バーティミアス (3) プトレマイオスの門

  • 理論社
4.12
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本棚登録 : 1397
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  • Amazon.co.jp ・本 (638ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652077696

作品紹介・あらすじ

長びく戦争と魔術師の支配に、市民の不満は高まっている。「サマルカンドの秘宝事件」「ゴーレム事件」での活躍により、ジョン・マンドレイクことナサニエルは情報大臣にまでのぼりつめた。政府の要人らしいふるまいもすっかり板についたが、あの日ゴーレムから自分を救うために死んだキティという少女のことがいつも頭をはなれない。いっぽう、ひとりロンドンに潜伏するキティは、変わり者の魔術師の屋敷で働きながら、『プトレマイオスの門』という古い本にヒントを得た"ある計画"を着々と進めていた。ナサニエルに解放してもらえないバーティミアスの成分はもうぼろぼろ。古い友人との思い出をなつかしむ日々だ。そんなある日、初めての相手に召喚された。ペンタクルに立っていた人物はなんと-。この展開、このラスト、この感動…史上最強ファンタジー3部作ここに完結。

感想・レビュー・書評

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  • 最期のシーンが良かった。どんどん良くなっていくナサニエルの姿にも感動。

  • 長びく戦争と魔術師の支配に、市民の不満は高まっている。「サマルカンドの秘宝事件」「ゴーレム事件」での活躍により、ジョン・マンドレイクことナサニエルは情報大臣にまでのぼりつめた。政府の要人らしいふるまいもすっかり板についたが、あの日ゴーレムから自分を救うために死んだキティという少女のことがいつも頭をはなれない。いっぽう、ひとりロンドンに潜伏するキティは、変わり者の魔術師の屋敷で働きながら、『プトレマイオスの門』という古い本にヒントを得た“ある計画"を着々と進めていた。ナサニエルに解放してもらえないバーティミアスの成分はもうぼろぼろ。古い友人との思い出をなつかしむ日々だ。そんなある日、初めての相手に召喚された。ペンタクルに立っていた人物はなんと――。この展開、このラスト、この感動……史上最強ファンタジー3部作ここに完結。
    原題:The Ptolemy's gate
    (2005年)

  • 切なくも綺麗に纏まったと思う。すごく寂しくなった。

  • バーティミアス 三部作
    最終巻 プトレマイオスの門
    かなり厚い本で 読み応えのある本だったが
    集中して読んだので 読み終わるまで時間かからなかったと思う
    異世界はかなり遠くにあるイメージがあるけど
    実際は、そんなに遠くなくて…すぐ隣にあるような…パラレルワールドなのかもしれない
    なんといっても、成分に区別や差別がないということが妙に興味深い
    地球上の現世は区別や差別だらけだから
    未来はそれらを克服して、すこしでも住みよい国にしていかなくちゃ
    ナサニエルは若いけれど勇気がある。
    魔術師になっていなかったとしても、きっとどこかで生きているはずだ。

  • ナサニエルも
    キティも頑張りました
    長さも気にならない
    面白かった!!

  • 権力を求め、まさに魔術師的な考え方や振舞い方をするようになったナサニエルからは、アンダーウット夫妻と暮らしていたころの少年の面影はほとんど消えかけていた。
    ナサニエルがそんな自分に気づき、昔の思い出を求めてラッチェンズ先生のもとへ会いに行ったとき、ラッチェンズ先生はナサニエルのことを魔術師ジョン・マンドレイクとして扱った。先生はマンドレイクのしていることが許せなかったのだろうけど、その先生の態度から、ナサニエルはもう自分が取り返しのつかないところまできてしまったと悟ったのだと思う。
    ナサニエルは子供の頃から魔術師になることを定められ、その道を進んでいくうちにもうどこにもいけないところにまで来てしまった。ナサニエルがガラス宮殿で<杖>の力を解放するとき、バーティミアスを解放したのは、バーティミアス自身を大切に思っていたからだけでなく、かつての自分、少年ナサニエルも一緒に解放しようとしたんじゃないかと思った。

    プトレマイオスほどの絆は、ナサニエルとバーティミアスの間にはなかったかもしれない。でも、バーティミアスにはこのかわいそうな少年のことを忘れないであげてほしい。ナサニエルは本当に、よく頑張ったと思う。






    うわあああああああああナサニエルーーーーーーーーーーー!!!!

  • こんなにも潔く切ないラストのファンタジーが、あったかな?!!

  • 小学4・5年生時の超愛読書

  • 最後!!!!!
    今まで出てきた登場人物達がここに集結!!って感じww
    なんといってもラスト!!!!!!
    友情ここにありっ!!!って感じで大泣きして次の日の朝は大変でしたw
    最後の章だけ何回も読んだりしてww
    ハリーポッター、ダレンシャンに並ぶ面白さだった。

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著者プロフィール

イギリス、ベッドフォード生まれ。7歳から物語を書き始める。子どもの本の編集者をしながら自分でも執筆。「バーティミアス」三部作は世界的なベストセラーになる。著書に『勇者の谷』(理論社)、「ロックウッド除霊探偵局」シリーズ(小学館)などがある。現在は家族とともにハードフォードシャーに暮らしている。

「2021年 『スカーレットとブラウン あぶないダークヒーロー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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