バーティミアスII ゴーレムの眼

  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (683ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652077467

感想・レビュー・書評

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  • 冷血で可愛げのないナサニエルがより
    可愛げがなくなって、鋭利な刃物のようになっている。
    しかし、次第に彼の中に変化が訪れる。
    世界も激動の時を迎え、最終巻へ流れ込んでいく。

    全巻出版されるまで待った甲斐があった!!

  • バーティミアスII ゴーレムの眼
    ジョナサン・ストラウド
    理論社(2004-11-24)

  • ナサニエルがうざくて読むのに大分時間がかかったのを覚えてる。キティ強くていいなぁ…。バーティミアスお疲れ。

  •  まあ、普通。やっぱり続編ってのは最初のよりは劣る。訳者は続編でもすばらしいって感想みたいだけど。 ナサニエル、前作より鼻持ちならない。主人公のくせに嫌なやつだ。いろいろな謎がまだ未解決なので、次回、明らかになるでしょう。

  • ゴーレムの質感がよく描かれていて、まるで触れたみたいです。 

  • 2巻は魔法に抗体のある少女キティの出番が増え、バーティミアスの出番がやや少ないので勢いが少し落ちた感はあるが、大英博物館でのゴーレムとの戦い、羽根を生やして(黒くない!)骸骨くんの攻撃をひらりひらりと交わしバトルするバーティミアスは変わらずとても魅力的です! 

    俺は凄いんだ!最高だ!と叫んでいる俺様なのに敵の力はちゃんと認めていて、無謀なことはせず冷静さを保っている、そしてちゃめっけのある愛しきバーティミアス。彼に触れているだけで元気を貰える、そして離れたくないと思う、そんな本です。

  • ナサニエル! ちょ! バカー!!(笑)
    一巻より明らかにヘタレ度が増して空回りしまくってる(笑)
    なんて可愛いやつなんだ、もう!

    前回、サマルカンドのアミュレットをめぐる件のおかげで、主人公ナサニエルは、デバルー首相のお気に入りとして政府の仲間入りをしていやがりました。
    ここは誠に喜ぶべきところ。しかし、一巻でもチラッと出てきたキティという女の子が物語に絡んでくるあたりで、「していやがった」の暴言まがいを吐きたくなる気持ちはわかると思う。
    キティ、彼女こそが第二巻のもうひとりの主人公。
    ナサニエルは仕事で《レジスタンス団》の反政府行動に頭を悩まされるのですが、その《レジスタンス団》こそが、我らがキティの所属する魔術師大嫌い軍団で。
    ナサニエルは彼らを捕まえて自分の出世の道をなんとかはっきりさせようと奮闘するのですが、もともとプライドが高く子供っぽい性格の彼。同僚に友達も居なければ上司にも毛嫌いされ、なんだかんだ手助けしてもらえずひとりで空回りしっぱなし!
    そんな矢先。さらにナサニエルを悩ませる問題が発生しまして。
    ロンドンのあちこちで今までのテロの規模じゃない爆発や騒動がひっきりなしに起き、ナサニエルは「これは今までの《レジスタンス団》のしわざじゃない」と弁解するのですが、なんとか生意気なナサニエルをいじめたい上司たちは「すべてはお前がさっさと《レジスタンス団》を捕まえないせいだ!」と言って、ナサニエルの立場をなくそうとします。
    切羽詰まったナサニエル。ここでついに、再び因縁のジン、バーティミアスを召還することになるのです。

    さて、いっぽうキティのほうはというと。
    キティは幼い頃、幼なじみのヤコブと遊んでいたところ、偶然通りかかった魔術師の車を傷つけてしまい、悪魔がやられるような魔法の罰を全身に浴びてしまいます。
    しかし、その燃える業火の中で、キティはなぜか無事に助かり、親友のヤコブは重症。
    いくらなんでもやりすぎだと憤慨したキティは、自分たちに危害をくわえた魔術師を周囲の反対を押し切って訴えるのですが、さすがは魔術師中心の世界。一般人のキティは逆に有罪になってしまい、多額のお金を搾り取られることになってしまいます。
    そんなとき、貧しい家柄でお金を払えずにいたキティのもとへ、不思議な老人が近づいてきて、魔術師中心の世界をぶっ壊す《レジスタンス団》へ誘うのです。

    キティの《レジスタンス団》を追うナサニエル。ナサニエルなどの魔術師を憎むキティ。
    二巻序盤のストーリーはこんなもんですが、そこにゴーレムやらグラッドストーンの杖やらの最強アイテムが次々と問題をおこし、物語は面白さに拍車をかけて進んでいきます。
    いやぁ、今回はとにかく、キティが大好きになった!
    自分の罪にさいなまれながらも、正義感溢れる志しを貫くキティ。
    一方ナサニエルはまだまだがきんちょで、がんばってはいるんだけど、ちょっとそこ間違ってるよー、みたいなね。そういう未熟な点の多い頭でっかちさん。
    まぁ、バーティミアスと一緒で、根はイイヤツなもんだから、応援したくなっちゃうんですけど。

    もちろん、今回もバーティミアス大活躍でした。
    ナサニエルとはすっかりお友達だし、キティにも何気に優しくして、それでいてブラックユーモアを忘れない君が大好きだっvv(キモイ!)

    三巻はさらにこの三人がかかわって、大騒動巻き起こすみたい。
    超楽しみ! もう、ナサニエルなんかいじめられちゃえばいいのに!(褒め言葉)

  • 悪魔なお話の2巻です。(笑)
    ハリーポッターが流行っている傍らに出てた作品って感じで
    内容も魔法やら悪魔やらと結構かぶる部分も多いのですが
    自分的にはハリーポッターより好きな作品です。
    悪魔好きなら読む価値有り。

  • “サマルカンドの秘宝事件”から2年、
    ロンドンの街はたびかさなる爆破事件に悩まされている。
    魔術師の支配に抵抗するレジスタンスのしわざなのか?
    若きエリート魔術師となった14歳のナサニエルは、
    捜査にのりだした。
    首謀者と目されたのは不思議な力をもつ少女キティと
    その仲間だった。魔術師に恨みをいだく彼らは、
    墓地に眠る“グラッドストーンの杖”を狙っている。
    無策な上司にかわって“妖霊による夜間パトロール”を
    指揮するナサニエルだが、たよれる妖霊がいない。
    悩んだ末、彼はふたたびあのバーティミアスを召喚する…。
    いっぽう、正体不明の凶悪な化け物が
    ロンドンを破壊しはじめた。
    何者かが、土くれの巨人ゴーレムの目に呪文をふきこみ、
    復活させたのだった。

  • 1巻同様、最初はおもしろくなーい。なんと言うかこの小説、ぶっちゃけ文章が好きじゃない。小説にとって文章が気に食わんなんて致命的。これは原文からしてこんな感じなのか、はたまた翻訳者の腕が悪いのか…。 でもちょーど物語の動き出す200ページからラスト600ページまでは怒涛の展開を見せてくれるので、ページをめくろうめくろうと指が慌てる。気がはやる。1巻も2巻も、ラストこれどー終わるの!?ってハラハラする気持ちがものすごくって、で、一気に収束に向かってスカッ!とした。

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著者プロフィール

イギリス、ベッドフォード生まれ。7歳から物語を書き始める。子どもの本の編集者をしながら自分でも執筆。「バーティミアス」三部作は世界的なベストセラーになる。著書に『勇者の谷』(理論社)、「ロックウッド除霊探偵局」シリーズ(小学館)などがある。現在は家族とともにハードフォードシャーに暮らしている。

「2021年 『スカーレットとブラウン あぶないダークヒーロー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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