人間は料理をする・上: 火と水

  • NTT出版
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本棚登録 : 624
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757160583

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。少し前から読みたいなあと思っていたのでようやく回ってきて満足。いろいろ勉強になりました。
    近代社会で家庭で料理する時間が減った分、テレビなどでグルメ情報や料理番組を見る時間が増えたというのはなんというか皮肉な感じ。イギリスは素材が美味しい分焼くだけで十分美味しく味わえたのでフランスみたいに何時間も煮たり加工しなくて済んだのだ、という説はちょっと目からウロコでした。そうか、素材が美味しいと手をかけずに済むんだ。ナルホド。

    やっぱりホールホッグBBQは…すごい。いつかやってみたい。無理だろうけど。いつかどこかで開催されたら食べに行きたいけどアメリカの味付けだと甘そうだなあ…。味付けはしなくていいから焼けたお肉だけ渡してほしいですね、うん。
    そしてきっとこの方は圧力鍋とか絶対ダメな人だろうなあなどと思いながら読んでました。
    時短料理とかアリエナイ…なんだろな、きっと。
    巻末レシピにイラン風羊肉の煮込みとか出てるのかなあとワクワクしてたらラグーソースのみでがっかり。これ、日本でいう所のミートソースですよねえ。それにしてもこれだけお肉使えばいい味出るだろうなあとは思いました。下巻も楽しみです。

  • 2015年2月新着

  • 発見、納得、感動…料理の楽しみ(作る、食べる双方)に溢れています。
    純粋に作る、食べるという面だけではなく、その科学的裏付け、さらには料理の社会的な位置づけにも展開されており、そういった筆者の視点が、私自身の料理への興味とリンクして、大いに共感しながら読み進みました。
    そう。
    料理は愛情や暖かさ(だけ)ではない。
    知的活動であり、科学であり、社会への宣言なのだ!

    下巻も楽しみです。

    ”うま味にまつわるもうひとつの謎は、それが多くの食物の味だけでなく、質感―もっと正確に言うと、わたしたちがそれを食べた感じ―も変えることだ。スープにうま味を加えると、より「豊か」に感じられるだけではなく、濃度が増したように思えるのだ。うま味には共感覚性があるらしい。”

  • 【配置場所】工大選書フェア【請求記号】596||P||上【資料ID】91141579

  • 「家で料理をすることは、時間の使い方として、進歩なのだろうか、それとも後退なのだろうか。」
    「今日のレシピに、そして生活に、欠けているのは時間なのだ。」
    「じっくり時間をかけて作った料理には、急いで食べてしまえないような何かがあり、わたしたちは時間をかけてそれを味わった。」

    最近、忙しく生活しすぎなのかなー。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784757160583

  • 20140823 料理する事で人間は進化してきたという話しは共感できる。今の世の中が落ち着かないのは料理を人任せにしてしまった事と相関している仮説も有りだと思う。とりあえず料理始めてみようかな。

  • 2014/7/3ブックフェアにて購入。
    私の料理・食本にランクインするか。NCが出てくるだけですでにアドバンテージがあるが。

  • 上巻は、火を使う料理と、水を使う料理。

    NTT出版のPR
    http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100002297

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著者プロフィール

作家、ジャーナリスト、活動家。ハーヴァード大学英語学部でライティング、カリフォルニア大学バークレー校大学院でジャーナリズムを教える。
著書に、国際的にベストセラーになった『雑食動物のジレンマ』(東洋経済新報社)、『人間は料理をする』(NTT出版)、『欲望の植物誌』(八坂書房)、『幻覚剤は役に立つのか』(亜紀書房)など。『人間は料理をする』『幻覚剤は役に立つのか』はNetflixのドキュメンタリー番組となり好評を博す。
人類学、哲学、文化論、医学、自然誌など多角的な視点を取り入れ、みずからの体験を盛り込みながら植物、食、自然について重層的に論じる。 2010年、「タイム」誌の「世界で最も影響力を持つ100人」に選出。受賞歴多数。

「2023年 『意識をゆさぶる植物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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