シャーロットのおくりもの

  • あすなろ書房
4.07
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感想 : 97
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751518892

感想・レビュー・書評

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  • 誰が主人公?
    このこぶたちゃんは、こんなに美味しそうな残飯を食べているの?
    今読んでも何度読んでも幸せになる。

    #小学生

  • 表紙の女の子がシャーロットだと思ってたら全然違うしじゃあブタの名前?と思ったらそれも違ってなるほどね〜って感じだった
    一応最初は女の子が主人公っぽい感じで進むけどかなり序盤からずっと動物目線で話が進んでて珍しいな〜と思った

  • 読むまでは、この表紙の女の子がシャーロットだと思っていた。なんと、蜘蛛だったとは。どの動物にもある生と死が描かれる。命は繋がっていくものなんだね。次に繋げるために生きるんだ。

  • リアリズムと抒情性、ファンタジーの融合。

  • シャーロットが人間ではなくて蜘蛛というのが素敵だ。

    ファーンが助けた命を結局6ドルで売ることになるなど
    人間に振り回される動物たちに申し訳ない気持ちになりつつ
    賢いシャーロットが子豚のウィルバーと友達になり、彼を助けると約束し
    その約束を本当に守ってくれるところが優しくきれいな物語。

  • 4-7515-1889-5
    C8397\1500E

    シャーロットのおくりもの

    2001年2月10日 初版発行
    2006年5月16日 25刷発行

    作者:E.B・ホワイト
    画家:ガース・ウイリアムズ
    訳者:さくまゆみこ
    発行所:あすなろ書房

    カバー扉より
    静かな農場の納屋に住む
    子ブタのウィルバーと
    クモのシャーロット。
    ある日シャーロットは、
    ハムにされる子ブタを救うため、
    「奇跡」を起こします。
    --------------------
    手にしたきっかけ
    12分の1の冒険の4巻にで主人公たちの会話に出てきた児童書が2冊あり、そのうちの1冊。(もう1冊はクローディアの秘密)クローディアの秘密は以前読んだときに十分に楽しめたので、こちらの本も楽しめるかな?と期待して手にしてみました。
    --------------------------
    あとがきによると、この作品は『ファンタジーの古典』なのだそうです。
    この作品のは1952年
    他には「スチュアートの大ぼうけん」があり、著者名検索では「いつだってそばに」「白鳥のトランペット」があるようです。同姓同名かもですが。
    ---------------------
    Some Pig
    「たいした ぶた」
    Some にはそんな意味もあったのかw
    生活の根底に神様がいる暮らしの人たち、(地域・時代)が舞台になってます。同じ環境にある人達は物語にすんなり入っていけるでしょう。

    できそこないの小さな子ブタ ウィルバーと名付けられ、農場の女の子ファーンによって命拾いし、一時期をお互い大切に思いあって過ごし、ファーンもウィルバーもそれぞれ別の世界で暮らし始める。
    ウィルバーはクモのシャーロット(覚えにくく間違えやすい名前じゃなくてよかった)と仲良くなり、シャーロットの知恵と頑張りによって命をつなぐ。
    シャーロットは卵を残し、春にそのうちの3匹がシャーロットの居た場所に巣をつくる。ほかのたくさんのシャーロットの子どもたちは、自然の摂理に従って、気球に乗って旅立った。ウィルバーはシャーロットの子ども、孫にも合う事ができました。
    シャーロットの子どもたちに伝えた言葉にはウィルバーの気持ちが表れていました。
    「ジョイ!アラネア!ネリー!納屋の地下へようこそ。君たちは、網をかける場所として、神聖な戸口を選びました。ぼくは、君たちのお母さんが大好きで、尊敬していたことをお話しておきたいと思います。今日ぼくが生きていられるのは、君たちのお母さんのおかげです。シャーロットは、立派で、美しくて、最後まで誠実なクモでした。その思い出を、ぼくは一生大事にしていきたいと思っています。そのシャーロットの娘である君たちにも、ぼくは永遠の友情を誓います」


    シャーロットは住み慣れた納屋ではなく、コンテスト会場で力尽きるのですが、(実際に見かけると、クモという生き物はぞっとしてしまうけれど)このシャーロットは力の限り生きたのだと感じました。
    シャーロットの最初の言葉
    「ねぇ、ウィルバー、友達が欲しいの?私、お友達になってあげるわ。一日中見てたら、あなたの事が好きになったの」
    翌朝にお目にかかるわと言って。その夜のウィルバーは次の日を待ちわび、やっと昨夜の声が聞こえた。
    「ごきげんうるわしくていらっしゃる?」なんとしゃれた挨拶だろう。
    「シャーロット・A・キャヴァティカ」と名乗ったのはクモだった。
    ------------------------
    シャーロットは死にました。で、終わらず。ファーンも成長し、毎日来るわけではなくなったけどウィルバーはさみしくなかった。という終わり方。
    タイトルの「シャーロットのおくりもの」そのものだね。
    児童書だけど、今の私は、細かい文字や、お話の中でも激しい出来事が辛く感じるのでこの作品は良かったです。もう少し語彙があればどんな感じに良かったかかけるんですけど・・・。余韻が残る作品でした。

  • 少しクモが好きになりました。

  • 2さつあります。

  • 原書を読んだ人から『面白かった』という話を聞いて手にした本。

    始末される寸前のできそこないの子ブタが、8歳の女の子に救われてウィルバーと名付けられます。静かな農場の納屋で暮らすウィルバーは、冬にはハムにされてしまうという知らせを聞いてしまいます。友だちのクモ・シャーロットがウィルバーを救うために奇跡を起こす物語です。

    便利な世の中になった反面、人間関係が希薄化し、利己的な人が増えたように感じます。いかに生きるか、他者のために力を尽くす重要性を教えてくれる一冊。
    ねずみのテンプルトンは、嫌みな奴だけど好きだなあ。

  • 有名どころ、読んでみたくて借りた。

    子ブタのウィルバーとクモのシャーロットは、農場の納屋でくらしている。
    ウィルバーがハムにされないよう、シャーロットは「奇跡」を起こした!

    『子ぶたのトリュフ』を読んだ後で、ブタ繋がりと緊急事態宣言のために気分がのらず、読むのに日数がかかった。
    まず感じたのは、挿し絵がとてもすてきだということ。
    ふるきよきタッチで、普遍的な児童文学の絵ってこういうのだよな、と思いました。
    裏表紙のイラストがけっさく。(とても大切な場面のイラストだと知って、ますますおもしろい)
    文章では、風景の描写が美しくてよいです。
    登場人物について。
    ウィルバーがなんともおばかでかわいい。
    プーと同じカテゴリーなんじゃないでしょうか。
    もちろんいちばんは、シャーロットです。
    「ごきげんうるわしくていらっしゃる?」など上品で、でもときどきおもしろくて、聡明な女性というのはこういうひとのことだと思います。
    シャーロットが起こした奇跡の理由も、納得できるものでした。
    ネズミのテンプルトンが人間くさくて妙なリアリティーがあります。
    あと人間側では、ファーンとエイヴリーがちょっと残念な感じ。
    男性作家がファンタジーの中で女の子(ファーン)を成長させるには、こういう筋にするしかないのかなぁ、エイヴリーは発達障害系かな、とか、もやもやしました。
    命や友情を考える本です。

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