造花の蜜

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.30
  • (24)
  • (85)
  • (123)
  • (32)
  • (9)
本棚登録 : 554
感想 : 142
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758411240

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 連城三紀彦さんのミステリーは実はこれが始めて。
    引き込まれてあっという間に読了。

  • 2013.1.5

  • 面白かった。
    なんか急に話が変わって最初の話が置いてけぼりになってしまった感じがあったのが、ちょっと消化不良でした。
    どうなるんだろうと思っていたところから視点を変えられてまとめられてしまったような。
    やっぱり3点かな。
    面白かったんですけどね。

  • 久々の連城三紀彦作品。


    “造花の蜜はどんな妖しい香りを放つのだろうか…。
    その二月末日に発生した誘拐事件で、香奈子が一番大きな恐怖に駆られたのは、それより数十分前、八王子に向かう車の中で事件を察知した瞬間でもなければ、二時間後犯人からの最初の連絡を家の電話で受けとった時でもなく、幼稚園の玄関前で担任の高橋がこう言いだした瞬間だった。
    高橋は開き直ったような落ち着いた声で、「だって、私、お母さんに…あなたにちゃんと圭太クン渡したじゃないですか」
    それは、この誘拐事件のほんの序幕にすぎなかった―。”―帯より。

    ◇嘘つきな蜂
    ◇赤い身代金
    ◇血の交差点
    ◇蜂ミツと蜜バチ
    ◇女王の犯罪
    ◇罪な造花
    ◇最後で最大の事件


    誘拐事件が入れ子式になっていて、読めば読むほど、誰が犯人で、誰が誘拐されてるのかわからなくなっていきました。
    なので、ストーリーの先が気になって気になって…。

    前半が面白かったので、後半が少し物足りなかったかも。

  • 動機はなにか?誘拐の、身代金のトリックは?感情の描写もていねいで、あきさせないストーリー展開。最後の最後まで真実がわからず、さらにどんでん返しに驚かされる。

  • 一気読みでしたが、全く予想外の展開でした。第二の事件にも、犯人にも惑わされてしまい、華麗なマジックを見たような気分になりました。

  • この小説は、最終章を書きたい為に、あの長い本編のような前フリがあったのかも   

  • なんというか、現実の魔術師という感じでしたね。

  • 複雑な家庭環境をもった家族に起こった誘拐事件。
    不可解な内容の誘拐劇には隠された裏の意味があったのだった・・・。

    序盤のなんともゆったりとした展開にちょっと先を読むのがつらくなったが、
    後半事件の真相が明らかになり、さらなる真相が明かされた時にはとても驚かされた。

    そしてラストの最後で最大の事件。
    ここにもすごい仕掛けがあって、大変おもしろかった。

  • 5歳の息子の誘拐から始まって事件は意外な方向へ。
    ストーリー展開はなかなか面白かったけど、なんかしっくりこないような・・・なんだろ。

全142件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

連城三紀彦
一九四八年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。七八年に『変調二人羽織』で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。八一年『戻り川心中』で日本推理作家協会賞、八四年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。九六年には『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。二〇一三年十月死去。一四年、日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞。

「2022年 『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

連城三紀彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×