer_of_Islam.html【書評】『イスラーム―知の営み』〜わかりやすいイスラム入門書(前半)
    http://naokis.doorblog.jp/archives/jihad_and_algebra.html【書評】『イスラーム―知の営み』〜わかりやすいイスラム入門書(後半)


    イスラームの宗教、歴史を体系的に理解できた。良書。

    <目次>
    イスラームの統一性と多様性
    第1章 イスラームの誕生
    第2章 イスラームとは何か
    第3章 歴史のなかのイスラーム
    第4章 イスラームの知と文明
    第5章 イスラーム変革の努力
    コラム
     カーバ神殿のキスワ
     カリフの3つの称号
     イブラーヒムの回心の物語

    2015.02.15 借りる。
    2015.02.26 読書開始
    2015.02.27 読了

  • シリーズもの

  • イスラームの歴史・文化・宗派などについて、コンパクトにまとめてある1冊。簡単にイスラームについて見渡したい方にはぴったりだと思います。久しぶりにイスラームのことをもっと勉強しようと思ってまず読んだので、よい復習になりました。

  • 自分たちの身を守ろうと努力をしているのに、
    他の国から自分たちを脅かすものが攻めて来る、
    それも、自分たちの神を語りながら・・・

    神の愛を受けているはずの自分たちが、
    圧倒的な武力(ナポレオンのエジプト遠征)の前に
    疑心暗鬼に陥るわけです。

    そこで、
    『コンラーン』の解釈を巡って争いが起こり、
    それが現代にまで続いている状況ではないでしょうか。

    http://www.tv-aichi.co.jp/bp/wadatti/?p=9284

  • イスラームについての基礎的な情報を、歴史家の視点から簡単にまとめたもの。入門書として手に取るのが良い。

  • [ 内容 ]
    固有で共通の特徴がある一方、地域的な差異も大きいイスラームの“統一性と多様性”に視点を定め、ムスリムによる知の営みの諸相をたどり、イスラームとは何かを解き明かす。

    [ 目次 ]
    イスラームの統一性と多様性
    第1章 イスラームの誕生
    第2章 イスラームとは何か
    第3章 歴史のなかのイスラーム
    第4章 イスラームの知と文明
    第5章 イスラーム変革の努力

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • イスラーム王朝の変遷についての最適な解説書が以前紹介した関眞興氏の『読むだけイスラム史』だとしたら、この本はイスラームという宗教についての最適な入門書であると言えます。高校世界史や倫理の教科書レベルからさらにもう一歩知識を深めたいと思ったとき、この本は非常に役立ちます。例えばムスリム(イスラーム教徒)の義務とされる「六信五行」についての詳しい説明やイスラームの指導者“カリフ”“信徒の長(アミール・アルムーミニーン”“イマーム”の違いなど。また、まったく私の勘違いでしたが、シーア派においてカリフは「アリーとその子孫以外認めない」というのは教科書にも書かれてある説明ですが、私はこれをアリー以後の話だと思い、それ以前のいわゆる「正統カリフ」(アブー=バクル、ウマル、ウスマーン)については「正統」という言葉に惑わされ、またシーア派が形成されたのがウマイヤ朝であることから、シーア派でも認められていると勘違いしていました。シーア派においてはアリー以外の「正統カリフ」は「簒奪者」ということらしいです。とにかく、世界史や倫理を深く理解する第一歩としてこの本は一押しです。
    ※雑学ですが、この本でラクダが一度に運べる荷物の重さが約250キロであることを知りました。最近は「草原の道」「オアシスの道」「海の道」というユーラシア大陸の東西をつなぐ交易ルートについてよく出題されてますが、その解説をするときにネタとして使えそうです。

  • イスラムへの回収手続きは簡単。2人以上のムスリムの証人を前にして、「アッラフー以外に神はない。ムハンマドは神の使徒であることを私は証言します」と言えばムスリムになれる。

  • ユダヤ教、キリスト教との位置関係が解りました。

    また、当初は、武力でもってイスラムの礎を築いたとのことも解りました。

    後は、歴史的な展開、枝分かれも事実をおって説明がされていてイスラームの入門書としては最適だと思います。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

東京大学東洋史学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学、早稲田大学で教授を歴任。東洋文庫研究部長。史学会理事長を務める。文学博士。東京大学名誉教授。専攻は、アラブ・イスラーム史。著書に『中世イスラム国家とアラブ社会』『マムルーク』『イスラーム世界の興隆』『イスラームの国家と王権』ほか多数ある。1942~2011。

「2011年 『イスラームの「英雄」 サラディン――十字軍と戦った男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐藤次高の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×