- Amazon.co.jp ・本 (683ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652077467
感想・レビュー・書評
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まずナサニエルの根性がさらに曲がってしまっているのにビックリ。
欲にまみれた大人達の中で生活しているからそうなるのも無理は無いかなぁ、とは思うけど。
一生懸命背伸びしているようなナサニエル、あたしは良いと思いますよ。
今回はミステリー要素たっぷりで前巻の軽快さは前よりは無くなっているけれど本格ファンタジーなのに読みやすい、読みやすいのにそれほど子供向けじゃないって言うのは健在で嬉しかったです。
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2006.10
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ナサニエルが成長していてちょっとビックリしました。笑
バーティミアスは相変わらず減らず口をたたいていて面白いです!
一巻の「サマルカンドの秘宝」で登場した謎の子供達の正体も分かりとてもワクワクしました。 -
秘宝の続き
バーティミアスがんばりすぎ! -
今度はレジスタンス団がグラッドストーンの墓に潜入。そこを守るホノリウスが大暴れ。
ホノリウスのキャラは非常に愛しい。
ロンドンに残ったキティは何をするのか。
ナサニエルが更生しますように。
最後の展開がとても好き。 -
最初、この表紙はなんだろうと思いました。副題のゴーレムには見えないし。しかし、読み進めるうちに、わかった瞬間、怖いなと思いました。何が怖いかはネタバレするのでひかえますが、今後、バーティミアスとナサニエルの関係がますます気になりました。急いで、次を読まないと。
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シリーズ第2弾!!
またもやバーティミアスが頑張ります☆ -
主人公の新米魔術師ナサニエルと、彼に召喚された魔神(ジン)・バーティミアスの冒険活劇を描いた、コメディテイストのファンタジー/第2部。
前作『サマルカンドの秘宝』では、ナサニエルとバーティミアスの二人の視点で物語は進行していきましたが、今作は更に一般人の少女キティを交え、更に深みを増しています。
そう、前作は魔術師同士の醜い争いであったのが、今作では更に魔力を持たない一般人が一枚かんでいるのです。それも、傲慢な治世を蔓延らせている魔術師に対抗する『レジスタンス』として。
また、ナサニエル、バーティミアスに襲い掛かる数々の危機。キティのレジスタンスとしての行動を巧みに利用する黒幕。誰が敵で誰が味方か分からず、様々な思惑や疑念が飛び交います。
果たして、迫り来る脅威の元凶は誰なのか?
コメディとはちょっと一線を画した、ファンタジーながらもミステリーを色濃く表に出している小説に仕上がっています。
残念なのが、ナサニエル君の根性がひん曲がってしまっていること。
まぁ、彼の師匠やライバルや同僚も、同じように権力に媚び諂うばかりの人間なので、自然と彼もそういう色に染まってしまう恐れがあるのは否めませんが……
ただ、彼はこんなことで人間的に躓くものではないと信じています。
物語はいよいよ佳境に差し掛かりますが、きっと、最後の最後で、彼の飛躍的な人間的成長を垣間見ることができるのでしょう。 -
バーティミアス三部作の二作目。1巻で登場したあの人物も話の中心に加わり、意外な方向へ展開していく。
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悪魔召還ものってことで、ジャンルにしてみれば
ファンタジーなのだろう。
第一巻は「サマルカンドの秘宝」
これは第二巻にあたる。
幼き魔術師は14歳になり若きエリート魔術師となっていた。
物語の背景は魔術師により支配されたロンドン
繰り返されるテロ事件に翻弄され悩んだあげく
またもや悪魔「バーティミアス」が召還される。
「バーティミアス」は以前と違って未熟で青臭い主人が
野心溢れるいけ好かない人間になってしまったことに
戸惑いを覚えながらも、いつものごとく仕方なく主人の命令に従う。
このシリーズの見所といえば、その意地悪な悪魔バーティミアスの毒舌と
若き未熟な主人公とのやりとりのおかしさ
やけに人間臭いバーティミアスの言動。
だいたい外国ものと言えば映画にしても
子供の勇敢な姿というものを売りにしたものが多い。
正義感に燃える子供が大人になるにつれ
ずるさを覚えていく。
それゆえに苦悩する。
ワクワクする展開と、主人公の成長と両方楽しめる作品でしょう